緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2011年1月1日1面

新春号

■2011年卯年 年の初めの歴史散歩 ―いにしえの時へと誘う兎の絵皿―

 このウサギの絵皿「白釉多彩兎文皿(はくゆうたさいうさぎもんざら)」は、16〜17世紀ごろ、トルコ最大の都市イスタンブールの南東に位置する街イズニクで装飾用に作られた陶器です。当時イズニクは、中近東一帯で栄華を極めたオスマン帝国における建築用タイルの一大生産拠点でした。彩色用粘土を盛った特徴的な深い赤色「トマト赤」や洗練された絵柄など、タイル作りの技術を活かした陶器は、ヨーロッパなどでも人気を博しました。絵皿のウサギにも「トマト赤」が用いられ、見る人を引き付けます。

 これらの陶器には、中近東原産のチューリップなど身近な草花や動物が好んで描かれ、この絵皿に描かれたウサギも、人々になじみ深い存在だったことがうかがえます。また、皿の縁に描かれた文様には中国の磁器に見られる「波涛文(はとうもん)」が取り入れられ、中近東が交通の要衝として、東西の文化を織り交ぜながら発展してきた歴史を示しています。

 この絵皿をはじめ常時300点以上の資料を展示し、今年で開館から32年目を迎えた中近東文化センターでは、市内にいながら中近東の文化に触れることができます。卯年の今年、日本人にもなじみ深いウサギが、洋の東西を超え歴史のロマンへいざないます。

[問]秘書広報課広報係TEL内線2133

※詳細はPDFをご覧ください。


■中近東文化センター附属博物館 (大沢3-10-31 TEL0422-32-7111)

開館 午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日 月・木曜日(祝日は開館、振替休日なし)、年末年始(1月6日〈木〉まで休館中)
入館料 三鷹・武蔵野市民100円、一般800円、高校・大学生500円、65歳以上400円、中学生以下無料

[HP]http://www.meccj.or.jp/

※詳細はPDFをご覧ください。


■市長コラム『新年も「都市再生」と「コミュニティ創生」を目指して』

三鷹市長 清原慶子

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 昨年「市制施行60周年」を迎えた三鷹市は、多くの公共施設の老朽化と耐震化基準上昇への対応という「都市再生」の課題に直面しています。たとえば、今年前半には東台小学校の建替えが完成し、第三小学校の建替えを着工します。12月市議会で補正予算が可決された中学校のエアコン整備に向けての設計も開始します。

 そして、市役所隣地である東京多摩青果株式会社三鷹市場跡地及び周辺地区では、「防災公園街区整備事業」として一時避難場所や、財政状況から凍結されていた総合スポーツセンター(仮称)を建設し、老朽化が進んでいる社会教育会館、福祉会館、総合保健センター、北野ハピネスセンター幼児部門及び防災担当部門を複合施設に集約して整備します。

 この「市民センター周辺地区整備事業」については、昨年5月に設置された公募市民を含む「市民検討委員会」の報告書が12月末に提出されました。今年は、市民検討委員会や関係団体等をはじめとする市民の皆様のご意見を反映した基本設計等の施設計画及び財政計画等について広報し、市議会で必要な議決をいただくことになります。

 同時に、少子長寿化が進む中で、皆様が三鷹という地域で最期まで安心して住み続けられるために、多様な地域課題の解決に向けて「新しい共助」や「地域ケアネットワーク」等の推進による「コミュニティ創生」が課題となります。

 新年も、「都市再生」と「コミュニティ創生」を目指す三鷹市政に、皆様のご注目とご参画をお願い致します。

新春対談 4・5面
 中近東文化センター理事長の阿部知之さんと清原市長が、考古学の壮大な研究と三鷹市との結び付きについて語り合います。

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