緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2022年4月17日2面

■令和4年度の主要な施策と予算

 令和4年度の市の一般会計の予算額は750億7,926万2千円で、教育費は93億3,611万3千円(一般会計に占める割合は12.4%)です。
 教育委員会は事業計画に基づき、次のような施策に取り組んでいきます。

→総務課TEL29-9811

教員の授業力向上への支援と共同研究の実施 《新規》 300万円
 子どもたちを導く教員自らが職業実践を通じて幸せ(ウェルビーイング)を実現できるように、授業力向上への支援として、子どもの最適な学び方、学力の伸びなどの分析や指導法など、授業に関する実践的な調査研究に取り組みます。あわせて、その成果に基づく教員への研修や授業つくりへのアドバイスなどを行います。
 また、研究の一環として、令和3年度に教員研修として実施した「三鷹市探究カンファレンス」の成果を踏まえ、令和4年度は、民間の教育機関との共同研究により、子どもの関心を引き出す「興味開発」に特化した授業研究を行います。その成果を発表するとともに、動画などにまとめアーカイブ化するなど、授業に関するノウハウとして蓄積し、教員全員が活用できるようにします。

スクール・コミュニティの実現に向けた学校3部制のモデル実施《新規》 2,629万1千円
 学校施設が地域の共有地「コモンズ」として地域の人財や資源が集う場所となることを目指し、学校施設を機能転換し活用する「学校3部制」(3面参照)の実現に向けモデル事業に取り組みます。

スクール・コミュニティの実現に向けた地域学校協働活動の推進 246万6千円
 スクール・コミュニティの創造に向けて、地域学校協働活動の更なる推進を図るため、活動・支援に関する新たな体制のモデル的な構築などに取り組みます。
 また、コミュニティ・スクール委員会が作成している「学園カレンダー」については、学校を核とした地域づくりをより一層推進するため、名称を「スクール・コミュニティカレンダー」に改め、発行部数を増やし広く地域に配布します。

デジタル・シティズンシップ教育の展開 《新規》 324万7千円
 児童・生徒1人1台学習用タブレット端末の整備やスマートフォン、SNSなどが急速に普及していることから、児童・生徒がデジタル機器を有効に使用できるように、デジタル・シティズンシップ(情報技術の利用における適切で責任ある行動模範)教育を推進します。子どもと大人が熟議し、まとめた考えを踏まえ、「三鷹市デジタル・シティズンシップ指針(仮称)」を策定するほか、基本的な態度や考え方を児童・生徒が身に付けるための教材を導入します。

教育ネットワークシステムの更新 4,000万円
 令和5年度で契約期間が満了となる教育ネットワークシステムの更新を行います。更新に当たっては、セキュリティを確保しながら、一部機能をクラウド環境へ移行するなど利便性の向上を図ります。また、学校における働き方改革の一環としてリモートワーク環境を整備します。

短焦点プロジェクタの設置による教育環境の整備 《拡充》 2,178万7千円
 児童・生徒1人1台学習用タブレット端末の更なる活用に向けて、市立小・中学校の全普通教室に電子黒板機能付き短焦点プロジェクタを設置し、教材や児童・生徒の考えを一斉提示、共有する環境を整備します。

学習用タブレット端末を活用した授業環境の整備 《拡充》 3,466万5千円
 児童・生徒数の増、35人学級編制に伴う教員数の増などに伴い、学習用タブレット端末を増設するほか、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド型の授業環境を整備するため、市立小・中学校の全普通教室にマイクおよびタブレットスタンドを配置します。また、新入生への学習用タブレット端末貸出に伴う作業を業務委託することにより、教員の負担軽減を図るとともに、教員向け研修の実施により、学習用タブレット端末の効果的な活用を進めます。

市内産農産物の活用に向けた食育研究の実施 《新規》 38万3千円
 学校給食において、食に関する正しい知識や望ましい食習慣などが身に付く食育を推進します。研究校を指定し、地産地消の観点から市内産農産物の更なる活用を図り、子どもたちによる給食メニューの開発を行います。あわせて、保護者に対し講演会を実施し、食育の必要性を啓発します。

