緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。 応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

広報みたか2016年2月21日1面

■戦争の記憶と平和への願い 次世代に伝える、あなたの思い

 戦後70年の節目を迎えた今年度、市では多くの非核・平和関連事業を実施しています。
 その一環として、1月28日、松井一實広島市長の参列のもと、広島市から寄贈された被爆樹木(アオギリの2世の苗木)を市内の仙川公園に迎える植樹式を行いました(市長コラム参照)。被爆樹木は広島市内の爆心地1,300mの距離で被爆しながら、再び芽吹き、人々に希望を与えたことで知られています。苗木が枝を伸ばし、葉を広げていくように、平和を愛する心を育み、恒久平和の願いを枯らすことなく、次の世代へ受け継いでいきましょう。

[問]企画経営課TEL内線2115

※写真はPDFをご覧ください。


■みたかデジタル平和資料館

2月29日(月)開設
 戦後70年が経過し、戦争体験世代の高齢化に伴い、戦争の悲惨さや平和の大切さを語り継ぐことが年々難しくなっています。戦争の記憶を風化させることなく、次世代へ継承するため、市ホームページに特設サイト「みたかデジタル平和資料館」を開設し、戦争関連資料や体験談などを紹介していきます。

アクセス方法
 トップページ右上のバナーまたはトップページ-総合サービス案内(三鷹の魅力)-みたかデジタル平和資料館からご覧ください。
掲載内容
・三鷹市の平和事業:市の平和関連の条例や宣言、各種事業、市内の小学生が描いた平和の絵などの紹介
・歴史・戦跡・シンボル:戦闘機を空襲から守っていた掩体壕(えんたいごう)や仙川公園の平和の像など、市内に残る戦争遺跡や平和のシンボルなどの紹介
・戦争関連資料:防空頭巾や出征旗など、戦時中の生活用品・戦争遺品などの写真
・戦争体験談:市民の方々の戦争体験を取材したインタビュー映像など

※写真はPDFをご覧ください。


■東京空襲資料展

当時を知り、想像する
 空襲の惨状を物語る品々と空襲後の様子などを写したパネルを展示するとともに、戦争関連の絵本や児童書を自由に読める特設コーナーを併設します。

[日]3月4日(金)〜10日(木)(土・日曜日を除く)午前8時30分〜午後5時15分
[所]市役所1階市民ホール
[申]期間中会場へ

※写真はPDFをご覧ください。


■フィールドワーク講座

三鷹市内の戦跡を訪ねる
 市内や近隣に残る戦争遺跡を訪ね、平和について学びます。

[日]3月13日(日)午後1時30分〜4時30分(小雨決行)
[人]中学生以上の方25人 [所]大沢コミュニティセンター
コース:椎の実子供の家(高射砲陣地台座・犠牲者慰霊碑〈写真〉)→調布飛行場→武蔵野の森公園内に残る掩体壕(えんたいごう)、現地解散、全行程約5km(徒歩)
[講]「武蔵野の空襲と戦争遺跡を記録する会」副代表で法政大学中学高等学校教諭の牛田守彦(うしだ・もりひこ)さん
[申][問]3月3日(木)正午までに必要事項(11面参照)を企画経営課TEL内線2115・FAX45-1271へ(申込多数の場合は市民を優先して抽選)

※写真はPDFをご覧ください。


■黙とうにご協力を

 東京都は東京大空襲のあった3月10日を「東京都平和の日」と定めています。戦災で亡くなった方々の追悼と世界の恒久平和を祈り、3月10日(木)午後1時から市の防災無線のチャイムを合図に、1分間の黙とうを行います。みなさんのご協力をお願いします。

2面関連記事も併せてご覧ください


■市長コラム「世代を超えて平和を願うことの大切さ」

三鷹市長 清原慶子

 戦後70年を迎えている平成27年度、三鷹市で進めている「戦後70年三鷹市非核・平和関連事業」の一環として、1月28日に市内の仙川公園に広島市の松井一實市長をお迎えして、被爆樹木(アオギリの2世の苗木)の植樹式を挙行しました。当日は多くの市議会議員の皆様が見守る中、広島市長、三鷹市議会を代表して後藤貴光市議会議長に代わって岩見大三副議長、三鷹市遺族会の中山和政会長、三鷹市原爆被害者の会の大岩孝平会長、世界連邦運動協会三鷹支部の吉野良助支部長、そして私が植樹いたしました(写真)。

 アオギリの苗木は、仙川公園内に平成元年に設置した、長崎市の平和祈念像を制作された北村西望氏による「平和の像」の隣に植えました。この場所から、昭和20(1945)年8月6日の広島での被爆、8月9日の長崎での被爆のことを忘れずに、世代を超えて、平和を願う取り組みを進めていきたいと思います。

 三鷹市では、昭和35(1960)年に「世界連邦都市宣言」が、昭和57(1982)年には「三鷹市非核都市宣言」が市議会で議決されました。平成4(1992)年には「三鷹市における平和施策の推進に関する条例」を制定しています。そして、三鷹市政の基本的な在り方を定めている「三鷹市基本構想」の理念は、「平和の希求」「人権の尊重」「自治の実現」です。「平和」、それは誰もが願う大切な社会の在り方です。

 三鷹市では、「平和」を願い、戦争の記憶を次世代が受け継ぐために、市民の皆様から寄せられた戦時中の生活用品や戦争関連の遺品などの写真や、市民の皆様による戦争体験談や被爆体験談の映像をご覧いただける「みたかデジタル平和資料館」を、市ホームページの特設サイトとして2月末から開設いたします。

 これからもご一緒に、三鷹の地域から「平和」を築きあげていきましょう。今後もますます、市民の皆様による地域での出会い、支え合い、真の心の通い合い、信頼の輪を広げていきたいと思います。

 どうぞ、仙川公園に植樹した被爆樹木アオギリの苗木の成長をともにお見守りください。

※写真はPDFをご覧ください。

市長のひとことコーナー
ケーブルテレビの広報番組「みる・みる・三鷹」では「市長のひとことコーナー」を放送しています(放送時間は12面参照)。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり

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