第44回　令和4（2022）年9月4日公開

防災の「共助の輪」を作ろう！

　共助のネットワーク組織「Mitakaみんなの防災」が、いよいよ活動をスタートします。「自助」とは、自分や家族を守るために防災に取り組むことですから、その範囲ははっきりしています。「公助」も、市役所や警察署、消防署、消防団など、担い手である公的機関の役割は明瞭です。では、「共助」はどうでしょうか。最近では「近助」という言葉もあるように、ご近所で助け合うイメージはありますが、ほかにどのような方々が共助を担っているかというと少々曖昧です。具体的には、住民協議会の防災部や町会・自治会、自主防災組織の皆さんなどがその役割を担っています。また、実際に災害が発生すれば、地域の福祉施設やさまざまな事業所、医療機関などの協力が必要です。「災害は忘れた頃にやってくる」、よく言われる言葉です。それこそ「忘れないうちに」、私たちは対策に取り組まなければなりません。
　「Mitakaみんなの防災」は、共助に参加する市民の皆さんや団体・グループを増やし、ネットワーク化して共助の強化につながる活動を行っていく組織です。組織のお披露目を兼ねて、9月10日・11日に「みたか防災マルシェ2022」が開催されます。40を超える団体・機関が参加されるそうです。皆さん、まずは防災を楽しく学ぶところからご一緒に始めましょう。