学校給食費の公会計化と学校徴収金の一括徴収による事務の効率化《新規》 1,144万円
 市立小・中学校の学校給食費の管理における透明性を向上するため、令和5年度からの学校給食費の公会計化の導入に向けて準備を進めます。あわせて、学校における働き方改革の推進と保護者の利便性の向上のため、各校の私費会計である教材費などの学校徴収金についても、学校給食費と一括徴収できる体制の整備に取り組みます。

学校施設長寿命化計画(仮称)の策定 900万円
 学校施設の建替えを見据えた効果的・効率的な改修を進めるために、令和4年度策定予定の「新都市再生ビジョン(仮称)」に含めて「学校施設長寿命化計画(仮称)」を策定します。

学校施設の大規模改修工事の実施 4億1,114万6千円
 平成30年度の老朽化対策調査結果および現状を踏まえ、早急に対応が必要な箇所について改修工事を実施します(下記参照)。なお、第五小学校について、森林環境譲与税などを活用し、多摩産材の木製ロッカーを導入します。

市立図書館における電子書籍サービスの拡充 856万1千円
 みたか電子書籍サービスの利便性の向上を図るため、電子書籍数を拡充するとともに、電子雑誌サービスを新たに導入します。また、利用者の拡大を図るため、使い方講座を開催します。

医療的ケアが必要な児童・生徒への支援 1,377万6千円
発達障がい等教育支援員の配置 《新規》 939万4千円
校内通級教室における指導の充実 《拡充》(3面参照) 406万1千円
市立小・中学校でのPCR検査の支援 745万8千円
部活動指導員の拡充 2,895万9千円
人権尊重教育推進校事業の実施 35万7千円
授業改善推進拠点校事業の実施 40万円
学校給食の充実と効率的な運営の推進 《拡充》 6億2,878万2千円
学校給食用食材の放射性物質検査の実施 38万7千円
学校空調設備の計画的な更新(下記参照) 2億4,700万5千円
学校トイレの改修工事の実施(下記参照) 1億1,426万5千円


■安全で快適な学校環境整備を進めています

 学校施設は、児童・生徒が一日の大半を過ごす学習の場であるとともに、地域の防災拠点としての役割を担う施設でもあります。
 教育委員会では、学校施設や設備を計画的に改修し、安全で快適な学校環境の整備を進めています。

→総務課TEL29-9812

空調(冷暖房)設備改修工事
老朽化した空調(冷暖房)設備を改修します。
○建替えなどに伴って一斉に整備した空調設備を計画的に改修します。
令和4年度の工事実施校
第一小学校(I期) 高山小学校(III期)
○普通教室に先行して整備した特別教室(音楽室、図書室)などの空調設備を改修します。
令和4年度の工事実施校
第二小学校(図書室) 井口小学校(音楽室、図書室)
第五小学校(音楽室) 第一中学校(給食室)
第六小学校(音楽室、図書室) 第二中学校(図書室)
第七小学校(図書室、ポプラ学級) 第五中学校(図書室)
大沢台小学校(音楽室、図書室) 第六中学校(図書室)
南浦小学校(音楽室、図書室) 第七中学校(音楽室、図書室)

トイレ改修工事
学校トイレの早期洋式化などを計画的に推進します。
令和4年度の工事実施校
第三小学校(校舎) 大沢台小学校(校舎I期)
第六小学校(ふじみ校舎) 南浦小学校(校舎I期)
第七小学校(校舎、体育館)

老朽化対策調査結果を踏まえた改修工事
早急に対応が必要な箇所について改修工事などを実施します。
令和4年度の工事実施校
第五小学校(II期) 第二中学校(I期)

 工事期間中は児童・生徒、保護者および近隣の皆様にはご不便をおかけしますが、安全確保を第一に進めますので、ご理解とご協力をお願いします。

※写真はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


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