東京2020オリンピック競技大会自転車競技に関する要望書

東京2020オリンピック競技大会自転車競技（ロードレース）におけるコース沿道での感染症対策及び競技中継に関する要望書

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
会長　橋本　聖子　殿　

令和3年6月22日

八王子市長　石森　孝志
三鷹市長　河村　孝
府中市長　高野　律雄
調布市長　長友　貴樹
町田市長　石阪　丈一
小金井市長　西岡　真一郎
多摩市長　阿部　裕行
稲城市長　高橋　勝浩

要望書の内容

　八王子市、三鷹市、府中市、調布市、町田市、小金井市、多摩市、稲城市（以下「都内8自治体」という。）は、東京2020オリンピック自転車競技（ロードレース）のコースとなっております。レースは東京2020オリンピック競技大会を市民が間近で見て、体感できるまたとないチャンスであり、2019年に開催されたテストイベント「READY STEADY TOKYO―自転車競技（ロード）」でも多くの市民が沿道で声援を送るなど、注目を集めております。

　一方で、新型コロナウイルス感染症の流行はいまだ収束に至らず、各市でも感染拡大防止のため様々な取り組みを行っているところではありますが、感染状況は依然として予断を許さない状況です。

　そこで、市民が安心して選手たちに声援を送り、オリンピックの興奮と感動を安全に共有できる環境を実現するため、東京2020オリンピック自転車競技（ロードレース）の開催に際して以下のとおり要望いたします。

　なお、以下の要望の実現にあたり、各市の今後の財政負担が生じないようにすることを申し添えます。

1. 観客の取扱いを踏まえ、コース沿道での感染症対策について万全を期すとともに、実施する対策について、観客に対し事前に十分な周知を行い、都内8自治体との情報共有を図ること。
2. 沿道における密集回避の観点から、自転車競技（ロードレース）を自宅で観戦できるよう、インターネット等で生中継が視聴できる環境を整え、事前に周知すること。