広報みたか2022年8月7日1面
■8月は平和強調月間 「みたかデジタル平和資料館」で知る戦争体験―新たに2編のインタビュー動画を公開しました
[問]企画経営課TEL0422-29-9032
三鷹市民の大岩孝平さん(90歳)は、旧制中学1年生だった13歳のときに広島で被爆しました。新作2編は、大岩さんの体験談を、字幕や写真資料を使って見やすくコンパクトにまとめています。お子さんでも分かりやすく学ぶことができるので、ご家庭で平和を見つめ直すきっかけにぜひご覧ください。
あらすじ<1> たった一発の原爆が奪った多くのもの
8月6日の朝、自宅にいた大岩さんを原爆が襲いました。自宅手前の山が盾となり一命は取り留めましたが、激しい爆風と熱波で家は壊滅。やがて目にしたのは、やけどで皮膚が手の先からぶら下がった状態で、中心地から逃げてくる何百人もの人々の姿でした。そして、1週間後には大岩さん自身も歯ぐきから出血し、髪が抜け始めたのです。
あらすじ<2> 明日には会えるはずだった友人との突然の別れ
戦時下ではごはんをお腹いっぱいに食べられる子どもはいませんでした。食料も日用品も不足する厳しい日々。学校に行っても、空襲で満足に勉強できる状況ではありませんでした。そんな中でも、放課後は毎日友達と遊んで過ごしていましたが、その日常すら、戦争は奪っていきました。
■平和への思いを受け継ぐために―戦争資料・体験談を収集・公開しています
みたかデジタル平和資料館[HP]https://www.city.mitaka.lg.jp/heiwa/
戦争関連資料やご本人の肉声による戦争体験談の映像を記録・保存する特設サイトで、8月からは大岩さんの動画(上記)も公開しています。また、「みたか平和資料コーナー」では、市民の方から寄贈された戦争関連資料などを常設展示しています。
※資料や体験談をご提供くださる方を募集しています。心当たりのある方は同課へご連絡ください。
8月15日(月)に「みたか平和のつどい」を開催します。詳細や、そのほかの平和事業については3面をご覧ください。
■新型コロナウイルスの感染が急拡大 ワクチン接種をご検討ください
※接種は強制ではありません。
市内の新規感染者数の推移
※グラフはPDFをご覧ください。
3回目接種により、オミクロン株への予防効果などが回復するとされています。
予約なし対応可
夜間集団接種を実施します
仕事や学校などの都合で日中の接種が難しい方に向けて、3・4回目接種に対応した夜間の集団接種を実施します。詳しくは2面をご覧ください。
予約なし対応可
東京都の大規模接種会場もご利用ください
モデルナ社、ファイザー社、武田社(ノババックス)の接種を行っています。一部の会場では、事前予約なしでも接種が可能です。詳しくは都ホームページをご覧ください。
■市長コラム「三鷹に空襲があった日」
三鷹市長 河村 孝
第二次世界大戦の末期、三鷹のまちも度重なる空襲に見舞われ、多くの命が犠牲になりました。軍需工場があったためともいわれていますが、住宅地に焼夷弾を落とされたり、時限爆弾まで投下されたそうです。これは明らかに、非戦闘員である市井の人々の殺傷を目的としたものだったのだろうと思います。当時小学生だった市民の方からは、低空飛行してきた戦闘機に、校庭で機銃掃射されたと聞いたこともあります。
そして現在、同じような光景が連日報道されています。これまでも世界各地で戦争や紛争はありました。しかし、「第三次世界大戦」だとか「核ミサイルでの攻撃」などという物騒な言葉を、戦後77年を迎える2022年に、まさか聞くことになるとは思いませんでした。
市のまちづくりの指針となる『三鷹市基本構想』の基本理念は、「平和の希求」「人権の尊重」「自治の実現」です。市の施策や事業は、すべてこの基本理念を基調としています。もちろん、これまでも「平和」という言葉を大切に扱ってきたつもりですが、やや理念的なきらいがあったかもしれません。今、戦後の枠組みが、大きく変わろうとしています。私たちは世界で起こっているこの現実を受け止め、未来と向き合う時に直面しています。
YouTubeで配信中
「河村市長に聞いてみた!」
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり