緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2019年1月1日1面

■新たな時代の幕開けに向けて―暮らしに込められた人々の叡智

 里山の風景が広がる野川沿いに建つ「三鷹市大沢の里古民家」。この施設は、明治から昭和の中頃にかけてワサビ栽培や養蚕を営んでいた農家の母屋で、復元整備をして昨年11月に一般公開しました。簡素ながらも美しい室内には、かつて使われていた農具や道具類を常設展示しているほか、四季折々の生け花や二十四節気の書と俳句が彩りを添え、季節の移ろいと共にあった昔の暮らしが偲ばれます。
 いつの時代にも営々と続いてきた人々の暮らし。平成から新たな時代への幕開けを間近に控えた今、先人たちの生活から生まれた深い知恵を感じさせる古民家は、時代を超えて変わらない人々のたくましさを今に伝えています。

※写真はPDFをご覧ください。
写真左上から時計回りに
(1)自然の採光が明るく風通しのよい広間
(2)木目が優しい縁側に紅葉が映える
(3)今も自生する色鮮やかなワサビの葉
(4)ワサビ栽培をしていた頃の半てんと手ぬぐい
(5)軒先には市民ボランティアお手製の干し柿が
(6)庭からのぞむ家屋は明治時代さながら
(7)室内に飾られた季節の生け花と書
(8)蚕(かいこ)を飼っていた屋根裏への入り口


■市長コラム「新年を迎え、持続可能な開発目標『SDGs』から考える」

三鷹市長 清原慶子

 平成31(2019)年の新春を迎え、世界の平和と、皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたします。

 天候不順が続き、地震や水害などの災害が多かった昨年を経て、新しい年の息吹は、皆様の心と体にどのような意欲と活力をもたらしているでしょうか。

 2015年9月の国連サミットで150を超える加盟国によって全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されたのが、2016年から2030年までの国際目標「SDGs」です。

 「SDGs(Sustainable Development Goals)」とは、持続可能な世界を実現するための目標です。それは「貧困」「飢餓」「保健」「教育」「ジェンダー」「水・衛生」「エネルギー」「経済成長と雇用」「インフラ・産業化・イノベーション」「不平等の是正」「持続可能な都市」「持続可能な消費と生産」「気候変動」「海洋資源」「陸上資源」「平和」「実施手段」という17の目標で構成され、「地球上の誰一人として取り残さない」ことを誓っています。

 いわゆる開発途上国も、いわゆる先進諸国も、「持続可能な世界を」との視点に立って、多様な課題の解決を図ろうとする世界共通の目標の存在を知る時、私は、改めて私たちが活動する主たる暮らしの現場は、それぞれの働く場所、学校等の学ぶ場所、三鷹市という地域社会であることを再確認します。

 そして、世界が連携して「持続可能な世界」を目指す時、私は、地域での多様な人々の交流による「コミュニティ創生」の取り組みが大切と考えます。

 新年を迎え、皆様の多様な活動を通して、「地域で誰一人として取り残さない」、人権が尊重され、一人ひとりが自己実現できる地域社会を目指していきたいと思います。

新春対談 4・5面
 落語家の林家木久扇さん、木久蔵さん親子をお招きし、かつて三鷹に住んでいた頃の思い出や健康長寿の秘訣、親子三代の子育てなどについて、清原市長と語り合っていただきました。

※写真はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり

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