広報みたか2022年12月4日1面
■身近なところからゼロカーボンを目指して
突然の大雨や季節外れの暑さ・寒さなど、異常気象が続いています。主な原因は、CO2などの温室効果ガスによる地球温暖化です。12月は地球温暖化防止月間。市で排出されるCO2のうち約4割は家庭からのもので、温暖化を防ぐには皆さんの協力が不可欠です。
また、今年の12月〜3月は燃料供給の不安などから電力供給がひっ迫する恐れがあり、政府が節電を要請しています。この冬、エコでおトクな暮らしを始めてみませんか。
［問］環境政策課TEL0422-29-9612
ゼロカーボンのためにできること
ゼロカーボンとは、温室効果ガスの排出量を減らすとともに、森林などによるCO2の吸収量を増やすことで、排出量をプラスマイナスゼロにすること。身近なところでは、こんなこともゼロカーボンにつながります。
食品ロス削減
地産地消
節水
節電
ごみの分別
エコな暮らしはこんなにおトク！
暖房時の室温は20度にし、頻繁にオンオフしない 節約額 1,410円 CO2削減量 26.0kg
冷蔵庫の設定温度は季節に合わせて調整 節約額 1,630円 CO2削減量 30.2kg
使わないときは暖房便座のふたを閉める 節約額 920円 CO2削減量 17.1kg
お風呂は追いだきなどをせず続けて入る 節約額 4,980円 CO2削減量 82.9kg
※1年間取り組んだ場合の値。『家庭の省エネハンドブック2022』（2022年3月東京都発行）から。
エコな設備の導入には市・都の助成事業が活用できます
◆新エネルギー・省エネルギー設備設置助成金
対象は太陽光・風力発電設備や蓄電池、太陽熱利用システム、高効率給湯器など。詳しくは市ホームページ（右記QRコード）をご覧ください。
◆東京ゼロエミポイント
設置済みのエアコン・冷蔵庫・給湯器・照明器具を省エネ性能の高いものへ買い替えた都民へポイントを付与し、ポイントに応じた商品券とLED割引券を交付する都の事業です。
［問］東京ゼロエミポイントコールセンターTEL0570-005-083
■「ゼロカーボンシティ」を表明しました
12月1日、三鷹市は2050年にCO2排出量実質ゼロを目指すことを表明しました。今後、さらなる環境施策に取り組みます。
◆脱炭素型まちづくりの推進
住宅・建築物の断熱性能向上 など
◆地域交通の脱炭素化
公用車の電動化 など
◆公共施設の脱炭素化
公共施設への太陽光パネルへ設置 など
■環境活動を表彰します
市では「多くの人に知ってもらいたい」という環境活動を募集しています。先導的な活動として選出された個人・団体には、賞状と記念品を贈呈します。
◆対象となる活動
環境啓発活動、地域の美化・緑化の推進、エネルギー使用量削減に向けた活動など
［人］市民、市内の学校・学級、市民が主体の非営利サークル・団体、市内事業者
※自薦・他薦は問いません。
［申］令和5年1月13日（金）までに必要書類（市ホームページで入手）を同課へ
■市長コラム「目指せ！二刀流のまちづくり」
三鷹市長 河村 孝
三鷹市は今、「二刀流のまちづくり」を目指しています。二刀流とはすなわち、「街のにぎわい」と「高環境」の両立です。そんなことは可能なのかとよく聞かれますが、緑豊かな三鷹だからこそ、目指すべき「都市の未来像」があります。
10月に、環境省や東京都などが主催する第34回「星空の街・あおぞらの街」全国大会が三鷹市で開催されました。星があまり見えない東京で全国大会が開催されたのは初めてのことです。大会を終えて、「三鷹の空を回復したい」という思いはより強くなりました。澄み渡る青空、星降る夜空は、決して街のにぎわいと矛盾するものではないのです。
この方向性を大会のレガシー（遺産）として受け継いでいくために、遅ればせながらではありますが、三鷹市は2050年に二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指し、「ゼロカーボンシティ」を表明することにしました。もちろん、すぐにゼロになるわけでもなければ、そのための道筋がすべて分かっているわけでもありません。しかし、目指すべき目標を明確に示さなければ、課題解決の方向性すら見失ってしまう可能性があります。目標達成には、市民の皆さんのご協力が不可欠です。次世代を担う子どもたちに、少しでもより良い環境を引き継ぎましょう。
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「河村市長に聞いてみた！」
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【￥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり
