緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2019年4月21日1面

■平成31年度教育委員会の基本方針

2月に開催された教育委員会定例会で、平成31年度基本方針を決定しました。

 →総務課TEL内線3213

主要な施策と予算の概要は2面で紹介します

教育委員会の行政の基本目標
「いきいきと子どもが輝く教育・子育て支援のまちづくり」
「創造性と豊かさをひろげる生涯学習・文化のまちづくり」

 教育委員会は、「三鷹市教育ビジョン2022(第1次改定)」に基づき、「人間力」と「社会力」を兼ね備えた子どもの育成を目指し学校教育を推進します。国の法改正を生かし、「小中一貫型小学校・中学校」や「学園単位の学校運営協議会=コミュニティ・スクール委員会」として、より一体感のある学園運営や教育活動のさらなる充実・発展を図ります。
 また、「三鷹市生涯学習プラン2022(第1次改定)」に基づき、ライフスタイルやライフステージに応じて学ぶことができる生涯学習社会の構築に向けて、市長部局との連携により、市民の「学びと活動の循環」を推進します。

「三鷹市教育ビジョン2022(第1次改定)」、「三鷹市教育支援プラン2022(第1次改定)」、「みたか子ども読書プラン2022(第1次改定)」および「三鷹市生涯学習プラン2022(第1次改定)」に基づき、次に掲げる7つの施策目標を柱に具体的な施策の推進に取り組みます。
1 地域とともに、協働する教育を進めます
 コミュニティ・スクールを充実・発展させ、地域とともに子どもたちを育てる学校をつくります。
2 小・中一貫した質の高い学校教育を推進します
 改訂した小・中一貫9年間のカリキュラムを活用し、連続性と系統性のある学習を保障し、子どもたちの義務教育9年間の学びと15歳の姿に責任をもった教育を実現します。
3 学校の経営力と教員の力量を高め、特色ある学園・学校づくりを進めます
 学園・学校経営を円滑かつ効果的に推進できるよう、改善・充実を図り、教員のキャリア支援などを通して、三鷹にふさわしい教員を養成・育成し、子どもたちの学びをより一層豊かにしていきます。
4 安全で快適な、充実した教育環境を整えます
 子どもたちが安全・安心な気持ちで快適に過ごせ、効果的な学習ができる教育環境を整備します。
5 地域をつなぐ拠点となる学校をつくります
 子どもたちのために、既存の地域社会の全ての力を結集し、それぞれの強みを生かした協働を進め、地域をつなぐ、学校を核としたコミュニティを創造します。
6 市長部局との連携により、生涯学習の総合的な推進を図ります
 生涯学習社会の構築に向けて、市長部局との連携により、生涯学習を支援する環境の整備と施策の充実を図り、市民の「学びと活動の循環」を推進します。
7 地域の情報拠点としての図書館活動を推進します
 多様な利用者の生涯学習活動を支える地域の情報拠点として、図書館機能の充実と改善を図ります。

「人間力」
基礎的な素養を身に付け、自立した一人の人間として考え判断し、豊かに力強く生きていくための総合的な力
「社会力」
社会とのかかわりをもち、社会の一員としての役割を果たしつつ、適切な人間関係を結び、生きていく力

 教育委員会では、「人間力」と「社会力」を身に付けさせるために、主体的・対話的で深い学びを通して、児童・生徒が自ら考え、判断し、表現する力を育んでいきます。

目指す子ども像
●自分を愛し、他人を愛し、三鷹を愛する人
●確かな学力と健康でたくましい心身を備え、自ら学び続ける人
●規範意識を備え、社会の一員として自ら責任ある行動がとれる人
●自分の考えをもち、他者と豊かなコミュニケーションがとれる人
●国際的な視野とチャレンジする心をもち、積極的に社会や地域に貢献できる人


■教育委員会の主な活動

 教育委員会では、毎月、定例会を開催し、基本方針の決定や規則の制定改廃などの議案について審議を行っています。
 また、学校訪問を実施し、学校経営・授業などに対し指導・助言を行うほか、学校保護者との懇談会や都内教育委員会相互の連絡会に出席するなど、学校の状況や教育行政をめぐる諸課題の把握に努めています。
 教育委員会の会議の開催予定や会議録は、市ホームページに掲載しています。

平成30年9月〜平成31年3月の主な審議案件と活動
9月
●学校訪問(第五小学校・第四中学校)

10月
○三鷹市大沢の里水車経営農家条例施行規則の廃止
○三鷹市いじめ問題対策協議会委員の委嘱
●学校訪問(第五中学校・第七中学校)
●東京都市町村教育委員会連合会管外視察研修会
●東京都市町村教育委員会連合会第4ブロック研修会

11月
○平成30年度一般会計補正予算見積書
●連雀学園・東三鷹学園・おおさわ学園開園10周年記念式典

12月
●学校訪問(東台小学校)
●第2回総合教育会議

1月
○平成31年度一般会計予算見積書
○三鷹市公立学校の管理運営に関する規則の一部改正
●学校訪問(第一小学校)
●教育委員会と市立小・中学校の保護者代表との教育に関する懇談会
●東京都市町村教育委員会連合会常任理事会・理事会・理事研修会
●市町村教育委員研究協議会

2月
○平成31年度基本方針の承認
○三鷹市立学校の通学区域に関する規則の一部改正
○三鷹市立小・中学校卒業式及び入学式に使用する告辞文(協議)
○校長人事の内申
○副校長人事の内申
○学園長及び副学園長の指名(協議)
●東京都市町村教育委員会連合会研修会

3月
○平成30年度一般会計補正予算見積書に係る臨時代理の承認
○三鷹市校内通級教室実施方策の改定(協議)

(○は会議の案件、●は会議以外の活動)

 →総務課TEL内線3213


■教育委員コラム「三鷹の教育とコミュニティ・スクール」

教育委員会 委員 畑谷 貴美子(はたや きみこ)

 三鷹市では、コミュニティ・スクールを基盤とした「小・中一貫教育」を推進して今年で14年となり、今年度、7学園全てが開園10年を迎えることとなります。1年生から9年生まで、学園生として9年間カリキュラムを中心に小・中一貫教育が実践され、子どもたちの確かな成長を図る様々な取り組みが充実してきております。また、学園内において児童・生徒間の繋がりが生まれ、学園内の先生方同士の連携も強くなったものと感じております。

 地域のコミュニティに見守られながら、小・中学校の先生方が9年間の流れを一緒に考え、児童・生徒を育てていくことが学園の日常のこととなっています。このような取り組みによって、不登校の児童・生徒の減少につながり、地元中学校への進学率の上昇などにつながっているのだと感じています。

 私もそうでしたが、三鷹市には他の地区から移り住んできた保護者の方も多いのではないでしょうか。コミュニティ・スクールやPTAの活動への参画は、我が子の学校生活を知る場として、また保護者同士が交流できる場として、自分が住んでいる地域を知る場として大切な情報の場となるのではないかと考えます。

 学校、保護者、地域が繋がって子どもたちを育て、その子どもたちが将来地域に戻って繋げていく。地域コミュニティがスクール・コミュニティとなり、三鷹の子どもたちの安全で安心して学べる場として発展していってほしいと願っております。

 今後も教育委員として、微力ながらコミュニティの発展に尽力して参りたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

※写真はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


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