広報みたか2026年1月1日1面
■2026新春対談 伝統から新たな文化を育むまちを目指して 人形遣い 両川船遊（りょうかわせんゆう）さん×三鷹市長 河村孝
（公財）三鷹市スポーツと文化財団は昨年設立30周年を迎え、三鷹市民で名誉都民（※）でもある「江戸糸あやつり人形結城座」の人形遣い、両川船遊さんが記念公演を行いました。伝統芸能に触れることから生まれる文化の豊かさについて、両川さんと河村孝市長が語り合いました。
※社会文化の興隆に功績があった方を顕彰する東京都の制度。両川さんは、2024年に俳優の故・仲代達矢さん、伝統工芸士の澤井伸さんとともに選出されました。
詳しくは2・3面をご覧ください
■市長コラム「三鷹から見える富士山」
三鷹市長 河村 孝
明けましておめでとうございます。
晴れ渡っている日、市内の少し高い場所に行くと富士山が見えます。空気が澄むこの時期の冬化粧した姿は格別です。お正月にこの景色を眺めるたび、私はいつも平和を感じます。
施政方針で、私は「祈る平和」と「創る平和」の両方が大切だと述べました。「祈る平和」、これは戦後80年間、日本の平和を支えてきました。一方、「創る平和」は、世界の中で平和を創り出していくことです。スポーツや文化などを通じて既に実践されている市民の皆さんも大勢いらっしゃいます。私たちは、その「平和文化」の営みを顕彰し、発信することで後世に伝えていかなければなりません。
平和への歩みは、ここから見える富士山の頂ぐらい遠く感じられるかもしれません。それでも、一歩一歩、着実に歩み続けることで、必ず近付いていけると私は思っています。
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