広報みたか2015年4月19日4面
■風しん抗体検査と予防接種を受けましょう
先天性風しん症候群の発生を予防するために
[問]総合保健センターTEL46-3254
風しんは、免疫を持たない女性が妊娠中(特に妊娠初期)に感染すると、胎児が先天性風しん症候群となる恐れがある注意すべき疾患です。市では、下記の対象者のうち希望する方に、無料の風しん抗体検査と、予防接種の費用の一部助成を行います。
◆風しん抗体検査
採血による血液検査(原則HI法)。およそ1週間後に結果が出ますので、検査を行った市内協力医療機関で結果をお聞きください。
[日]平成28年3月20日(祝)まで
[人]19歳以上の市民で妊娠を予定または希望している女性
[申]本人確認のため保険証を持参し、市内協力医療機関(右表)で申込書を記入後、検査を受けてください
※自己負担はありません。ただし、市外または市内協力医療機関以外での検査は、自己負担となります。
◆風しん予防接種
(1)麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)、(2)風しん単抗原ワクチンのいずれか。
[日]平成28年3月31日(木)まで
[人]19歳以上の市民で、風しん抗体検査や過去の妊婦健診で抗体保有が不十分と診断された方(妊娠中の方は予防接種はできません)
[¥]助成後の自己負担金(1)5,000円、(2)1,447円(医療機関で支払い)
※(2)は流通量が少ないため、入手困難な状況です。
[申]本人確認のため保険証を持参し、市内協力医療機関(右表)で予診票を記入後、接種を受けてください。
※市外または市内協力医療機関以外での接種は、助成対象にはなりません。
※すでに風しんを含むワクチン接種を2回以上受けている方は、抗体検査および予防接種は必要ありません。
※いずれも支払った費用を払い戻す制度はありません。
市内協力医療機関
※表はPDFをご覧ください。
■休日・夜間・緊急時の診療はこちらへ
[問]総合保健センターTEL46-3254
受診の際は、必ず健康保険証をお持ちください。
(1)休日診療所(内科・小児科)
午前10時〜11時45分、午後1時〜4時30分、午後6時〜9時30分
(2)小児初期救急平日準夜間診療所(こども救急みたか)
午後7時30分〜10時30分(受付は午後10時まで)
(1)(2)はいずれも三鷹市医師会館(野崎1-7-23)TEL24-8199(ハイキュウキュウ)
(3)休日歯科応急診療所
三鷹市総合保健センター(新川6-35-28) TEL46-3234(当日電話連絡のうえ、来所)
午前10時〜午後0時15分、午後1時30分〜4時
(4)休日調剤薬局
三鷹市医薬品管理センター(上連雀7-4-8) TEL49-7766
午前10時〜午後4時30分、午後6時〜9時30分
(5)医療機関案内(24時間)
◆三鷹消防署 TEL47-0119
◆東京消防庁救急相談センター 短縮ダイヤル#7119(プッシュ回線のみ)
TEL042-521-2323(多摩地区) TEL03-3212-2323(23区)
◆東京都保健医療情報センター(ひまわり)
TEL03-5272-0303 [HP]http://www.himawari.metro.tokyo.jp/
(6)市内救急指定病院
◆杏林大学医学部付属病院(新川6-20-2) TEL47-5511
◆野村病院(下連雀8-3-6) TEL47-4848
◆三鷹中央病院(上連雀5-23-10) TEL44-6161
※(1)(3)(4)の受付は、日曜日・祝日・年末年始です。
■健康コラム「乳がん検診の利益と不利益」
全国的に乳がん検診にマンモグラフィなどの画像診断が併用されるようになって、10年余りが経過しました。この間、乳がん検診の受診率は年々向上し、市でも多くのみなさんが受診されました。発見率の向上により、乳がんの早期治療につながっています。
乳がん検診は、かつて視触診のみの検診でしたが、全国的な統計で有効性がないと判定され、見直されるきっかけとなりました。同様に現行のマンモグラフィ検診においても、20〜30歳代では画像上の特性から40歳以降の年代に比べて病変の発見率が低下し、病変の場所や大きさによっては見落とされる可能性があることが分かっています。
また、乳がん検診にはマンモグラフィの被ばくの問題もあります。1回の乳房撮影で被ばくする線量は平均1.5mGy(グレイ)であり、人体への影響は軽微と考えられています。しかしながら、2年に1回マンモグラフィ検診を受けた場合、20歳代をはじめとする若い年代では被ばくなどの不利益が、がんが発見されるという利益を超えてしまう可能性があります。これを解消するために超音波の検診が行われており、市内でもこれまでに多数の乳がんが発見されていますが、国内の大規模な解析では、超音波による検診の有効性はまだ得られていません。
がん検診には必ず利益と不利益があり、検診方法は常に検証され、最良の方法を選択できるように努力が続けられています。都は全国に比べて乳がんで亡くなる方の割合が高く、検診受診率の向上のためにさまざまな啓発活動が行われていますが、目標の受診率50%にはまだ達していません。検診の利益と不利益を理解したうえで、2年に1回の乳がん検診を受診してください。
[問]三鷹市医師会TEL47-2155
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり