広報みたか2015年6月7日3面

■平成26年度下半期　三鷹市の財政運営の状況をお知らせします

［問］財政課TEL内線2127

予算の特色と概要
　平成26年度の国の発表では「景気は緩やかな回復基調にある」とされていましたが、市政運営の根幹となる市税収入は、リーマン・ショックの影響を受ける前の平成20年度の水準を上回るまで回復しました。しかし、法人市民税の一部国税化や今後の景気動向など不安定な側面もあることから、依然として予断を許さない財政状況となっています。このような状況の中、「都市再生」と「コミュニティ創生」の2つの最重点プロジェクトと緊急プロジェクトである「危機管理」を中心に施策の展開を図りました。

　市では、市民のみなさんからお預かりした税金がどのように使われたのかをお知らせするため、年2回「財政事情の公表」を行っています。
　今回は、平成26年度の下半期（26年10月1日〜27年3月31日）に実施した主な事業と3月31日時点における歳入歳出予算の執行状況などを紹介します。

※平成26年度の収入・支出は、27年4月〜5月の出納整理期間を経て5月31日に確定しました。確定した内容は次回（12月）の「財政事情の公表」でお知らせします。

平成26年度一般会計歳出の状況と下半期の主な実施事業
衛生費　各種検診や環境対策などの経費
（1）水痘（水ぼうそう）ワクチンおよび高齢者肺炎球菌ワクチン接種の円滑な実施
（2）エコタウン開発奨励制度の実施
（3）「サステナブル都市三鷹」の実現に向けた研究の推進
（4）在宅医療廃棄物適正処理の推進
（5）使用済小型電子機器等の再資源化の促進

民生費　高齢者や障がい者の福祉、子育て支援などの経費
（1）子ども・子育て支援新制度に向けた検討・準備
（2）地域ケアネットワーク推進事業の全市展開
（3）在宅子育て支援の推進
（4）私立認可保育園の開設支援
（5）臨時福祉給付金・子育て世帯臨時特例給付金支給事業の実施

土木費　緑化対策や道路・公園整備などの経費
（1）用途地域などの見直しの検討
（2）東京外かく環状道路に関する調査・検討
（3）特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化の促進
（4）都市計画道路3・4・13号（牟礼）および3・4・7号（連雀通り）の整備促進
（5）市道第135号線（三鷹台駅前通り）整備の促進

教育費　小中学校や社会教育、スポーツ振興に関する経費
（1）コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展
（2）新たな図書館システムの開発
（3）学校体育館の耐震補強の実施
（4）総合教育相談の充実
（5）市立図書館開館50周年記念事業の実施

総務費　市役所の運営や文化・コミュニティ振興などの経費
（1）新川防災公園・多機能複合施設（仮称）整備の推進
（2）社会保障・税番号制度導入への対応
（3）上連雀分庁舎（仮称）整備の推進
（4）本庁舎照明のLED化

その他　産業・商業の振興や防災対策などの経費
●緊急雇用創出事業の実施　【労働費】
●農業公園の機能拡充による農のあるまちづくり事業の推進　【農林費】
●商店街活性化の推進　【商工費】
●在宅避難者の支援と災害対策用備蓄物資などの整備　【消防費】

歳出予算総額
710億4,874万円
総支出済額
592億6,484万円（執行率83.4%）
※詳細はPDFをご覧ください。

平成26年度一般会計歳入の状況
歳入予算総額
710億4,874万円
総収入済額
642億3,805万円（収入率90.4%）
※詳細はPDFをご覧ください。

平成26年度歳入歳出予算の各会計別執行状況　（27年3月31日現在）
※詳細はPDFをご覧ください。

市の財産・基金（貯金）・市債（借入金）の状況　（27年3月31日現在）
土地
767,212.47平方メートル（借用物件も含む）
建物
316,176.92平方メートル（借用物件も含む）
車両
104台（借用車も含む）
基金
109億243万円（市民1人当たり※59,716円）
市債
516億5,832万円（市民1人当たり※282,951円）
※市民1人当たりの金額は、27年3月31日現在の人口（182,570人）で割り返した金額です。

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