広報みたか2022年11月6日1面
■年を重ねても安心して暮らせるまちへ
三鷹市は、高齢者一人ひとりが生きがいを持ち、住み慣れた地域で、安心して年齢を重ねることができるよう、地域の住民や多様な事業者・団体などが参画し、互いに支え合い、助け合い、頼り合えるまちを目指しています。
『三鷹市高齢者計画・介護保険事業計画』を3年ごとに策定し、地域共生社会の実現に向けた五つの基本方針を定め、取り組みを進めています。
[問]介護保険課TEL0422-29-9274 高齢者支援課TEL0422-29-9271
基本方針
介護保険制度の円滑な運用
介護サービスの質の確保、介護人財確保の支援など
高齢者の社会参加の促進
三鷹市シルバー人材センター・わくわくサポート三鷹の運営支援、高齢者社会活動マッチング推進事業・生涯学習活動の推進など
健康で安心して生活するためのサービス・活動の充実
介護予防・フレイル予防の推進、移動支援サービスの充実など
認知症の方・家族への支援や理解のある社会づくり
認知症サポーターの養成、権利擁護センターみたかの充実など
地域の支え合いの仕組みづくり
地域包括支援センターの機能充実、民生・児童委員との連携強化、買い物環境の整備など
■高齢者実態調査にご協力ください
現在、第九期の計画策定に向けて次の調査を実施しています。対象の方へ、調査票の送付や訪問面接に伺っていますので、ご協力をお願いします。
◆介護予防・日常生活圏域ニーズ調査
無作為抽出した65歳以上の市民4,000人を対象とした、郵送によるアンケート調査です。
◆要支援・要介護者調査
介護が必要な状態の方から無作為抽出した1,400人を対象とした、訪問面接調査です。対象者には事前に依頼状を送付しています。調査員がご自宅を訪問する際は、調査員証を携帯しています。
■介護フェスタ2022
知ってください介護のこと・介護サービスを上手に活用しよう
「介護サービスについて知りたい」「介護相談をしたい」「介護の仕事をしたい」。そんな声に応えるために、市と市内介護サービス事業者が連携して開催します。
[日]11月14日(月)〜18日(金)午前8時30分〜午後5時15分(18日は4時まで)
[所]市役所1階市民ホール [申]期間中会場へ
◆パネル展示 介護保険やケアマネジャーの仕事、施設、在宅サービスなどの紹介
◆イベントDay [日]11月18日午後1時〜4時
・福祉用具展示会 ・専門家による相談会
■市長コラム「認知症について思うこと」
三鷹市長 河村 孝
とある日、市内にある有名な認知症のクリニックをお訪ねした際、先生から出合い頭に強烈なパンチをいただきました。
「みんな認知症になります。あなたも絶対になりますよ」
私は思わずのけぞり、「予防策やよく効く薬はないんですか」と聞き返しました。先生は「残念ながら予防策はありませんし、これが絶対に効くという薬も今のところはありません」と言うのです。
そのうち、ロビーに集まった方たちが、私に次々と体験談を話してくださいました。いっぺんに記憶が無くなるわけではないこと、認知症への差別を感じたことなど、涙ながらに語る方もいらっしゃいました。先生は最後に「大事なのは誰もが認知症になる可能性があるということです。だとしたら、認知症になっても住みやすいまちをみんなでつくるしかないですよね」と締めくくりました。
三鷹市では小学生を対象に「みたか認知症キッズサポーター」(10面参照)を養成するなど、認知症を正しく理解し、偏見を持たず、温かく見守っていける地域づくりを進めています。また、市内7カ所の地域包括支援センターを中心に、医療・介護・福祉の多職種の皆さんが連携してサポートしています。三鷹市は「認知症にやさしいまち三鷹」を目指しています。これから制定する『人権基本条例(仮称)』でも、中心的な課題の一つです。
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「河村市長に聞いてみた!」
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり