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核性能実験実施に対する抗議及び要請文(平成26年11月11日)
作成・発信部署:企画部 市長室
公開日:2014年11月13日 最終更新日:2014年11月13日
アメリカ合衆国
バラク・オバマ大統領 閣下
在日本アメリカ合衆国大使館特命全権大使
キャロライン・ケネディ大使 閣下
核性能実験実施に対する抗議及び要請文
貴国が、今年の9月4日と10月3日の2回、ニューメキシコ州のサンディア国立研究所において、核性能実験を実施していたとの報道に接しました。
昨年の4月から9月の間にも同様の実験を実施しており、貴国による度重なる核性能実験は、核爆発を伴わないものとはいえ、今後も核兵器の開発を進め、維持していく意思を示していると受け止めざるを得ない行為です。
昨年の10月に開催された国連総会第1委員会では「核兵器の非人道性と不使用を訴える共同声明」が発表されるなど、核兵器廃絶に向けた国際社会の気運が高まっています。また、貴国は2009年4月の「プラハ演説」で「核なき世界」を唱え、昨年の6月にはドイツのベルリンで、核軍縮への具体的な方針を明らかにしています。このような状況の下、核性能実験を繰り返し実施することは、核兵器の廃絶と世界の恒久平和を願う全世界の人々の期待を裏切る許しがたいことであり、非核宣言都市である三鷹市としては絶対に容認することができません。
貴国が実施した核性能実験に厳重に抗議するとともに、今後の実験の中止と核大国として核兵器の廃絶に向けた主導的役割を果たされるよう、強く要請いたします。
2014年11月11日
三 鷹 市 長 清原 慶子
三鷹市議会議長 伊藤 俊明
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