緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2012年4月15日1面

■平成24年度教育委員会の基本方針

 2月に開催された教育委員会定例会で、平成24年度基本方針を決定しました。教育委員会は、いきいきと子どもが輝く教育・子育て支援のまちづくり、創造性と豊かさをひろげる生涯学習・文化のまちづくりを行政の基本目標とし、「三鷹子ども憲章」(平成20年度制定)の趣旨の徹底を図りながら、「三鷹市教育ビジョン2022」および「三鷹市生涯学習プラン2022」に基づき、学校教育と生涯学習の推進に取り組みます。

 →総務課TEL内線3213

主要な施策・予算の概要は2面で紹介します

学校教育の指導目標
 「三鷹市教育ビジョン2022」に基づき、「人間力」と「社会力」を兼ね備えた子どもの育成を目指し学校教育を推進します

目指す子ども像
●自分を愛し、他人を愛し、三鷹を愛する人
●確かな学力と健康でたくましい心身を備え、自ら学び続ける人
●規範意識を備え、社会の一員として自ら責任ある行動がとれる人
●自分の考えをもち、他者と豊かなコミュニケーションがとれる人
●国際的な視野とチャレンジする心をもち、積極的に社会や地域に貢献できる人

※「人間力」:基礎的な素養を身に付け、自立した一人の人間として考え判断し、豊かに力強く生きていくための総合的な力
※「社会力」:社会とのかかわりをもち、社会の一員としての役割を果たしつつ、適切な人間関係を結び、生きていく力

 教育委員会は、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を柱に、地域との協働による特色ある学園・学校づくりの推進、子どもの心身の成長や発達段階に応じた体系的な教育を組織的に行うとともに、安全で快適な充実した教育環境を整備します。

 また、教育機関間の連携教育の推進や福祉、保健、医療など専門機関との密接な連携を進めるとともに、家庭や地域社会との連携により、乳幼児期から15歳の義務教育の修了まで安心して子どもを育てられる環境の整備を、市長部局との密接な連携により推進します。これらの実現に向け、次の施策目標を基本方針として取り組みます。

1  地域とともに、協働する教育の推進
 コミュニティ・スクールを充実・発展させ、地域とともに子どもたちを育てる学校をつくります。

2  小・中一貫した質の高い学校教育の推進
 三鷹型の小・中一貫教育を充実・発展させ、連続性と系統性のある学習を保障し、子どもたちの義務教育9年間の学びと15歳の姿に責任をもった教育を実現します。

3 学校の経営力と教員の力量の向上 特色ある学園・学校づくりの推進
 学園・学校経営を円滑かつ効果的に推進できるよう、改善・充実を図り、教員のキャリア支援等を通して、三鷹にふさわしい教員を養成・育成し、子どもたちの学びをより一層豊かにしていきます。

4 安全で快適な、充実した教育環境の整備
 子どもたちが安全・安心な気持ちで快適に過ごせ、効果的な学習ができる教育環境を整備します。

5 地域をつなぐ拠点となる学校づくりの推進
 子どもたちのために、既存の地域社会の全ての力を結集し、それぞれの強みを生かした協働を進め、地域をつなぐ、学校を核としたコミュニティを創造します。

生涯学習の推進目標
ともに学び、学びを活かし、学びの成果や絆が地域に受け継がれていく心豊かな社会をつくります

 教育委員会は、生涯学習の推進目標を実現するため、次の施策目標を基本方針とし、市民の自主的な学習・芸術・文化・スポーツ活動の振興を図り、生涯学習環境の整備、施策の充実を推進します。

1 生涯学習社会の実現に向けた学習環境の整備の推進
 市民ニーズを把握し、一人ひとりのライフスタイルやライフステージに応じた学習機会を提供するとともに、新たな生涯学習の拠点を整備します。

2 市民の多様な学習活動の支援と生涯学習によるまちづくりの推進
 市民の多様な生涯学習活動の支援を行うとともに、自らの学習の成果を地域に返し、さらに学びを深めていく「学びの循環」を構築し、生涯学習によるまちづくりを推進します。

3 地域の情報拠点としての図書館活動の推進
 すべての世代に対応する生涯学習活動と地域の情報拠点として、図書館機能の充実と改善を図ります。

4 生涯にわたり親しむことができる豊かなスポーツライフの推進
 市民の健康・体力の増進を図り、「いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも」スポーツに親しむことができる市民スポーツ活動の推進を図ります。


■教育委員会委員長 秋山千枝子コラム「保健・福祉・教育の連携が目指すもの」

教育委員会委員長 秋山 千枝子 (あきやま ちえこ)

 小児科医である私の願いは「保健・福祉・教育」の連携です。それは、一人ひとりの子どもの成長発達を切れ目のない、段差のない環境で育むことが大切だと常々考えているからです。

 ご存知の通り三鷹市では平成22年度から小・中一貫教育校を全市展開しておりますが、これは、小学校と中学校とで切れ目のない学校生活を子どもたちに提供することを目的としたものです。その舞台裏で現場の教職員の皆様方の並々ならぬご努力があったことは言うまでもありません。小中学校の先生方がお互いに理解し合い、9年間の教育課程に連続性をもたせるための研究が必要だったからです。次に望まれるのは、これまでの幼保小連携や保健領域との連携をさらに充実させていくことであると考えています。

 これらの取り組みの目指すものは何でしょうか。「各関係者がお互いの役割を理解し、子どもたちを連続性・一貫性のある環境で健全に育成すること」であるのは明白ですが、もう一つは、「保護者の皆様方にその環境をご活用いただくこと」ではないかと考えます。なぜならば、保健・福祉・教育の連携や小・中一貫教育で、お子さんの傍に最も近く寄り添い、お子さんにとってこの環境が役立ったのか将来確認できるのは保護者の皆様方に他ならないからです。保健・福祉・教育の関係者は、連携の中で各機関の役割分担をし、保護者お一人おひとりにそれぞれの立場から専門的な知見や方法を伝えていかなければなりません。そして、保護者の皆様方には保健・福祉・教育を十分にご家庭でご活用いただき、責任をもってお子さんを立派な社会人に育てていただきたいと思います。そのために、教育委員会は保健・福祉・教育の各関係機関との、連携を一層深めていきたいと思います。

※詳細はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


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