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アカシデ(赤四手、赤紙垂、赤幣)
作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課
公開日:2018年8月15日 最終更新日:2018年8月15日
【連載第88回】新芽と紅葉が赤いのが特徴
近似種のイヌシデ、クマシデとともに雑木林を代表する樹木の一つです。果穂が枝から垂れ下がる様子が神社のしめ縄に下げる紙垂(しで)と似ていることからシデと呼ばれるようになったそうです。この仲間を植木屋さんは総称して「ソロ」と呼びます。
イヌシデの新芽が黄緑色、秋は黄葉するのに対し、アカシデは新芽、紅葉とも赤いのが特徴です。樹形が整えやすく樹皮も美しいので、雑木を活かした公園植栽や庭造りではよく活用されます。新芽と紅葉以外ではイヌシデとの見分けはなかなか難しいのですが、アカシデの方がイヌシデより葉が小さく、葉先のとがった部分が長めなのが特徴となっています。また樹皮では両種とも縦筋がありますが、アカシデの縦筋が細かいのに対し、イヌシデの方が白黒の縞が太くて目立ちます。