緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。 応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

広報みたか2013年5月19日1面

■「自助」と「共助」で高める防災行動力 三鷹市地域防災計画を改定しました

 市では、東日本大震災などの教訓を踏まえ、3月に「三鷹市地域防災計画」を改定し、最新の被害想定に基づいた災害への備えを進めています。災害に備えるうえで大切なことは、自分と家族の命を守ること、そして隣近所で助け合うことです。また、被災後も自宅や近所に危険がなければできるだけ自宅で生活していけるよう、家屋の安全対策や非常用品・備蓄品などの備えも欠かせません。
 今号では、「三鷹市地域防災計画」改定の内容と合わせて、みなさんに日ごろから取り組んでいただきたい「自助」と「共助」を中心にご紹介します。

[問]防災課TEL内2283


■「三鷹市地域防災計画」で定める「自助」と「共助」のポイント

日ごろからの「自助」の備え 自分や家族を守る
東日本大震災などの教訓(自助)
■自宅の安全対策をしっかりと行う
■火災を出さないための備えを行う
■家族の安全を守るための準備をしておく
■発災後に自力で生活するための備えを行う
■安全に避難するための準備をしておく

取り組みのポイント
●自宅の耐震性や耐火性を確保する
●家具の転倒・落下や窓ガラスの飛散防止対策をする
●ブロック塀の点検補修など、家の周囲の安全対策を行う
●家族全員分のヘルメット・手袋・スニーカーなどを準備する
●消火器や住宅用火災警報器を設置し、出火防止に努める
●障がい者・高齢者など支援の必要な家族がいる場合は、事前に隣近所・町会・自治会・マンション管理組合・自主防災組織などに知らせておく
●家族の連絡方法や集合場所を決めておく
●水・食料・生活用品の非常持出品・備蓄品を備えておく
●避難所・避難場所・避難経路などを確認しておく

日ごろからの「共助」の備え 隣近所や地域で助け合う
東日本大震災などの教訓(共助)
■日ごろの近所付き合いを大切にする
■日常のグループ活動に防災を取り入れる
■地域の活動に参加する

取り組みのポイント
●隣近所や地域に顔見知りや知人を増やしておく
●身近な仲間で楽しみながら防災訓練や防災出前講座(下記)を実施するなど、防災のつながりをつくる
●町会・自治会などが行う防災訓練・初期消火訓練などに参加し、日ごろの助け合いにも協力する
●市や自主防災組織が行う防災訓練や防災事業に積極的に参加する


■「防災出前講座」をぜひご利用ください

 市では、市民のみなさんの自助、共助を支援するために、日ごろ活動している仲間やグループで防災対策を進めたいという方々に、市職員による「防災出前講座」を実施しています。ご近所同士や趣味の仲間などで、気軽にお申し込みください。
※講義の内容はご要望に応じます。会場はご用意ください。

[申][問]防災課TEL内線2283へ

「三鷹市地域防災計画」の概要と市の防災体制について、くわしくは2面をご覧ください。


■市長コラム「太宰が生きたまち三鷹で『太宰治賞』が産み出すもの」

三鷹市長 清原慶子

 5月8日夕方から、「みたか井心亭」で「第29回太宰治賞」の選考会が開催されました。選考委員は、加藤典洋さん、小川洋子さん、荒川洋治さん、三浦しをんさんの四人です。今回は1,378編もの多数の応募作が寄せられ、最終選考に残った四作品の内から、満場一致でKSイワキさんの『さようなら、オレンジ』が選ばれました。受賞者は20年間オーストラリアに在住の日本人の女性であり、外国からの応募作品が選ばれたのは初めてのことです。

 太宰治賞は、昭和39年に出版社である筑摩書房が創設した小説の公募新人賞で、吉村昭、宮尾登美子、宮本輝といった作家が輩出されましたが、昭和53年の14回で中断していました。太宰治が晩年を過ごし、『人間失格』『ヴィヨンの妻』などの多くの作品を書いた三鷹市では、市制施行50周年、太宰治没後50年を契機に筑摩書房に復活を呼び掛けて平成10年度に共同主催で復活し、今年で15回目を迎えました。

 私が市長就任以降に太宰治賞を受賞した津村記久子さんは、その後芥川賞や川端康成文学賞等を受賞され、今村夏子さんは三島由紀夫賞を受賞しています。自治体が独自に文学賞を主催することには、文学の質を判断する選考の公平さ、適切さを果たすことが求められます。そこで、太宰治賞を創設した出版社である筑摩書房と共催することによって、新人文学賞としての質をしっかり担保しています。受賞者が他の賞も受賞している事がこのことを証明しているように思います。

 JR三鷹駅から近い、太宰治が通った酒屋跡地のビルの1階に、平成20年3月に開設した「太宰治文学サロン」では、すでに8万人近くの来場者を迎えています。現在は初版本を中心に「太宰作品の装幀美」という企画展示をしており、入場は無料です。

 6月19日は太宰治の誕生日であり、命日(桜桃忌)でもあります。そこで、6月には芸術文化センターや太宰治文学サロンで「朗読会」が開かれます。市内には、太宰が愛した「陸橋(跨線橋)」をはじめ太宰ゆかりの場所に案内板もあります。ぜひ、改めて、太宰治の息吹を探してみませんか。

※詳細はPDFをご覧ください。

三鷹市長メールマガジン
市長のメッセージ、活動記録、部課長コラム、新着情報などをお届けします。登録は、市ホームページまたは携帯サイトからどうぞ。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

▲ページのトップへ

目次ページに戻る

トップページへ戻る


   
三鷹市役所 〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号 電話:0422-45-1151(代表) 市役所へのアクセス

開庁時間:月曜〜金曜日の午前8時30分〜午後5時(祝日、12月29日〜1月3日を除く)