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第23回 令和3(2021)年10月17日公開

作成・発信部署:企画部 市長室

公開日:2021年10月17日 最終更新日:2021年10月19日

キャラクターのポキが二十歳になりました

 三鷹の森ジブリ美術館とともに誕生した三鷹のキャラクターPoki(ポキ)が、今年で二十歳を迎えました。デザインは宮崎駿さんですが、命名は当時4歳の女の子によるものでした。井の頭公園の林の中を「鷹の子」が、枯れ枝を踏んで歩くと、ポキポキと音がするところを想像して考えたそうです。
 そういえば、三鷹の森ジブリ美術館のデザインは、もちろん宮崎さんの手によるものですが、最初は少し違ったものでした。美術館の開設に向けて、当時三鷹市の職員として、私たちがジブリの皆さんと協議をしていると、突然テーブルの向こう側で宮崎さんが絵を描き始めます。何をしているのかと思って覗いてみると、井の頭公園の西園の敷地をいっぱいに使った美術館(今の数倍の大きさです)ではありませんか。
 宮崎さんは、いたずらっぽい目をキラキラさせてこちらを見ています。わくわくするような面白い絵です。さすが天才と唸るしかありませんでした。この最初の美術館の構想は大きすぎて日の目を見ませんでしたが、宮崎さんの、この絵の魂ともいえるべきものは、今の美術館にそのまま引き継がれています。だからこそ何度行っても、その魂に触れるたびに、新しい発見があるのです。

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