緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2004年10月3日10面

■三鷹短歌会8月の秀歌

(選と評)金田 義直
多種機能もてるパソコン願はくば黄泉の父母にもメールを送れ 小野五代子
 [評]発想がユニーク。「そうなればいいなあ」と同感される向きも多かろう。面白い歌だ。

豆腐屋のラッパ聞こえゐて空(から)梅雨のむし暑き日の暮れなむとする 横尾えり子
 [評]マイクを使っての物売りの声と違って豆腐屋のラッパに涼しさを感じたのであろう。今宵は冷奴か。

今朝咲きし朝顔眺め夫と吾変はらぬ日々に会話の弾む 大平牧子
 [評]変はらぬ日々の生活の中で、朝顔の開花が刺激材となって会話が弾んだのだろう。平凡な幸せが伝わって来る。

暑き日は暑さでゆかむ夕飯のおでんは熱く熱く煮るがよし 松村美恵子
 [評]暑い時に熱いものを食べると、後で涼やかな気分になるから不思議だ。「熱く熱く煮るがよし」が利いている。

百日紅真白な花のあふれ咲き風立ちくれば波打つごとし 棚木 玲子
[評]炎天下に咲く百日紅の白花に涼しさを感じたのだ。見たままを詠っているが「波打つごとし」はやや安易。
百日紅のさかりの下を選りゆけばその花ひとつ肩に零(ふ)りくる
坂本 信子
[評]散策時の一齣なのだろう、ゆったりとした気分をうまくまとめている。
栃木産と書かれし箱の開かれてドサッと積まるる胡瓜みづみづし
     神宝満智子
[評]スーパーでの嘱目か。「栃木産」が利いている。「ドサッと」も量感を如実に感じさせてよい。
岡山より来しマスカット香り高くその地の澄める陽の色を思ふ
八島 靖男
[評]岡山は作者にとってゆかりの地なのだろう。四、五句ややごたつき気味だが気持ちは出ている。


■三鷹俳句会9月の秀句

【選者】井上弘・飯田六斗
土拭いて釣銭くれるいも畑 清水ゆきえ

山の宿ひと間ひと間に盆の月 南みち

自然薯の貫く関東ローム層 大久保英一

法師蝉拳から溢れる不整脈 伊藤紫春

一と塊(くれ)の土も無き街とんぼ来る 田中淑子

生ごみを土に返して天高し 牧文子

秋遍路杖よりこぼる今日の土 寺田絢子

鰯雲多摩の土つけ下山する 大和谷慈子

秋晴や磨きあげたる消防車 高見勝

蜩に押されて上がる鉄砲坂 須田由美子

土詰める涙の日焼け甲子園 三矢恵啓

つひの日のいつかは知らず秋の蝉  赤木きよ

土の香を包み在所の牛蒡着く 小木曽貞子

愚痴多き友送り出し星月夜 浅沼仁美子

秋の雲授かりしもの失せしもの 拝司園子

土塊(くれ)をどけて(ひでり)田水走る 寺岡美由喜

盛り土の御陵囲むや花芒 根岸敏三

少年の頬の白さや秋祭り 佐野みさを

赤土に球の無患子(むくろじ)寄り添へり 田山光起

一握の土球児らの夏終る 岡田幸子

10月の三鷹俳句会
10月10日(日)午後1時より三鷹駅前地区公会堂で。兼題は水一切・当季雑詠。出句3句。資料代1千円。
くわしくは大和谷(やまとだに)宅TEL46-9820


■高齢者の方などにインフルエンザ予防接種

インフルエンザ予防接種事業協力医療機関一覧表 ※詳しくはPDFファイルをご参照下さい。
対象は、接種日当日65歳以上の高齢者の方と、60〜64歳で、心臓病、腎臓病、呼吸器疾患、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害の方で、身体障害者手帳(1級)をお持ちの方。流行する前に、ぜひ予防接種をお受けください。インフルエンザ予防接種は、ご本人が希望しない場合、接種を行うことはありません。
▽10月15日(金)〜平成17年1月31日(月)(年末年始を除く)、市内協力医療機関(別表のとおり)で。
 ※実施日時は医療機関により異なりますのでご注意ください。接種回数(公費負担回数)は1回。なお、接種には自己負担額2千200円が必要です。医療機関の窓口でお支払いください。
 ※生活保護を受給中の方は、自己負担金が免除されますので、生活福祉課TEL内線2641へお問い合わせください。
◆調布市の協力医療機関もご利用できます
 調布市の協力医療機関については三鷹市総合保健センターTEL46-3254へお問い合わせください。
◆接種の受け方(持ち物など)
 年齢を確認するための健康保険証などを協力医療機関に提示し、予診票に必要事項を記入し接種を受けてください。
 ※生活保護受給者の方は、生活福祉課発行の予診票などが必要です。
 ※インフルエンザは最近の研究で、高齢者の方については1回の接種で十分な効果が得られることがわかりました。
 →総合保健センターTEL46-3254


■50歳以上の男性対象前立腺がん検診

対象は市内在住の50歳以上の男性。前立腺がんは男性特有のがんで、最近増加の傾向にありますが、早期には自覚症状がまったくなく、検診を受けなければ発見は困難です。ぜひこの機会に検診を受けることをお勧めします。
▽11月1日(月)〜30日(火)、市内協力医療機関で。検診方法は採血と前立腺直腸内触診。
▼10月11日(月)(必着)までに、はがきに「前立腺がん検診希望」・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・生年月日・年齢を記入し「〒181-0014野崎1-7-23三鷹市医師会前立腺がん検診係」へ申し込む。無料。先着500人(10月下旬に受診票・検査伝票・実施医療機関一覧表をお送りします)。
 →同会TEL47-2155


■育児学級「こころをはぐくむ子育て〜自分も人も愛せる子に〜」

1〜2歳の子どもにとっては、親子のかかわりが大切です。親子のかかわりと子どものこころへのつながりを感じ、お子さんの成長と子育てをより楽しんでいただくための講座です。対象は1〜2歳の子をもつ保護者50人。
▽10月29日(金)午前10時〜正午、総合保健センターで。講師はあきやま子どもクリニック臨床心理士の石樵さゆりさん。母子手帳、保育を受けられる方はオムツ、タオルなど保育に必要なものを持参。
 ※保育は30人まで。9時45分にお越しください。ただし、お座りのできないお子さんは保育できません。
 また、保護者の方と一緒に講義に参加することはできません。
▼10月15日(金)(消印有効)までに、往復はがきに育児学級希望・住所・氏名・電話番号・保育希望の有無(保育希望の方はお子さんの人数と生年月日)・返信用はがきの宛先を記入し「〒181-0004新川6-35-28三鷹市総合保健センター」へ申し込む(申込多数の場合は抽選)。
 →総合保健センター146-3254


