第45回　令和4（2022）年9月18日公開

敬老のつどいを迎えて

　9月17日（土曜日）・18日（日曜日）に3年ぶりに「敬老のつどい」を開催します。新型コロナウイルスはまだ完全に収束したわけではありませんが、予防対策を十分に講じたうえで、さまざまな事業が再開されつつあります。
　さて、老人福祉法が日本で制定された昭和38年当時、100歳以上の方の人数は日本全体で153人でした。それから約60年の間にものすごいスピードで長寿化が進み、令和4年9月1日現在では、三鷹市だけでも100歳以上の方が117人いらっしゃいます。
　人生を全うするまで、地域で元気に楽しく過ごすためには、どうすればいいのでしょうか。私たちに求められているのは、健康長寿社会の実現を目指すことです。
　私は、令和2年に廃止になった三鷹市立特別養護老人ホーム「どんぐり山」を、在宅医療・介護の推進拠点施設「福祉Labo（ラボ）どんぐり山（仮称）」として再生させます。その最初の一歩は、在宅医療や在宅介護の新しい在り方を探ることだと考えています。市民の皆さん、医療・介護従事者の皆さん、さらには大学・研究機関や民間企業の皆さんなどとも手を携え、それぞれが単体で担うことが難しい課題の解決に取り組んでいきます。令和5年度中のオープンに向けて、もうすぐ改修工事が始まります。三鷹市は、皆さんとともに挑戦し続けます。