広報みたか2012年1月15日1面
■便利でにぎわいのあるまちを目指して市内の商店街が買物支援を進めています
市内では、商店街や商店の減少により、地域によっては、歩いて行ける範囲に生鮮品を扱う店舗がなくなりつつある状況も生まれています。こうした地域の買物環境の悪化を食い止め、にぎわいのある地域をつくるため、市では関連機関と連携し、商店会のさまざまな取り組みを支援することで、より便利で楽しく買物ができるまちづくりを進めています。
[問]生活経済課TEL内線2544
三鷹市買物支援事業
これまでの経緯
市内では現在、高齢者の増加や地域商店数の減少といった状況から地域の買物環境の悪化が懸念されています。こうした状況に対して、関連機関による買物支援事業準備会を立ち上げ、各種事業の検討やモデル事業実施地区の選定などを行ってきました。
昨年8月には、右記の7つの市内関連団体による協定を締結し、買物支援事業本部を設置するなど、具体的な取り組みをスタートさせています。
構成団体
三鷹市、三鷹商工会、三鷹市商店会連合会、東京むさし農業協同組合三鷹支店、NPO法人三鷹ネットワーク大学推進機構、NPO法人みたか都市観光協会、(株)まちづくり三鷹
取り組みの方向性
・商店街のにぎわい創造と活性化につなげること。
・商店街の周辺住民の買物利便性が向上すること。
現在の取り組み状況
三鷹中央通り商店会、三鷹南銀座会、泰成商店会、三鷹台商店会、五小通り商栄会の5つの商店会に協議会を設置して、取り組みについての検討が進められています。まず第一歩として、商店街やそのサービスを知ってもらうための取り組みや、利用者のニーズを知るための取り組みを実施します。
市内最大の規模を誇る商店街 三鷹中央通り商店会
ライフスタイルに合わせ、三鷹での楽しい暮らしに役立つチラシの作成を予定。店の自慢のメニューや技術、知る人ぞ知る売れ筋商品、ロングセラー商品などを取り上げます。
地域密着の個性あふれる商店が並ぶ 三鷹南銀座会&泰成商店会
商店会やスーパーマーケット、民間企業が連携して定期的な市場(マルシェ)の開催を検討。新鮮野菜、日用品などのほか、普段お店に並ばない商品を用意します。
若々しく活力ある駅前商店街 三鷹台商店会
お店を紹介するかわら版(フリーペーパー)を作成するほか、ブログ、Facebookなどインターネットによる情報発信を予定しています。
地元に根差した商店街 五小通り商栄会
お店の商品やサービスを紹介するチラシの作成を予定。また、高齢者など来店が困難な方のための御用聞きを兼ねた「配送」サービスの実施も予定しています。
三鷹まちなか協働サロン事業も実施
上記事業に加え、NPO法人三鷹ネットワーク大学推進機構を中心とした組織では、地域社会の「絆」を結び、市が取り組む「地域ケアネットワーク事業」をはじめとした新たな協働の仕組みづくりである「コミュニティ創生」を推進するため、福祉サービスや買物支援などを目的とした「サロン事業」の実施を予定しています。
三鷹むらさき商品券の有効期限が迫っています
10%プレミアム付き市内共通商品券「三鷹むらさき商品券」の有効期限は、1月22日(日)です。有効期限を過ぎた商品券は無効となりますので、ご注意ください。商品券が利用できる加盟店は市内730店舗以上で、加盟店の店頭にはポスターを掲示しています。
[問]三鷹商工会TEL0422-49-3111
■市長コラム「今こそ、芸術文化で地域創造を」
三鷹市長 清原慶子
国際的に社会経済状況が厳しい現代だからこそ、芸術文化のチカラがますます意味を持ってきます。人は、芸術文化活動を通してその考えや想像を多様な形で表現し、新しい価値を創造することができます。
このたび、三鷹市及び三鷹市芸術文化センター(上連雀6丁目)が、「財団法人地域創造」による第8回地域創造大賞(総務大臣賞)を受賞することとなりました。この賞の審査基準は、(1)芸術文化活動を通して、地域文化の活性化やふるさとづくりを推進していること、(2)先進的で斬新な企画による事業を展開していること、(3)市民参加による芸術文化活動を推進していること、などであり、芸術文化センターの取り組みが、これらの観点から高く評価されました。
芸術文化センターでは、たとえば、小学校4年生から高校3年生までの団員による「みたかジュニア・オーケストラ」を組織し定期演奏会や福祉施設訪問活動を行ったり、三鷹市独自の小演劇や落語等の古典文化の上演を支援したり、クラシック音楽の専門家を小学校に派遣し、子どもたちに楽器や演奏を身近に感じてもらう活動等を推進してきました。
人々が良質の芸術文化に出会う機会を作ったり、活動に取り組む個人や団体に研修機会を提供したり、組織化を支援したりすることで人と人との協働が生まれ、それが芸術文化活動による「地域創造」へと結びついたように思います。
さて、芸術文化センターの事業を担っている公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団が運営する三鷹市美術ギャラリー(三鷹駅南口)では、現在「フェアリー・テイル〜妖精たちの物語〜」展が開かれています(写真)。ここでは、福島県金山町の妖精美術館及びうつのみや妖精ミュージアムで展示されている作品を中心に、時間を忘れて見入ってしまうような19世紀のヴィクトリア朝時代の妖精にまつわる絵画や陶磁器が多数展示されています(12面に関連記事)。
子どもの頃は見えたかもしれない妖精と出会うチャンスですので、ぜひ、ごゆっくりお越しください。
三鷹市長メールマガジン
市長のメッセージ、活動記録、部課長コラム、新着情報などをお届けします。登録は、市ホームページまたは携帯サイトからどうぞ。
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【託】託児あり