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みたか国際化円卓会議第9期第4回会議

作成・発信部署:企画部 企画経営課

公開日:2017年5月1日 最終更新日:2018年8月7日

この会議は終了しました。

会議名

みたか国際化円卓会議第9期第4回会議

会議の開催日時

2017年2月16日(木曜日)午後6時30分から午後8時30分まで

開催場所

三鷹市役所市議会全員協議会室

傍聴者(人数)

なし

内容

みたか国際化円卓会議第9期 第4回会議録

出席者

委員11名(欠席委員2名)、公益財団法人三鷹国際交流協会事務局長、事務局:企画部企画経営課長外2名
傍聴なし

議事内容

【当日配布資料】

  1. 外国人住民の意識や生活実態に関するアンケート調査結果の速報
  2. 第9期第3回会議録要旨
  3. みたか国際化円卓会議第8期報告
  4. MITAKA CITY NEWS2月号(日・英)

【議事内容】

1 外国人住民の意識や生活実態に関するアンケート調査の結果概要について

 アンケート調査の速報について説明。三鷹市・武蔵野市の18歳以上の外国人住民の各1,000人を無作為で抽出し、9月に調査票を発送した。調査の目的は、生活の中の困りごと・支援のニーズ、地域参加ニーズについて把握するためである。回答数は431件、回収率は21.6%、431人のうち三鷹市在住者は55%である。回答者の属性は、男性が44%、女性が55%、国籍は中国が26%、韓国が18%、アメリカが8%で、この3か国で約半分である。在留資格は、永住者が34.9%、続いて留学生18%と多く、留学生の割合が比較的高いのが特徴。在留期間は10年以上住んでいる方が約半数となった。
 同居者は、在留期間が長いほど、配偶者・パートナーと、子どもと同居している割合が高い、また在留期間が短いほど、一人で住んでいる割合が高い。子どもの年齢は、未就学児童や小学生の子どもを持つ割合が高い。子どもがいると答えた人は、武蔵野市の28.7%と比べて、41.5%と、三鷹市の方が高い。
 職業は、正社員が27%と高い。特に在留期間3年以上10年未満の43.1%は正社員である。
 言語レベルは、自由に話せる言語が、日本語が71.6%、英語が55.8%であり、英語が話せる割合が高いことから、英語表記を優先的に取り組むことは、一定の意義があると考えられる。在留期間3年未満は、日本語がほとんどできない方が1割弱いるが、ゆっくり・片言であれば会話可能な方が約3割となっている。さらに、読み書きでは、ひらがな・カタカナ・簡単な漢字は可能が5割いることから、ルビ入りは外国人には助かる対応だと考えられる。
 生活での困りごとは、在留期間が10年以上が約半数いたことから、困っていることはないとの回答が4割程度あった。しかし、3年未満は、言葉に困っている人が56.1%、友人が少ないが34.6%と高かった。また、子どもがいる人は、子どもの教育に困っている人が20.8%、病院・医療が15.4%と高く、また出産・育児について困っている人も一定数いた。
 困りごととして、医療・教育・防災について聞いたところ、防災面で何らかの困りごとがある割合が81.4%と高かった。医療の困りごとについては、医師や看護師に上手く話せない、受付で上手く話せないが高く、薬の説明がわからないも一定数いた。また、病院の手続きがわかりにくいが在留期間に関係なく、一定数いた。
 子どもの教育ついては、小学生段階のお子さんを持つ家庭が、困っているという割合が30.2%と高かった。
 防災は、在留期間3年未満の約半数が避難場所を知らず、10年以上は約7割が知っているという結果になった。また、子どもありの方が、避難場所の認知度が高かった。防災面で自治体に期待したいことは、在留期間に関わらず、母国語による防災マップや防災グッズを配ること、外国人の避難誘導体制をつくること、安否の連絡ができることが高かった。
 暮らしの状態としては、在留期間3年未満(留学生が考えられる)及び10年以上の約5割が終日市内で生活しており、3~10年未満は56%が市外に出ている状況がわかった。情報収集先は、日本人の知り合い・友人、家族・親戚、同じ国の知り合い・友人が高かった。また、テレビ、SNSも一定数がいた。SNSは特に一人暮らしの人で割合が高かった。相談先は、家族・親戚、日本人の知り合い・友人、同じ国の知り合い、友人の順に高く、三鷹国際交流協会・武蔵野市国際交流協会の割合が、まだまだ低い結果となった。
