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2018年1月13日、14日 「かいぼり祭」で魚の捕獲作業を実施
作成・発信部署:企画部 広報メディア課
公開日:2018年1月16日 最終更新日:2018年1月16日
ボランティアの「おさかなレスキュー隊」が大活躍!
1月13日(土曜日)・14日(日曜日)、膝下ぐらいまで水位が下がった井の頭池で魚捕りイベントが行われ、公募で集まった127人の「おさかなレスキュー隊」のメンバーと市民ボランティア「かいぼり隊」のみなさんら延べ464人が、合計3,348匹の魚などを捕獲しました。
胴長を着込んだレスキュー隊員たちは、手にしたバケツや網で魚などを追い込みながら、魚類やエビ、カメなどを次々と捕獲していきます。寒さと泥に苦戦しながらも、生き物が捕まる度に、子どもから大人まで歓声と笑顔があふれました。
岸辺ではスタッフが捕まえた生き物を在来種と外来種に分けて、種類や大きさを記録します。池の脇に設置された「かいぼり屋」では、捕まえたばかりの生き物を水槽で展示し、かいぼり隊員の解説に聞き入る来園者の姿も数多く見られました。
生態系が劇的に回復!捕まえた生き物の8割以上が在来種
2日間で捕まえた生き物は18種3,348匹。そのうち、保護対象となるギンブナやモツゴ、スジエビ、テナガエビ、ナマズ、ニホンスッポンなどの在来種が10種2,859匹で、割合にすると全体の8割以上。駆除対象となるブルーギルやコイ、シマヌマエビ、アメリカザリガニ、ミシシッピアカミミガメなどの外来種が8種489匹で2割以下でした。
平成25年度に実施した最初のかいぼりで約8割を占めていた外来種ですが、これまでのかいぼりで初めて、捕獲された在来種の数が外来種の数を上回りました。これまでの成果が捕獲数にも表れた形です。
また、過去2回のかいぼりで捕獲されたブラックバスなどの大型の外来魚は捕獲されず、ごみも大幅に減ったとのこと。井の頭池の再生が順調に進んでいることが実感できる2日間となりました。
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