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株式会社コスモズによる保育所整備に係る補助金の過大受給について
作成・発信部署:子ども政策部 子ども育成課
公開日:2023年11月7日 最終更新日:2023年11月7日
概要
三鷹市内の保育所を運営する株式会社コスモズが、当該保育所の施設整備に係る補助金を過大受給していた事案が令和5年1月19日に判明しました。
これを受けて、市では当該補助金の交付決定一部取消及び過大受給分についての補助金返還命令を行い、令和5年9月19日付けで補助金の返還(市への収入)を確認しました。
なお、株式会社コスモズが運営する三鷹市内の保育所(1園)については、適切な保育が継続して行われていることを確認しています。
- 補助金を交付した年度
平成30年度(補助金交付決定額110,521,000円) - 施設整備に係る補助金の交付対象となった保育所
みたいぐコスモ保育園(平成31年4月開設) - 補助金返還額
12,639,000円
うち
- 東京都への返還金額 9,479,000円
- 三鷹市への返還金額 3,160,000円
経過
令和5年1月19日
市内「みたいぐコスモ保育園」の運営事業者である株式会社コスモズから、当該保育園の施設整備に伴い、補助金の過大受給があったことが判明したため、過大受給分の補助金返還について市に申し出があった。
令和5年3月14日
補助金過大受給について、株式会社コスモズの顧問弁護士による調査報告書が市に提出された。
当該報告書について株式会社コスモズからは、「内容に齟齬がある」「内容に承服しかねる部分がある」との発言があったため、市は、法人としての正式な見解を示す報告書の提出を求めた。
令和5年5月15日
新たに、先の顧問弁護士を含まない3人の弁護士で構成する社外調査委員会による株式会社コスモズあての報告書が、株式会社コスモズから市あてに電子メールにて送られてきた。メールには後日、改めて来庁のうえ、説明があるとの記載があった。
令和5年5月30日
再三にわたる来庁日の日程調整に係る催促の末、ようやく電子メールにて、来庁は6月中旬頃になる予定との連絡があった。
令和5年7月13日
株式会社コスモズの取締役社長兼理事長及び取締役が来庁し、補助金過大受給についての報告があった。株式会社コスモズは、本件について調査依頼した社外調査委員会による報告書(令和5年5月15日)を是としつつ、それに対する当該社としての見解を示す文書を持参。市は、説明を受けて、期限を令和5年7月27日として、次の2点を指示。
- 株式会社コスモズとしての見解を示す文書の記載中、顧問弁護士による報告書からの引用分に、明らかな誤りがあることを指摘し、修正した文書の再提出を指示。
- みたいぐコスモ保育園の整備に関しては、顧問弁護士報告書及び社外調査委員会報告書によれば、3回にわたって見積書が提出されたとしている。補助金の返還額を算定するための資料として、施工会社が過去に提出した見積書の写しの提出を指示。
令和5年7月20日
施工会社が過去に提出した3つの見積書が、株式会社コスモズから市あてにメールで送付。合わせて、株式会社コスモズとしての過大受給額に関する見解を示す資料が提出された。(ただし、修正を指示した文書については、現在に至るも修正版の提出はない)
令和5年8月30日
令和5年8月30日付けで株式会社コスモズあてに、補助金返還命令に先立って、過大受給分の補助金返還の確約書の提出を求めた。
令和5年9月4日
令和5年8月31日付け株式会社コスモズの補助金返還確約書が郵送にて市に届いた(市が指定する期日までに、指定する金額を返還するという内容)。
令和5年9月6日
令和5年9月5日付けの「補助金交付決定一部取消通知書」「補助金返還命令書」「納入通知書」を株式会社コスモズ事務所に、直接持参。株式会社コスモズは、内容を確認し受領。
補助金返還命令額 12,639,000円
令和5年9月7日
株式会社コスモズ、返還金の銀行振り込み完了。
今後の対応
本件関係自治体及び東京都と連携・協議を図りながら今後の対応を検討していきます。
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