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オニグルミ(鬼胡桃)
オニグルミの果実
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【連載第106回】葉痕が羊の顔そっくり!
オニグルミは、川沿いや窪地など湿り気の多いところに生える落葉広葉樹で高さ10mほどになります。オニグルミの種子はとても美味しいそうです。種子は脂肪分が多いのが良く知られていて、リス等のげっ歯類や野鳥などの小動物に好まれ、種子散布されます。カラスがクルミの果実を割るのに、道路に落として車に踏ませて中身を食べるという行動もたまに見かけることがあります。
私たちがナッツとして食するクルミは、テウチグルミ(カシグルミ)という種で、ヨーロッパやアジア西部が原産ですが、長野県等で栽培されています。こちらの堅果(堅い殻の部分)は手で比較的簡単に割れるので手打ちグルミというようです。
垂れ下がって目立つ雄花序
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オニグルミは雌雄同株で、写真に写っているひも状に垂れ下がっているものが雄花序です。
雌花序
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この写真が雌花序です。雌花は最初このように新枝の上に立ち上がっていますが、受粉して熟すと果実の重みで垂れ下がります。
葉痕は羊の顔に似ている。
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秋に葉の落ちた痕(葉痕【ようこん】)といいます)には維管束の断面が見えますが、この模様が羊の顔に似ています。
三鷹市内では、玉川上水沿いや野川沿いなどで見ることができます。
