広報みたか2011年7月3日1面
■ご存じですか？ あなたの地域の民生・児童委員
みなさんは、「民生・児童委員」をご存じですか？
市内では現在113人の民生・児童委員が、みなさんからのさまざまな相談に応じ、必要な支援や情報提供、関係機関との連絡調整など「地域のパイプ役」として活動しています。
「暮らしの中の心配ごとや困りごとを、どこに相談したらいいか分からない…」そんなことはありませんか？一人で抱え込まずに、身近な民生・児童委員へお気軽にご相談ください。
［問］地域福祉課TEL内線2615
■暮らしの中の心配ごとや困りごとを、民生・児童委員がサポートします！
・独り暮らしで、心配ごとがたえない…
・近所のおばあちゃんが認知症かもしれない
・子どものひどい泣き声が… もしかして虐待？
・初めての子育てで自信がない
・身体が不自由で災害時など、何かあった時に心配
・病気・ケガで生活に困っている
↓
民生・児童委員 「お気軽にご相談ください」
↓
◇福祉の制度・サービスの情報提供
介護保険や子育て支援など、福祉に関する制度やサービスの情報を提供します
◇関係機関への連絡・調整
相談者が必要な支援を受けられるよう、必要に応じて市や関係機関などと連絡・調整を行います
◇地域の見守り
担当地域の中で福祉の支援を必要としている方の把握など、日常的な見守り活動をしています
など
キーワード：民生・児童委員
民生委員は、市の民生委員推薦会で選ばれ厚生労働大臣から委嘱された、無償の福祉ボランティア（非常勤の特別職公務員、任期3年）です。また、児童福祉法の定めにより、児童または妊産婦の福祉を担う児童委員も兼務しています。
※法律で守秘義務が定められており、相談内容の秘密は固く守られます。
■地域のつながりを大切に活動しています 各地区の会長委員をご紹介！
全体会長（東部地区会長）
向井 百重（むかい ももえ）さん
私たち三鷹市の民生・児童委員は、地域ボランティアのネットワークである「ほのぼのネット」の会員としても活動しています。また、学校や保育園などの行事にも参加しながら、地域の中でのネットワーク作りに取り組んでいます。
東日本大震災の発生後には、一人ひとりの民生委員が自発的に、担当地区で見守りが必要と思われる方（高齢者や障がいのある方など）を訪問し、安否確認などを行いました。緊急時にこうした活動を素早くできたのは、日頃の活動を通じて地域の方とのつながりがあったからだと思います。
民生・児童委員を続けていく中で、人と人とのつながりが何より大切だと実感しています。これからも支援を必要とする方の立場に寄り添って、一人でも多くの方に私たちの活動を知ってもらい、地域の中での信頼関係を築きながら活動していきたいと思います。
南部地区会長
星野 和子（ほしの かずこ）さん
中部地区会長
野村 文和（のむら ふみかず）さん
西部地区会長
塩川 光子（しおかわ みつこ）さん
地区割りと各地域の担当委員を2面でご案内しています
■市長コラム「節電と熱中症予防の両立を目指して！」
三鷹市長 清原慶子
東京電力福島第一原子力発電所の事故により、電力不足が課題となり、三鷹市役所を含む事業所では、電力使用量について昨年夏のピーク時より15％削減することが政府から要請されています。そこで、エアコンの設定温度を28度にすることをはじめ、庁舎のエレベーターの一部を停止したり、照明の電灯を減らしたりしています。
他方、埼玉県熊谷市では6月24日に39・8度を記録するなどすでに真夏並みの猛暑となり、全国でも熱中症で救急搬送される人が昨年より大幅に増加しているとのことです。
熱中症とは、野外はもとより室内でも、気温の上昇や高温状態に体温の調整が適応できず、体内に熱がこもり、脳や心臓、内臓等に急激な負担や損傷が生じるもので、症状が重い場合には生死に関わることもあります。エアコンも適切に使いましょう。
私は、この8年余りの間、毎月88歳、99歳、100歳以上を迎えられた市民の皆様を訪問して敬老金を贈呈しています。その際、暑い夏でも節電や電力使用料金を減らすというコスト感覚から、ご長寿の方ほど暑さを我慢する傾向が強いことを拝見してきましたので、私は各家庭で実行できる節電の具体的な方法についてだけでなく、熱中症予防についてお知らせする必要性を強く感じ、広報を増やしてきました。
6月の市議会第2回定例会で、私は一人暮らしの75歳以上の7100人の市民の皆様に、熱中症予防に関するチラシと、水で濡らすだけで柔らかくふくらんで、首のまわりを冷やせる「冷却スカーフ」（写真）をお届けする事業（16面に関連記事）の補正予算を提案し、満場一致で可決されました。
長寿の方だけでなく、若い方でも夏は抵抗力が弱まり、熱中症になることがありますので、野外で活動する時は、帽子や日傘を使いましょう。また、水分とともに塩分も補給し、休憩するなどの予防対策をいたしましょう。節電と熱中症予防の両立を皆さんと目指す夏にしたいと思います。
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