緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。 応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

広報みたか2023年2月19日1面

■平和の尊さを次世代へつないでいくために

あの戦争を忘れない
 昭和20(1945)年3月9日夜から10日の明け方にかけて、約300機のB29爆撃機から雨のように降り注いだ焼夷弾により、約10万人の方が亡くなり、焼け出された人は100万人にものぼるといわれています。
 悲惨な結果をもたらす戦争を、二度と繰り返してはなりません。戦争の記憶を風化させず、平和への願いを引き継いでいくために、恒久平和への決意を新たにしましょう。
4面に関連講座を掲載しています

[問]企画経営課TEL0422-29-9032

東京空襲資料展を開催します
2月27日(月)〜3月10日(金)午前8時30分〜午後5時(3月4日(土)・5日(日)を除く)
 空襲の惨状を物語る品々や空襲後の様子を写したパネルなど、約25点を展示します。
[所]市役所1階市民ホール [申]期間中会場へ

戦争体験手記『忘れまじ』より(一部抜粋)
戦争ほど残酷なものはない 小川常子さん(市内在住)
 火の海の中をあちらへ走り、こちらへと逃げまどううちに、私のランドセルにも火がついてしまい、祖母が大事そうに持っていた風呂敷包みも、みんな捨てなければなりませんでした。かぶっていた防空頭巾は風で飛ばされそうになり、火と煙で目の痛みが激しく、見開いている事も苦痛でした。火の海の中から、はぐれた我が子を探すように、「よし子ちゃーん」と何回も叫ぶかん高い女性の声、続けて「アハハハ…」と笑い声がひびき渡るのは、恐怖のため狂ってしまったのでしょうか。又(また)、焼けただれたような顔を手で押さえ乍(なが)ら、火の中をふらふら歩く人、うめき乍ら倒れこんでしまっている人もいて、まさに地獄でした。
 その日の夕方、焼け野原を見乍ら、父が、「よーく見ておくんだよ。これが戦争なんだ」と云(い)った言葉が今も心に残っています。
※当時小学3年生だった小川さんが戦争の体験をつづった手記『忘れまじ』は、「みたかデジタル平和資料館」(下記)の「戦争体験談〈書籍〉」のページから読むことができます。

※写真はPDFをご覧ください。


■戦争体験談・関連資料の記録・保存事業にご協力ください

 戦争体験談や関連資料を「みたかデジタル平和資料館」でアーカイブ化(記録・保存)するため、戦争体験をお話しいただける方や戦争にまつわる資料を提供してくださる方を探しています。詳しくは同課へお問い合わせください。

戦争体験の声を聞かせてください
 戦時中を市内で過ごした、三鷹から疎開した、戦地に出征したなど、ご自身の体験を話してくださる方を募集しています。

戦争関連資料を探しています
 戦時中の生活をしのぶ手紙や写真、軍隊資料、三鷹に関連の深い資料をご提供ください。写真撮影後の返却も可能です。

みたかデジタル平和資料館
[HP]https://www.city.mitaka.lg.jp/heiwa/

※二次元コード・画像はPDFをご覧ください。


■市長コラム「もうすぐ一年です」

三鷹市長 河村 孝

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから、もうすぐ一年がたちます。第2次世界大戦後、人類は戦争の拡大や「核」の脅威に何度も直面してきましたが、これまではその都度、決定的な事態は回避してきました。しかし、今回はいまだ「出口」への道筋が見えていません。

 先日、ウクライナ出身で、バンドゥーラという民族楽器の奏者であるカテリーナさんの演奏と歌を聴く機会がありました。日本の唱歌『ふるさと』が日本語で歌われた場面では、観客の方々からすすり泣きの声が聞こえました。国を越えた「ふるさと」への思いを皆さんが感じたからでしょうか。

 いま、市内にはウクライナから避難された方たちが暮らしています。その人数は、都内自治体の中でも多い方です。『三鷹市自治基本条例』では、市民を「市内に住み、または市内で働き、学び、もしくは活動する人」と定義しています。ウクライナから避難してきている方々も、紛れもなく三鷹市民です。市では、避難された方たちが地域の人とつながり、同じ地域に住む仲間として暮らしていけるよう、さまざまな支援に継続的に取り組んでいます。「ウクライナデー」(12面参照)もこうした企画の一つです。避難先として三鷹のまちを選ばれたのは偶然かもしれませんが、第二の「ふるさと」だと感じてもらえるとうれしいですね。

YouTubeで配信中
「河村市長に聞いてみた!」

※二次元コード・画像はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり

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