広報みたか2025年7月20日2面
■創 平和な明日へとつなげていく
市では、平和について考え、私たちにできることを探りながら行動の輪を広げていく「創る平和」を目指しています。次世代を担う若者の交流や国際交流など、広く平和に寄与する活動の顕彰などを通して、平和な明日へとつながる取り組みを進めます。
戦後80年平和事業
中学生長崎市平和交流派遣事業
戦後80年の節目を迎える今年、市では戦争の記憶と平和への願いを次世代に継承するため、7月29日(火)〜31日(木)に市内在住の中学2年生16人を長崎市へ派遣します。平和関連施設の視察や現地中学生との交流などを通して、恒久平和について学びます。
※派遣者は既に決定しています。
平和について、私たちができること
映画を見たり本を読んだりして、戦争の悲惨さを感じてきました。特に特攻隊の話は強く胸に刻まれ、平和に興味を抱くようになりました。実際に原爆が落とされた場所に立ち、当時の資料を見て、どんなことを感じるか。しっかり学んで帰りたいと思っています。
(七中 江川サクラさん)
二度と戦争を起こしてはいけないと思っています。そのためには、歴史を振り返り、戦争について学ぶことが大切です。その学習の機会を今回いただくことができました。帰ってきたら、長崎で見たもの、感じたことを友だちなど身近な人に伝えていきたいです。
(七中 横山翔大さん)
※表紙の撮影には、同事業に参加される皆さんの中からご協力いただきました。
■伝 戦争の記憶を風化させない
みたかデジタル平和資料館
写真・絵画をはじめ、市民の皆さんから寄贈いただいた戦争関連資料やご本人が語る戦争体験談の映像、太平洋戦争前後の三鷹の歴史、市内に残る戦跡などを記録・保存する特設サイトです。平成28(2016)年の開設以来、失われつつある戦争の「記憶」を未来に残すため、資料を随時拡充しています。
みたか平和資料コーナー
市役所3階と三鷹駅前市政窓口に展示コーナーを設置しています。市外からの問い合わせや取材を受けることも多い、貴重な資料の数々をぜひご覧ください。
市役所3階 戦時下の生活に関する資料などを展示しています。
三鷹駅前市政窓口 三鷹と関連の深い資料を展示しています。
公開中の戦争体験談
「5歳児の戦争体験談」
宮内俊幸さん
戦闘機の空中戦では、撃ち落とされてくるのは日本の飛行機ばかりで、飛行機が自分の家をめがけて落ちてきて怖かったです。8月15日の玉音放送は、庭先に集まった大人たちが頭をうなだれていて、何か重大な放送なのだろうと子どもながらに感じていました。
「富山県での体験」
木谷美和子さん
空襲になると街が真っ赤になり、富山市内で仕事をしていた父のことを家族で心配しました。父が無事に帰ってきた時のことを思い出すと今でも胸がいっぱいになります。帰ってきた父の顔は、煤(すす)だらけでした。
■戦争の体験談や資料をお寄せください
戦後80年を迎えた今、戦争の「記憶」を次世代に語り継ぎ、平和の尊さを伝えることがますます重要になっています。市では戦争体験をお話しいただける方や戦争にまつわる資料(遺品・写真など)を寄贈またはお貸しいただける方を探しています。ご賛同いただける方は企画経営課TEL0422-29-9032へご連絡ください。
■平和への願いを込めた千羽鶴をご提供ください
8月15日(金)開催の「戦没者追悼式並びに平和祈念式典ー世代をこえて平和を考える日」に献呈する千羽鶴をご提供ください。8月1日(金)〜29日(金)開催の「平和展」(3面参照)でも展示します(市役所3階議場棟前)。
千羽鶴について
長さ1.2m以内で、一つ一つすべて糸などでしっかりとつなげて展示用フックに掛けることができる状態にし、差し支えなければ名札もお付けください。
[申]7月29日(火)までに同課(市役所3階)へ
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話(要約筆記)あり