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オオスズメバチ(大雀蜂)スズメバチ科

作成・発信部署:都市整備部 緑と公園課

公開日:2026年11月2日 最終更新日:2026年11月2日

画像:オオスズメバチ(拡大画像へのリンク)

樹液にきたオオスズメバチ

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日本最大のスズメバチ

オオスズメバチは体長25~40ミリメートルの大きさで、女王バチは特に大きく、春先に単独で野山を飛び回って活動している女王バチを見かけると、迫力を感じます。性質はスズメバチの中でも狂暴で、刺されたときの毒性も激しいそうです。スズメバチの名前は「スズメほどもある大きなハチ」という意味だそうです。中でもオオスズメバチは大きく、小さめのコガタスズメバチ(体長21~27ミリメートル)と比べるとオオスズメバチの女王バチなどは倍近い体長となります。

ところがこの2種、姿かたちは酷似していて、遠くからでは小ぶりのオオスズメバチとコガタスズメバチとの見分けは難しいといわれています。

日本国内だけでもハチの仲間は4,300種ほどもいるといわれていますが、人間との関りが強いミツバチが社会性昆虫であることはよく知られています。女王バチだけが産卵し、野外での採蜜や巣の護衛、幼虫の世話などは働きバチ(すべて雌です)が行っており、女王バチと交尾するためだけに生まれてくる雄バチがいるという構成の社会です。スズメバチの仲間もミツバチとよく似た社会性昆虫です。詳細は生きもの図鑑の中で、コガタスズメバチの解説で述べていますのでご参照ください。

画像:飛ぶオオスズメバチ(拡大画像へのリンク)

飛ぶオオスズメバチ

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オオスズメバチの巣は地中

スズメバチは秋も深まる9月下旬くらいになると、巣内の個体数も最高に達し、野外で見かけることも多くなります。ナラ枯れで傷ついたクヌギなどの樹液には群れで見かけることもあります。

三鷹市役所には年間百件以上のスズメバチの巣の駆除依頼がきますが、このうちオオスズメバチは数件です。生態系の中でも他の昆虫を襲う高次な位置にあり、数はそれほど多くありません。オオスズメバチの巣は普通地面の中に作られます。秋に刺傷事故が増えてしまうのは、個体数が増えて活動が活発化する時期に、人間が巣の近くを歩いて地中の巣に振動が伝わり、驚いたハチが襲いかかることが多いようです。普段人が歩かないような場所を通る時には注意が必要です。

   

 

画像:オオスズメバチの交尾(拡大画像へのリンク)

オオスズメバチの交尾

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女王バチが一匹で越冬

怖いイメージが強い虫ですが、幼虫の餌として毛虫などもたくさん捕食しており、生態系の中ではバランスを保つ重要な役割も果たしています。成虫はほかの虫を襲いますが、これをそのまま食べるわけではなく、幼虫の餌として巣に運びます。成虫は食糧として樹液や花の蜜を吸うほか、幼虫が吐き出してくれる高栄養の液体からエネルギーを得ています。スズメバチの活発なパワーを得たいと、この液体に含まれるアミノ酸を研究して作ったスポーツドリンクがあるほどです。

筆者は、冬に近づく11月中旬にオオスズメバチの巣を見つけ、少し離れた場所から望遠鏡で観察したことがありましたが、ちょうど新しい女王バチが巣から出始め、別の巣から雄バチが訪れていて、目の前で交尾の様子を撮影することができました。女王バチと雄バチでは大きさがかなり違うことがわかります。交尾を終えた女王バチは越冬し、春になると一匹だけで活動をはじめ、また一から巣を作って卵を産み、働きバチを育てていきます。一度使った巣を再度使うことはないそうです。

三鷹市内では市街地では見られず。まとまった緑の多い地域や樹林地の周辺で見かけます。

参考:府中の昆虫ハンドブック        府中市

   都市のスズメバチ   山内博美著   中日出版社

   

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