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第42回 太宰治賞が決定しました

作成・発信部署:スポーツと文化部 芸術文化課

公開日:2026年5月12日 最終更新日:2026年5月12日

画像:第42回太宰治賞を受賞したこがわゆうじろうさん(拡大画像へのリンク)

第42回太宰治賞を受賞したこがわゆうじろうさん

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第42回太宰治賞がこがわゆうじろうさんの「タロー・ジ・エンド」に決まりました

三鷹市と株式会社筑摩書房との共同主催で復活後28回目となる「太宰治賞」の最終選考委員会を令和8年5月8日に開催し、選考委員の荒川洋治さん、奥泉光さん、中島京子さん、津村記久子さんにより、1,890篇の応募作品の中から、第42回太宰治賞がこがわゆうじろうさんの「タロー・ジ・エンド」に決まりました。

受賞作「タロー・ジ・エンド」あらすじ

元日本チャンピオンであるカマモトの教則動画を観てボクシングの練習をしていたタローは、プロボクサーになるために青森から上京し、カマモトボクシングジムに入る。しかしタローは反則をくり返し、アイドルグループのBiSHを聴きながら独り生活を続けるだけだった。同郷のよしみ、共有される伝説、憧れられるカリスマといったものにまったく感情移入できない若者の物語。

選評

選考委員 中島京子さんより

最終候補作品はそれぞれとても力のある作品で、選考に時間がかかった。

受賞作は、一人称小説で、自分の人生に物語はないと思っている青年が、ボクシングを始めて勝ち上がっていく過程を、少し狂気を感じるような不思議な魅力で描いていた。

また、青年の限界みたいな奥にあるものが、立ち上がってくる感じなどが面白く、評価され、今回の受賞に至った。

受賞者のこがわゆうじろうさん

受賞したこがわゆうじろうさんは、東京都出身、埼玉県在住の42歳。

受賞の知らせを受けコメントをいただきました。

「私は明確にSNSに育てられた物書きで、Xを通じた交流によって未知の文学や執筆方法を勉強してきました。そういった日々の中で太宰治賞の最終候補に選ばれ、Xで親交のある友人が三鷹にある太宰の墓で私の受賞を祈ってくれました。そんな古風な応援が嬉しく、私も近い内に太宰の墓参りのために三鷹へ行きたいと思っています。思い出に残る春をありがとうございます。」

受賞作決定までの流れ

今回の受賞作は、応募作品総数1,890篇(前回1,478篇)の中から4篇を最終候補作とし、令和8年5月8日の選考委員会による選考の結果、決定されたものです。

冊子「太宰治賞2026」

受賞作及び最終候補4作品と選考委員の選評などを収録した「太宰治賞2026」は、筑摩書房から発売予定です(6月19日発売予定)。

第42回 太宰治賞 最終候補作品

  • さざわさぎ(さざわ・さぎ)「掘削」(くっさく)
  • こがわゆうじろう(こがわ・ゆうじろう)「タロー・ジ・エンド」
  • 北野解(きたの・かい)「ゴーストフッド」
  • 高山春花(たかやま・はるか)「プリズム戦士」(ぷりずむせんし)
太宰治賞とは
昭和39年に筑摩書房が創設した小説の公募新人賞で、吉村昭をはじめ、加賀乙彦、金井美恵子、宮尾登美子、宮本輝など多くの著名作家を世に輩出してきました。昭和53年の第14回を最後に中断していましたが、三鷹ゆかりの文人たちの文化の薫りを継承したいと考えていた三鷹市が、三鷹になじみの深い太宰治の没後50年(平成10年)を機に、筑摩書房に呼び掛け、共同主催の形で復活しました。
その後も、芥川賞を受賞した津村記久子さん、今村夏子さん、大江健三郎賞を受賞した岩城けいさんなど、有望な若手作家を輩出しています。

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