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オシドリ(鴛鴦)カモ科

作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課

公開日:2023年4月10日 最終更新日:2023年6月2日

画像:井の頭公園のオシドリの写真(拡大画像へのリンク)

井の頭公園のオシドリ(写真左がオス、右がメス)

(画像クリックで拡大 33KB)

おしどり夫婦は毎年新たなお相手

 オシドリは全長45cmほどの小型のカモで、オスがとても美しい羽根色をしています。野生のものは全国の山地の渓流などで繁殖し、ほかのカモの仲間と同様に冬になると温暖な地方へ移動します。繁殖地では山間部の川岸や池の近くの木のうろ(洞)に巣を作ります。子育てを行うのはメス親だけで、メスの地味な色合いは天敵に見つかりにくくする意味があるのでしょう。

 繁殖シーズンを迎える秋から春、つがいの相手を獲得するためにオスが美しい色合いになります。この、オスが目立ち、美しい色合いになる時期、雌雄仲睦まじい様子が観察されるので「おしどり夫婦」という言葉が生まれたのでしょう。野生のものでは、子育ての時期になると夫婦は離れ離れになってしまい、秋に夫婦になる相手は異なる、ということが観察されているそうです。

 オシドリが好む食べ物はドングリです。山間部の湖など、周囲にミズナラやコナラなど、ドングリのなる木があるところに多くみられます。

 また、明治神宮の森など市街地の池などでもよく目にするオシドリですが、東京のオシドリの中には大正時代に放鳥されたものがいるといわれているそうです。

 

参考文献
  • フィールドガイド 日本の野鳥 高野伸二(財)日本野鳥の会
  • 都会の生物 解説 藤本和典 小学館

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