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健康コラム「女性の健康管理」
作成・発信部署:健康福祉部 健康推進課
公開日:2025年9月19日 最終更新日:2025年9月19日
このコラムは三鷹市医師会が執筆しています
女性の健康を考えるとき、初経、妊娠、出産、閉経といった女性特有の体の変化がそれぞれのライフステージのヘルスケアに大きく関係します。ライフステージの各時期によく発生する病気を知っておくことは大切ですが、女性の有職率が増加している現代はライフスタイルの変化に伴い、一生の間にかかる病気にも変化が見られます。思春期から月経不順、月経痛、月経前症候群などが始まり、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮がん、更年期など婦人科の病気が徐々に増えてきます。女性は体を守ってくれる女性ホルモンのエストロゲンの影響を受けますが、その分泌も30代後半から次第に低下し、ストレスなどでそのバランスが乱れたり、大きい変動で心と体の不調にもつながります。高齢出産も増え、現代の女性は仕事、家事、育児、親の介護などを同時進行しなければいけない人も多く、一人で抱え込み、気付かぬうちに疲れもたまっていきます。65歳以上の高齢者の割合も年々増加しています。いつまでも健康な生活を送るためには普段から健康意識を持ち、医療に関する必要な情報を進んで取得し、理解したうえで医師に相談するなど、その情報を活用していくヘルスリテラシーを身につけることが大事です。不調になって慌てて婦人科を受診するのではなく、若いころから婦人科のかかりつけ医を見つけておくことをお勧めします。信頼関係ができていれば不調になった時にも相談しやすくなります。若い人たちにはプレコンセプションケア(妊娠前の健康管理)が特に重要で、性や生殖、健康などに関する知識を持ち、しっかり理解し、将来を見据えてライフプランを立てることがハッピーライフにつながっていくのです。
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