広報みたか2003年11月2日3面

■平成１５年度各部の運営方針と目標

市民のみなさんに、市の取り組みを分かりやすく紹介
三鷹市各部の経営の全体構想
「各部の運営方針と目標」をまとめました
市ではこのほど、平成15年度の「各部の運営方針と目標」をまとめました。
これまで市では、事業評価制度の実施や自治体経営白書の発行など、「成果指向の行政運営」と「説明責任の確立」に向けた取り組みを進めてきましたが、今年度より清原市長のもとで、市民のみなさんに市の取り組みをいっそう分かりやすくお伝えし、ご理解をいただくために、「各部の運営方針と目標」を定め、達成状況を含めて広く公表していくこととしました。
今号では、各部の基本方針である「部の使命・目標」について紹介します。
↓企画経営室行政評価担当Tel.内線２１５０・２１５１
■各部が市民の視点に立ち主体的に「目標」を設定
昨年度から実施している事業評価制度では、約150事業を評価対象事業として設定し、評価結果を「自治体経営白書」や市のホームページで公開してきましたが、このたびまとめた「各部の運営方針と目標」は、結果の公表だけでなく、年度ごとの目標も明らかにしてお伝えするものです。
「各部の運営方針と目標」は、(1)部の使命・目標に関する認識、(2)部の経営資源（職員数、予算規模）、(3)今年度の実施方針および個別事業の目標を各部で主体的に設定し、市長との協議を経て確定しました。
この「運営方針と目標」は、何をするかという事業中心の発想からスタートするのではなく、市長の施政方針や基本構想・第３次基本計画などを踏まえつつ、市民の視点に立ち、本来、各部が果たすべき使命を明らかにして目標を設定し、それを実現するための個別事業の展開までを視野に入れた、いわば「部の経営の全体構想」を示すものといえます。
特に個別事業の達成目標については、目標指標として可能なものは数値を用いて設定するなど、できるだけ具体的に定めることとしました。
「各部の運営方針と目標」は、３月議会での新年度予算の成立を受けて、年度当初に設定・公表します（平成15年度は、市長選挙に伴い６月議会で投資的事業を含む補正予算が成立したことから、確定と公表が今の時期になりました）。
平成15年度の達成状況については、平成16年７月に発行する「三鷹市自治体経営白書２００４」や市のホームページでお知らせしていきます。

■ホームページ・冊子で全文をご覧になれます
平成15年度「各部の運営方針と目標」の全文は、市のホームページに掲載しているほか、市立図書館、市政窓口、各コミュニティ・センターでも閲覧できます。なお、冊子（30ページ）を市政資料室（市役所２階）で配布しています。そのほかご希望の方は、企画経営室Tel.内線２１５０へ問い合わせください。

平成　年度　各部の使命・目標
◆企画部
〜効率的な市政運営と健全な財政運営、
地域情報化の推進〜
●市民のニーズや社会の変化に対応した計画などの策定により、市のビジョンや運営方針を市民に明らかにするとともに、効率的な市政運営と健全な財政運営を目指した自治体経営の確立を図ります。
●開かれた行政を目指して、市政情報の積極的提供と市民のニーズの的確な把握を図るとともに、地域の情報化を進め、庁内情報の適切なマネジメントを確立します。

◆総務部
〜人材育成、透明で公正な市政運営、防災対策〜
●市民要望や社会状況の変化に対応するため、職員の適正な人事管理を図り、市政推進の原動力として積極、果敢に取り組む人材の育成に努めるとともに、市の財産および庁舎などの施設・設備について適切な管理を行います。
●透明で公正な市政の確立のため、情報公開制度と個人情報保護制度を適切に運営するとともに、総合オンブズマン制度による市民の苦情を的確に処理するほか、市長、助役の円滑な職務遂行のためのスケジュール管理を行います。
●災害から市民の生命と財産を守るため、防災施設の整備とともに地域や関係機関などとの連携・協力体制の整備により、災害に強いまちづくりを推進します。
●良好な地域環境を計画的に整備するため、公共事業の執行に不可欠な公共用地などの円滑な取得に取り組みます。

◆市民部
〜質の高い窓口サービスの提供、財源の確保〜
●効率的で開かれた21世紀型自治体の構築を目指す中で、窓口サービスを中心とした市民満足度の向上に向け、より質の高い市民サービスを提供します。
●効率的な自治体経営の実現の基盤となる財政の健全性維持のため、市の財源の根幹である市税等の確保に努めます。

◆生活環境部
〜安全・快適・高環境なコミュニティづくり、産業の活性化〜
●生活環境・住環境を守り、地域の特性を生かした安全で快適なコミュニティや高環境のまちづくりを市民・市民活動と協働で進めます。
●商業・工業・農業などの特性に合わせた振興策を展開し、産業の活性化を図ります。また、消費者などとしての市民を支援し要望に応えられる施策の推進を図ります。

◆健康福祉部
〜だれもが安心して暮らせる地域福祉の実現、子育て支援、健康づくり〜
●地域において新生児から高齢者までの市民福祉・健康の向上を目指し、また、障害者の社会的な自立・自活に向けた施策を推進します。三鷹市に暮らす市民の方々が、地域社会の中で生活の安心・安定が感じられ、希望と生きがいを持って暮らすことができる地域福祉の実現を目指します。
そのために、バリアフリーのまちづくりなど障害者をはじめとした方々の福祉の向上につながる施策の推進、介護保険事業の健全な運営、高齢者福祉施策全般の充実、生活保護法をはじめとする福祉６法に基づく適切な制度運営、保育所入所の待機児の解消や児童虐待防止策の推進、健全な子育て環境の整備、市民の健康づくりと保健事業の推進などを図ることとします。

◆都市整備部
〜安全でうるおいのある都市基盤整備、バリアフリーのまちづくり〜
●「高環境・高福祉のまちづくり」の実現に向け、災害に強い都市基盤の整備を図るとともに、バリアフリーのまちづくりを重点的に推進し、安全でうるおいのある快適空間のまちづくりを、市民、事業者との協働で進めます。
●緑と水のネットワーク、景観や環境への配慮、市民が主体となった地域のまちづくり、地域特性を活かした魅力と活力のある再開発事業を推進します。
●下水道施設の更新と広域的な視点からの再構築を図るとともに、合流式下水道の改善、雨水浸透施設による地下水の涵養や雨水利用など、水循環の促進を図ります。

◆水道部
〜安全で良質な水を安定供給〜
●水はわれわれの日々の生活にとって欠くことのできないものです。三鷹市の水道事業は平成14年度から都営水道に統合（一元化）されましたが、今後も東京都水道局との連携を図り、いかなるときでも安全で良質な水を安定して供給できるよう努めます。

◆教育委員会
〜教育・子育て、生涯学習・文化のまちづくり〜
いきいきと子どもが輝く教育・子育て支援のまちづくり、創造性と豊かさをひろげる生涯学習・文化のまちづくりを基本目標として、学校教育では、「豊かな心をもち、心身ともに健康で、たくましく生きる児童・生徒の育成」を指導目標とし、社会教育（生涯学習）では、「いつでも、どこでも、だれでも、いつまでも学ぶことができる生涯学習社会の構築」を推進目標としています。

【主】主催者　【人】対象・定員　【日】日時・期間　【所】場所・会場　【￥】費用（記載のないものは無料）　【物】持ち物　【申】申込方法　【問】問い合わせ　【保】保育あり