■歯科医師会「孫の口の中を覗いてみたら」

「乳歯なんか、いずれ生え変わるんだから、治療なんかしなくてもいいよ」といわれて育った子どもは、戦後、必死になって走ってきた、いわば、団塊の世代といわれる人たちであろうか。今、その人たちが、孫の口の中を覗いたら、むし歯の少ないことに驚かされるであろう。
 ベビーブームといわれた時代に生まれ、人を押し分け、高度成長の波に乗り遅れまいと、歯のことなんぞにかまっていられなかった反省の数々が、知らず知らず、口腔衛生への高い知識を提供していった経緯だろうか。今の若いお父さん、お母さんたちは、歯の痛み、歯周病の恐さをよく知っているし、歯科の環境が整ってきていることもあって、子どもたちが、むし歯にならないように情報を収集し、きめ細かな子育てをしている。そのことは、幼児歯科相談、1歳6カ月児・3歳児健診、妊婦健診など、総合保健センターに出務していて、むし歯の少なさや、子どもの歯に対する関心の強さを知ることができる。
 「なぜ歯みがきするのか」学童に聞いてみると、やはり、むし歯にならないため、と答えるのが85%程度。そのほか、歯肉炎にならないため、病気にならないため、年をとっても自分の歯で食べたいから、そして、残りの数%が、健康のためと考えている。
 我が国では、全ての年齢層で死亡率が低下している。介護を必要としないで自立して生活できる健康寿命が、女性で75・8歳、男性71・4歳、世界でもトップクラスである。この健康寿命が延びてきたのは、病気の早期発見や早期治療といわれていた二次予防から、生活習慣を見直し、環境の改善などにより病気の発生そのものを予防していく一次予防の考え方に転換していったことの成果であろう。
 「21世紀における国民健康づくり運動」の具体的な目標の中に、「歯の健康」が設定されている。個人が自分の健康管理に積極的に取り組める基盤が整備されてきている。老人と呼ばれる人、団塊の世代といわれる人たちは、今、自分たちの生活の質の向上に目を向けている。むし歯の少なくなった子どもたちに、歯周病へとつながる歯肉炎の知識が広まっている。いつまでも自分の歯で食べたいという、一次予防の基本的な理念が芽生えているからだろう。
 歯槽から膿が漏れると書く、年寄りくさい「歯槽膿漏」という病名は、いま使われず、歯周病という病名で、すでに子どもたちへの身近な病気として認識を深めている。大人が豊かな暮らしを求めていくなか、孫を抱くだけでなく、孫の口の中を覗いてみたらいかがだろうか。
(三鷹市歯科医師会)


■こもれび ほっと・サークル〜S・カフェでおしゃべりを

NPO法人こもれびでは、市との協働で、高齢者の方と毎月さまざまな活動を行っています。対象はおおむね65歳以上の方。おしゃべりとおいしいお菓子で、楽しいひとときをご一緒しましょう。
▽毎月第2金曜日午後1時30分〜3時30分、スペースS(下連雀一丁目)で。お好きな時間にどうぞ。参加費300円。
 →こもれび事務局TEL42-4469
◆こもれび電話相談TEL42-4471
 高齢者から子どもまで、毎日の生活の中でお困りのことなど、お気軽にご相談ください。ヘルパーさんからの相談にも応じます。毎週水曜日と金曜日午後1時〜3時には相談員が対応いたします。
 →高齢者支援室TEL内線2623


■多摩府中保健所から

●10月の食品・環境衛生出張窓口
 ▽10月28日(木)午後1時〜4時、総合保健センター別館1階で。業務内容は(1)食品関係営業許可の更新申請および食品衛生講習会(講習会は2時30分から)、(2)環境衛生関係届出施設の変更届などの受付、(3)水質検査容器の無料配付、(4)食品・環境衛生の相談受付
 →多摩府中保健所武蔵野三鷹地域センターTEL54-2209
 ※次回は11月25日(木)です。

●精神保健相談
 専門医と保健師による個別相談を行います。相談時間はいずれも午後2時〜4時。
◆精神保健医療相談10月19日(火)、21日(木) 眠れない、何もしたくない、家に閉じこもりがち、人と接するのがつらいなどでお悩みの方。
◆思春期相談10月20日(水) 思春期は、著しい身体の変化とともに心も大きく揺れ動く年代です。思春期〜青年期の心の悩みや家族問題についてお悩みの方。
◆アルコール相談10月18日(月) アルコール依存症などを克服し、生活を改善するため、本人や家族がどのようにすればよいかなどを話し合います。
▼事前に同保健所へ申し込む。相談場所が武蔵野三鷹地域センター(旧三鷹武蔵野保健所)・三鷹市総合保健センターと分かれることがありますので、必ずご確認ください。
 ※相談日以外でも、保健師が相談に応じています(要予約)。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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