広報みたか2023年7月16日1面
■市民による、未来のまちづくりのための提案
まちの声を聴き、まちの声をカタチにするMachikoe(マチコエ)
7月8日 政策提案が市へ提出されました
マチコエ設立から約2年。今回提出された政策提案は、400人を超えるボランティアのメンバーが、さまざまな手法で市民の皆さんの声を集め、議論を重ねてまとめたものです。今号では、これまでのマチコエの活動を振り返りながら、政策提案の概要を紹介します。
[問]参加と協働推進室TEL0422-70-4033
第1回全体会(令和4年3月26日)
7部会、23グループの活動が本格的に始動。今後どのような活動を行っていくのか、政策テーマを発表しました。
第2回全体会(4年7月16日)
何を目的に、誰を対象に、どんな手法でまちの声を聴いていくのか、各グループが意気込みを発表しました。
第3回全体会(5年3月4日)
これまで集めたまちの声を基に、未来のまちづくりに向けた政策提案(1次提案)を作成。
第4回全体会(5年7月8日)
1次提案の内容をグループで議論してさらに磨き上げ、約2年間の活動の集大成となる政策提案を市に提出しました。
各グループがまちへ出て、アンケートやワークショップなどを実施。市民の皆さんが普段感じている課題や未来のまちづくりに向けたアイデアなど、 集まった声はなんと延べ1万件!
マチコエとは?
市が令和3年4月に設置した「三鷹市市民参加でまちづくり協議会」の愛称。公募で集まったメンバーが市民の皆さんの声を集めて話し合い、より良い三鷹の未来のまちづくりのアイデアを市に提案することを目的としています。
1万人の市民の声を集めて作成
同協議会会長 伊藤一美さん(写真左)からのメッセージ
メンバーは「まちの声を聴いてまちの声をカタチにする」ことを目的に活動してきました。コロナ禍での活動ということもあり、Webアンケートの活用など試行錯誤して声を集め、これらを基に未来の三鷹のまちづくりに向けて議論を重ねてきました。
先日開催した最終報告会では、まちの声をカタチにした政策提案を市長に手渡しました。市民の皆さんとメンバーの思いがこもったこの提案を一つでも多く生かしていただきたいです。
マチコエが市に提出した政策提案の概要は、2面をご覧ください。
■市長コラム「夢を育むことの大切さ」
三鷹市長 河村 孝
もう20年以上も昔の話ですが、第四小学校で、「夢を育む」と書いて「夢育(むいく)」という活動をされていた校長先生がいました。先生は、子どもたち一人ひとりに寄り添った教育をするため、思い切って学校を地域に開き、保護者や地域の皆さんの力を学校教育に生かそうとしたのです。この夢のような考え方は、時代に合わせて少しずつ形を変えながら三鷹の中で育まれてきました。現在、市内七つの学園すべてで展開されている「コミュニティ・スクール(地域に開かれた学校)」構想がそれです。
マチコエの皆さんから政策提案をいただいたことを受け、今回はあえてこの話を紹介しました。なぜなら、今では三鷹市を越えて日本全国に広がっているコミュニティ・スクール構想も、最初は本当に実現できるのだろうかと思われていたからです。ちなみに、この校長先生こそが、現教育長の貝ノ瀬滋さんです。
夢を抱くことは、子どもだけでなく、また三鷹だけでもなく、まさに今の日本にとって必要なことです。2面では、マチコエの皆さんが、延べ1万件以上のまちの声を基に議論を重ねた、未来のまちづくりのための提案の概要を紹介しています。どれも夢のある提案ばかりです。三鷹市で現在進めている基本構想・基本計画づくりも、皆さんの夢を育み、実現させるための大切な過程です。
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「河村市長に聞いてみた!」
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり