広報みたか2004年12月19日8面
■「絵本館(仮称)」のプランづくりが始まります
市民のみなさんへのアンケート調査の結果
市では、子どもから大人までが一緒に絵本に親しみ、絵本文化を発信する拠点として「絵本館(仮称)」の整備を検討しています。
絵本は、小さな子どもたちが絵や言葉の世界と出会う最初の機会であるとともに、読み聞かせなどによる人と人とのふれあいの媒体ともなります。また、優れた絵本は、子どものみならず、大人にも深い感銘を与え心を豊かにする芸術作品と言えます。
三鷹市には、自邸に「ミタカ少国民文庫」を開設し、児童書や国語教科書の編さんを行った山本有三、多数の童謡や絵本を残した与田準一をはじめとして、現在に至るまで、日本の児童・絵本文化の中心を担う多くの作家や画家が住んで創作活動をしてきました。また、市内では、本好きの市民の方々が自宅や地区公会堂などで絵本の読み聞かせや貸し出しなどを行う「地域・家庭文庫」の伝統のある読書活動が今も活発に行われています。
絵本館は、こうした背景のもとに、子どもから大人までが絵本の魅力に出会い、絵本を媒体として親子がふれあうことのできる場として、また、三鷹市固有の文化資源を生かした絵本文化の発信の場として構想しているものです。
市では、市民のみなさんを対象に、絵本館整備に向けたアンケート調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。
◆アンケートの調査結果
「絵本への興味」は、一般で約65%、保育園保護者では90%が「ある」と回答しています。また、「子どものころ読んだ絵本で印象に残っているものがある」という方は、一般で72%、保育園保護者で79%にのぼり、絵本が多くの市民のみなさんに愛されていることがわかります。
また、絵本に関して市の施設を利用したことのある方は、一般で32%、保育園保護者で75%でした。保育園保護者が利用している施設としては、図書館、保育園・幼稚園が多く、「貸出・閲覧」「読み聞かせ」などを目的とした利用に満足度が高い反面、「原画・作品展」「絵本づくり」「講演会」のような文化面に対する事業等が不足していることがうかがわれます。
「絵本館」の基本的な機能としては、「絵本との出会い・ふれあい」を望む声が最も多く、次いで「絵本をとおした子育て支援」があげられ、既存の施設とは異なる、自由にのびのびと絵本を楽しむことができる出会い・ふれあいの場の提供が求められていることがわかりました。
◆絵本館整備の今後の進め方
アンケート調査の結果等を検討して、今後、市として基本的な考え方をまとめ、来年度の早い時期に、市民のみなさんのご意見をお伺いするパブリックコメントを実施する予定です。市民のみなさんのご意見を伺いながら、より良い「絵本館(仮称)」のプランを練り上げていきたいと考えていますので、今後ともご協力をお願いします。
→コミュニティ文化室TEL内線2516
印象に残っている本
第1位は「ぐりとぐら」
(福音館書店)
アンケート調査の結果 ※( )内は人数
【グラフ5入ル】※グラフはPDFファイルをご参照ください。
◇調査の概要
「絵本館」の整備に向けて市民の意向を把握するために、今年8月、無作為抽出により三鷹市の男女1,500人と市内の保育園保護者524人、全体で2,024人に対して、アンケート調査を行い約3割の人から回答を得ました。
調査結果の詳細は、三鷹市ホームページに掲載しています。また、コミュニティ文化室(市役所5階)でも「『絵本館(仮称)』整備に向けたアンケート調査報告書」を2月末まで閲覧することができます。
■平成16年版市民便利帳「三鷹くらしのガイド」全戸配布しています
※12月20日(月)を過ぎても届かない場合はシルバー人材センターTEL48-6721へ。
市民便利帳・訂正とおわび
便利帳で以下の誤りがありました。訂正しておわび申し上げます。
→広報係TEL内線2133
箇所 | くらしの電話帳118ページ |
---|---|
誤 | 武蔵中央接骨院 |
正 | 武蔵中央接骨院 (社団会員) |
■みたか2004年 この1年
■1月
7日 あすのまち・三鷹「ショーケースe」見学者が1千人に
20日 情報セキュリティに関する認証取得
■2月
9日 小・中一貫教育校構想についての説明会が始まる
18日 市内の小・中学生全員に防犯ブザーの貸与を開始
■3月
31日 「武蔵野(野川流域)の水車経営農家」公開事業が都知事賞を受賞
■4月
1日 農業公園がオープン【キャプション】(写真は10月のグランドオープン)※写真はPDFファイルをご参照ください。
1日 市営大沢住宅の入居開始
1日 牟礼保育園が開園
10日 自転車安全講習会、「三鷹市自転車安全運転証」の交付開始
■5月
6日 軽自動車税のコンビニ収納が開始
■6月
17日 三鷹駅前広場の第2期整備事業が着工
■7月
15日 アテネオリンピック・パラリンピック出場の三鷹ゆかりの選手に市役所で激励会
22日 むらさき子どもひろばでPCB含有器具の破損事故が発生。11月までに市内公共施設を徹底調査・撤去を完了
■8月
2日 基本計画改定に関する、ITによる市民参加「eフォーラム」開始
23日 三鷹の森ジブリ美術館で、初の市内小学生お泊り会
■9月
21日 柔道金メダリストの内柴正人、鈴木桂治選手が交通安全パレードに参加。【キャプション】※写真はPDFファイルをご参照ください。27日には体操金メダリストの塚原直也選手らによる報告会も
■10月
1日 産後支援ヘルパー制度がスタート
1日 中近東文化センター一般公開が三鷹市などの支援で再開
19日 13の教育・研究機関が参加した「三鷹ネットワーク大学(仮称)」のプレ開講講座がスタート
25日 新潟県中越地震(23日発生)で被災した栃尾市に救援物資を緊急輸送【キャプション】※写真はPDFファイルをご参照ください。
■11月
12日 「新選組と多摩の民権展」スタート
25日 「三鷹市地域安全マップ」を配布
■12月
19日 「絵本館(仮称)」整備に向けた市民アンケート結果を発表
人口と世帯
(平成16年12月1日)
●住民基本台帳
82,805世帯
170,321人
(男:84,639人・女:85,682人)
●外国人登録
2,896人
三鷹市 広報番組 みる・みる・三鷹
武蔵野三鷹ケーブルテレビ5ch
1日4回放送9:30/12:00/19:30/23:30
●第204回(12月19日〜31日放送)三鷹市政この1年
三鷹市市政情報番組
おはよう!三鷹市です
FMむさしの78.2MHz
月〜金曜日10:20〜25放送
広報みたかは三鷹市シルバー人材センター会員がお届けしています。
→シルバー人材センター
TEL48-6721
市外局番0422は省略しています
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり