広報みたか2015年1月1日1面
■子どもの笑顔が輝く希望あふれるまち 市の子育て支援事業がますます充実します
子どもの笑い声は、地域に活力と希望を与えてくれます。三鷹市では、昭和31(1956)年に全国初の公立保育所による乳児保育を開始して以来、子ども家庭支援センターの設置や乳児家庭全戸訪問事業による在宅子育て支援など、多様化するニーズにいち早く対応してきました。今年はさらに、子ども・子育て支援新制度(左記)を活用し、事業所内保育や小規模保育といった地域保育の充実を図り、保育の質の確保とともに利用者支援などのサービス向上を実現していきます。
■子ども・子育て支援新制度とは
今年の4月から本格的に施行される新しい制度で、幼児期の学校教育・保育や地域の子ども・子育て支援を総合的に推進する新しい仕組みにより、地域のニーズを把握しながら、待機児童の解消や地域の子ども・子育て支援事業の充実、幼稚園と保育園の良さを併せ持つ「認定こども園」の普及などを図るものです。
■市長コラム「子ども本位の『子ども・子育て支援新制度』の推進を」
三鷹市長 清原慶子
今年の4月から、いよいよ全国で「子ども・子育て支援新制度」がスタートします。子どもの健やかな成長のための、子どもと大人の共通目標として2008年に制定した「三鷹子ども憲章」には、「みたかのこども」を頭文字とする7つの項目がうたわれており、「も」で始まる項目は「もっている みんなのいのち 大切に」というものです。まさに私たちは、一人ひとりの子どもの命の尊厳を尊重した「子ども・子育て支援」を進めなければなりません。
私は2007年に政府が設置した「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議の構成員を務めて以降、2008年には厚生労働省社会保障審議会少子化対策特別部会の委員、2011年からは内閣府「子ども・子育て新システム検討会議」基本制度ワーキングチーム等の委員を務めました。ここでは2012年に制定された「子ども・子育て支援法」をはじめ関連法の制定に結びつく議論を行い、現在は新法に基づいて設置された内閣府「子ども・子育て会議」の委員を全国市長会の推薦で務めています。
私はこの新制度の成立に関わる機会を得た市長として、新制度を真に子どもを中心としたものとして進める責務を認識しています。これらの会議で他の委員と重視してきたのは、新制度では子どもの視点に基づき、幼児教育及び保育の機会の量的拡充のみならず質的向上をめざしたいということでした。保護者の視点、制度を担う事業者や自治体の視点も重要ですが、何よりも子どもの基本的人権を尊重し、のびやかな「育ち」を支える制度にしなければならないとの使命感を、私たちは認識して検討してきました。
新制度に魂を入れるために、子育て世代の皆様のみならず、すべての市民の皆様のご理解をお願いします。
新春対談 4・5面
太宰治賞の選考委員を務めている作家の小川洋子さんをお迎えし、同賞を通して感じる三鷹市への思いや、数々の人気作品を生み出すご自身の創作について、清原市長と語り合っていただきました。
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