 地域活動への参加状況として、隣近所や地域の日本人との付き合いについて尋ねたところ、在留期間が長いほど関わりが濃くなっており、10年以上になると、よく話したり、たまに話をする割合が5割以上いた。子どもがいる人の方が、地域との関わりが増えているという結果だった。地域活動への参加経験は、地域のお祭りや町内会や自治会のイベントが高かった。また、これから参加したいこととしては、同じく地域のお祭りや、趣味やスポーツなどの活動、国際交流・異文化交流に関することも高い割合となった。
 行政に期待することとしては、外国語に対応できる医療機関を増やすこと、災害や緊急の時の対応や避難訓練が多かった。また、日本文化について学べる場所をつくる、外国人住民が地域の活動に参加する場を作ってほしいという声が、留学生など、特に在留期間が短い層に多くあった。
 外国人が住みやすい地域にするために必要なことの上位をまとめたところ、三鷹市は、外国語に対応できる医療機関を増やすことやその紹介、日本文化について学べる場が高かった。
【質疑など・フリートーク】
・平成22年度に実施した外国籍市民向けアンケートはどのような結果だったか。
→(委員)みたか国際化円卓会議も関わって行った。留学生に多く回答いただいた調査だったが、困っているという回答はあまりなく、もっと地域の活動に参加したい、日本文化に触れたいという回答が多かった。
・三鷹に留学生が多いのは、ひとつの特徴だと思う。
・大学の文化祭などに、MISHOPのブースがあるといいと思う。日本人の友人に相談する割合も高かったため、日本人の学生も、MISHOPのPRをしたらいいと思う。ゼミ生がウォークラリーやミショップフェスティバルに参加したが、とても好評だった。
・中国人の留学生は、中国語で情報をほしがっているが、お医者さんと話す時は、中国語が通じないので英語を使っているようだ。
・留学生や子どもがいる人が多く困っているのであれば、学校を通じて情報発信することが有効だと思う。
・在留期間3年未満の方の、避難場所の認知度が半分以下という状況である。もう一度、真剣に取り組まないといけない問題だろう。
・特殊な技能が必要かもしれないが、通訳・翻訳ボランティア制度で、医療体制を進めることを前向きに考えてはどうか。
→(事務局)MITAKA CITY NEWS 2月号で、外国語対応が可能な医療機関を紹介している。英語は20か所あるが、中国語、フランス語は1か所という結果になっている。中国語や韓国語の対応は厳しい状況があるかと思う。
・先日税金のことで英語相談窓口を利用したが、英語が通じなかった。通訳の内容が、ボランティアの対応で適するかどうかの見極めが必要だと思う。
・グーグルの同時通訳ソフトが進化すれば、解決につながるかもしれない。
・やさしい日本語についてどう思うか。
→(委員)やさしい日本語を使ってもらえると助かる。
→(委員)日本語に慣れると、ルビは逆に気になる。
→(委員)ルビがあった方がまだいい。読むことができず、聞き取りもできなかった時は、全く理解することができない。
→(委員)永住者や中国系はルビがないほうが便利だと思うが、非漢字系の方や在住3年未満の方には、ルビがあった方が読みやすいと思う。
・日本語が好きだったこともあって、たくさん勉強した。日本語学校の先生や留学生に聞いたところ、テレビから学んでいる人が多かった。
・避難場所のリストを、日本語学校に送ると、認知度が上がるのではないか。
・市の避難場所や浸水ハザードマップは、よくできていると思う。色々な言語のものを作るのはどうか。
・防災無線が聞きづらい。訓練なのか、本当に注意すべきなのかがわからない。以前津波の時に、テレビが色々な言語で注意していたのがよかった。
・住民協議会で、防災組織を作っているが、外国人の方にも参加してほしい。西部住民協議会では、中国人の市民が中国語を教える活動をしている。7つの住民協議会で開催される各コミュニティまつりにMISHOPも出店し、宣伝している。お祭りには、例えば杏林大学の方にも参加してもらえるとありがたい。
・各地域にどの国籍の人が、どれぐらい住んでいるの、知りたい。
・CITY NEWSに住民協議会の活動を載せてほしい。例えば防災訓練についてCITY NEWSで広報すると、参加者が増えるのではないかと思う。
・国際基督教大学には年間120人の留学生が来る。スマートフォンを持っているが、日本の会社と契約せずに、インターネット用として使っている学生が多いと思う。校内はWi-Fiがあるので問題ないが、外に出ると厳しいようなので、フリーWi-Fiが増えてほしい。
・子育てに困っているというのに同感する。市役所に相談し、ファミリーサポートセンターを紹介してもらって解決したが、それまで子どもの預け先に悩んでいた。
・外国では避難訓練をする国が少ないため、外国人は避難という意識が非常に薄いと思う。隣の人に声をかけてもらえれば行こうかとも思うが、避難訓練に外国人一人で行くのはためらわれる。昨年は外国人何人が参加した、などの情報を載せるといいと思う。
・(三鷹国際交流協会事務局長)ミショップフェスティバルでは、大学生や専門学校生に参加してもらったが、友人関係を築くきっかけになっていると感じる。また、5月のウォークラリーでは、様々な国籍の方が入ったグループを作り、協力し合いながら目的地へ行くというイベントを実施している。他にも、日本人向けの多文化理解講座や、LLJ(マンツーマン日本語レッスン)、外国籍の児童・生徒向けの学習支援や通訳・翻訳ボランティアの派遣などを行っている。
 医療に関する通訳・翻訳ボランティアについては、ボランティア登録の際に、医療や防災についての協力の可能性について聞いているが、躊躇する人が多い。
情報保障については、ホームページや広報誌は、4か国語で出されているが、情報を伝えたい人に届いていないと感じることがあるので、市や教育委員会とも連携できないか、今後考えていきたい。また、学校やどこのグループにも属していない来日したばかりの人に情報を伝えることが課題だと感じる。
防災については、防災課が出前講座を実施している。MISHOPへ防災課の職員に来てもらい、やさしい日本語を使って、外国人向けに災害時の対応等について説明をしてもらっている。参加した方にはとても好評なので、今後も続けていきたい。
・同胞から医療に関する問い合わせが年2回ほど受ける。日本に在住している人で、先生から病名を言われたが、日本語で言われた病名がわからないという問い合わせ内容である。間違った通訳はできないため、辞書等で調べてから返事している。薬についても同じ状態である。こういったことから、医療の通訳はとても責任を感じる。
・着物を着たい、日本食を学びたいという外国人は多いと思うため、住民協議会で同様のイベントを実施する時はPRしてほしい。住民協議会に行けば、日本人とふれあえ、料理も学べると宣伝すると効果的だと思う。
・1・2歳健診や、乳児家庭全戸訪問の機会に、外国人向けの情報提供があるといいと思う。
・避難所については、在留期間3年未満の人への啓発を強化するといいと思う。日本語学校や専門学校の授業で、避難訓練を必修で入れるといいのではないか。
・学校のオリエンテーションの時に、MISHOPの方に説明に来てもらえるとありがたい。あわせて防災課の出前講座をやると有効だと思う。
・(事務局)毎年秋の土曜か日曜に防災訓練、出前講座も各コミュニティ・センターにおいて実施されているが、留学生はどれぐらい来る可能性があるか。
→ (委員)金・土は忙しいと思う。日曜がいいと思う。
→(委員)ほとんど行かないと思う。地震の経験がないから、行こうと思わないと思う。
→(委員)授業の一環にするのが一番いいと思う。
→(委員)一か月前にならないと呼べるかわからないが、起震車を呼んでPRすると、外国人は興味を持つと思う。
・ネットワーク大学で、外国人向けに日本語講座を実施することは可能か。
→(事務局)ネットワーク大学には、市の職員を派遣している。MISHOPと連携して講座は検討できると思う。

今後の予定について

次回会議は、平成29年3月17日(金曜日)午後6時30分~午後8時30分に、教育センター3階の大研修室で行う。今期のまとめを行う予定。

その他

特になし。

このページの作成・発信部署

企画部 企画経営課 平和・人権・国際化推進係
〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号
電話:0422-29-9032 
ファクス:0422-29-9279

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