広報みたか2023年6月18日1面
■みたかに暮らす生き物たち
市内には豊かな自然があり、たくさんの生き物が暮らしています。鳥のさえずりや花々の香り、草木の触り心地など、五感を使って自然観察を楽しんでみませんか。
市ホームページ「みたかいきもの図鑑」では、市内で観察できる生き物を紹介しています。
[問]緑と公園課TEL0422-29-9789
タヌキ
実は身近な生き物で、市内全域に生息しています。
オオタカ
江戸時代の三鷹でも行われた鷹狩りで活躍しました。
毎年5〜6月が見ごろ
ゲンジボタル
市民団体「ほたるの里・三鷹村」が保全活動中!
幻の三鷹名産品
三鷹大沢わさび
大沢の湧き水で育つ、とても希少な在来種です。
かいぼりで復活
イノカシラフラスコモ
井の頭池で約60年の眠りから覚めた絶滅危惧種の水草です。
カワセミ
魚を捕るのがうまく、市内各地の水辺で見られます。
三鷹薬草復活プロジェクトを実施中
紫草(ムラサキ)
染料として使われ、江戸紫として愛されました。
ハグロトンボ
黒い羽が美しく、水のきれいな場所に生息します。
シジュウカラ
身近な鳥で、花や樹木を虫害から守ってくれます。
メジロ
花の蜜が好きで、花粉を運び、受粉を手助けします。
◆生き物はこんなところにも
JR三鷹駅の発車メロディーは、三鷹ゆかりの作曲家・中田喜直の童謡『めだかの学校』です。また、駅南口の中央通りには、同じく三鷹ゆかりの詩人・三木露風の童謡『赤とんぼ』の歌碑があります。
動物との付き合い方
近年、ペットとして飼われていた動物の野生化や野鳥への餌やりなどにより、生態系のバランスが崩れてしまう事例が多発しています。正しい知識を持って、野生動物には近づき過ぎず、また、ペットは最後まで責任を持って飼いましょう。
(「みたかいきもの図鑑」の担当者・香川さん)
外来生物の捕獲にはご注意を!
6月からアメリカザリガニとアカミミガメ(写真)が「条件付特定外来生物」に指定されました。飼育することはできますが、逃がすと処罰の対象になります。
生き物クイズ
正解者の中から抽選で15人に市内で見られる野鳥のポストカード(6枚組)をプレゼント
Q. 三鷹という地名は鷹に由来します。次のうち正しいのはどれでしょうか?
ヒントは1面の中にあるよ
(1)3羽の鷹の神様がいた
(2)鷹場(鷹を使って狩りをする場所)があった
(3)「ミタカ」という名前の鷹がいた
[申]6月30日(金)午後5時(必着)までにはがきで回答と必要事項(11面参照)を「〒181-8555緑と公園課」、または申し込みフォーム(右記QRコード)へ
※当選者には7月中旬以降に発送します(当落確認は不可)。
■市長コラム「6月19日は『桜桃忌』 太宰が生きたまち・三鷹」
三鷹市長 河村 孝
6月19日は、三鷹ゆかりの作家・太宰治をしのぶ桜桃忌です。実は太宰さんが生涯で最も多くの作品を執筆したのがここ三鷹の地で、『走れメロス』や『斜陽』、『人間失格』など、数々の名作が生み出されました。没後75年を迎えますが、墓所のある下連雀の禅林寺には、今も毎年多くのファンが参拝に訪れます。最近では海外からのお客さんもいらっしゃるようです。一人の作家が亡くなった後もこれだけ愛され続けることは、世界でも珍しいことだと思います。
先日は、(株)筑摩書房と三鷹市が共同主催する小説の新人賞「第39回太宰治賞」の選考会があり、1246編もの応募作品の中から、西村亨さんの『自分以外全員他人』が受賞作に決定されました。受賞作は、6月下旬に発売される『太宰治賞2023』に最終候補3作品と一緒に収録されます。市内の書店や市立図書館にも並ぶかと思いますので、興味のある方はぜひご覧ください。
また、三鷹市美術ギャラリー内の太宰治展示室では、弟子の田中英光さんとの交流を示す資料を集めた企画展が開催されています。今年の6月19日は月曜日ですので、通常であれば休館日の太宰治展示室と太宰治文学サロンを特別に開館します(11面参照)。三鷹のまちで鮮烈に生きた太宰さんが残した足跡をどうぞお楽しみください。
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「河村市長に聞いてみた!」
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり