広報みたか2013年4月21日1面
■三鷹らしい風景をめざして 地域の特性を生かした景観づくりを進めます
市では、三鷹らしい景観を生かしたまちづくりを進めるため、今年2月に景観法に基づく「景観行政団体」となり、東京都から景観行政事務を引き継ぎました。このことで、これまで以上に地域特性や市民のみなさんのご意見を反映した、細やかな景観づくりが可能になります。3月には、市内全域を景観計画区域とした「三鷹市景観づくり計画2022」を策定し、開発・建築行為などの際に自然環境やまち並みとの調和が保たれるよう誘導を図るなど、みなさんが心地よく生き生きと暮らせる質の高いまちづくりを推進していきます。
[問]まちづくり推進課TEL内線2863
■6つの景観重点地区とそのほかの区域で景観づくりの基準を定めています
「三鷹市景観づくり計画2022」では、市内全域を景観計画区域として景観づくりの基準を定めています。特に三鷹らしい景観づくりに重要となる地区については、「景観重点地区」に指定し、地区ごとの特性に応じた景観づくりの基準を定めています。これに伴い、新築・増築・改修・壁面の塗り替えなどの際、市に届出が必要になる場合があります。
大沢の里重点地区および国分寺崖線重点地区
大沢の里の自然を保全するとともに、崖線上部や下部からの眺め、緑と水の豊かな環境に配慮した景観づくりを行います。
丸池の里重点地区
かつて失われてしまった仙川の水源の景観を再生した丸池の里重点地区では、核となる公園エリアの自然や農地と調和した景観づくりを行います。
神田川重点地区
連続的な自然の景観を形成している神田川の周辺では、河床の植生や遊歩道と調和した景観づくりを行います。
牟礼の里重点地区および玉川上水重点地区
豊かな地形がつくりだす景観や歴史を感じる景観が残る牟礼の里重点地区では、核となる公園エリアの保全とともに、周辺もこれらの環境に調和した景観づくりを行います。豊かな植生を育む玉川上水重点地区では、緑と水の景観と調和した景観づくりを行います。
届出が必要になる建築行為などについて、くわしくは2面をご覧ください
■市長コラム「景観を守り、生かし、創り、育てるための『ガイドライン』」
三鷹市長 清原慶子
今、新緑の季節を迎えて、武蔵野台地に位置する三鷹市は、野川、神田川、仙川などの河川や玉川上水、国分寺崖線や都立井の頭恩賜公園、国立天文台、国際基督教大学など、緑豊かな美しい風景がある市であることを実感します。
さて、三鷹市は平成25年2月1日より、景観法に基づき、良好な景観の保全・形成を図る自治体である「景観行政団体」としてスタートしました。そして、新たに設置した「景観審議会」での審議を経て、『三鷹市景観づくり計画2022〜三鷹らしい風景をめざして〜』を確定しました。
この計画は、平成22年度からの市民の皆様の参加、そして都市計画審議会等でのご意見を反映してまとめたもので、私たちが美しい景観を守り、生かし、創り、育てていくための計画です。
この計画にそって、三鷹市の「自然」や「農」「歴史・文化」を守り、生かし、まちの「にぎわい」や、私たちにとってかけがえのない「コミュニティ」の景観を創り、育てていくためには、美しい風景や景観づくりに具体的に関わる市民、事業者の皆様の積極的な取り組みが必要です。
そこで、皆様とともに新たな景観づくりをしていくための『景観づくりのガイドライン』をまとめました。これは、どのように美しい景観を生み出していくか、そのヒントをわかりやすくまとめたものです。たとえば、「コミュニティ」についての景観づくりの方針である「地域固有の資源を市民との協働により守り、育てる」ために、「地域のシンボルである大樹の保全」「コミュニティの中の落ち着いた道路空間」などをイメージとして例示しています。さらに、市では景観づくりの専門家である景観アドバイザーに依頼し、市民や事業者の皆様のご相談にのっていただきます。
三鷹市の景観、風景を、三鷹らしく、美しく、暮らしやすいものにしていくために、皆様にこのガイドラインのご活用と、景観づくりへのご注目、ご参画をお願いします。
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