緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。 応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

広報みたか2022年7月17日1面

■夏休み!市内の文化財を見に行こう

まちを歩いて歴史をひもとく
 現在の三鷹に至るまでの歴史をひもとく手がかりになるのが、古いお寺や石碑、街角に残された小さな石仏などの文化財です。市内には有形・無形を問わず数多くの文化財が点在しています。今年の夏は、まち歩きにも夏休みの自由研究にも役立つ『三鷹まるごと博物館マップ』を片手に、歴史をたどる発見の旅へ出かけてみませんか。

[問]生涯学習課TEL0422-29-9862

市学芸員が選ぶ!この夏HOTなオススメ文化財

『三鷹まるごと博物館マップ』
 地図上にかわいらしい文化財の画像(アイコン)をちりばめた文化財マップ。
販売場所 同課(第二庁舎2階)、相談・情報課(市役所2階)、大沢の里古民家、みたか観光案内所
[¥]1部100円

原風景広がる農村時代の面影 大沢の里古民家(大沢2-17-3)
 明治時代に建てられたワサビ・養蚕農家の母屋を復元・整備し、民具などを一般公開しています。建物東側に残るワサビ田で栽培された「三鷹大沢わさび」は、国内にもほとんど残っていない非常に珍しい品種であることが分かっています。
夏のイベント開催! 企画展「五感で感じる夏の涼」
 古民家ならではの「涼」を楽しむポイントを、「五感」で再発見する展示です。湧水を使った笹船流しや、ししおどし、さわやかな和の香りなど、涼を五感で感じる演出をたくさん用意しています。
[日]7月21日(木)〜9月4日(日)午前10時〜午後5時
[¥]200円(入館料。中学生以下無料)
[申]期間中会場へ
→体験学習も開催します(16面参照)

大山詣りの木太刀はなんと長さ5m、重さ35Kg! 江戸時代の巨大木太刀(上連雀井口院〈上連雀7-26-26〉)
 雨乞い祈願で知られる「大山(神奈川県・日本遺産)詣り」では、江戸時代に木太刀を奉納することが流行し、やがて参詣者はその大きさを競い合うように。江戸時代の巨大木太刀二振りが今でも井口院に残っています。三鷹最古の建築物(地蔵堂)も必見。

※写真はPDFをご覧ください。


■三鷹歴史文化財展示室「みたかえる」

詳しい情報を知りたい方は…
 今号でお薦めした三つの文化財に関する資料を配布しているほか、発掘調査の出土品や映像記録などの展示があります。土曜日には解説員によるギャラリートークも。

[日]平日午前9時〜午後5時、第1・3・5土曜日午前10時〜午後4時30分(ギャラリートークは正午〜午後1時を除く)
[所]教育センター2階

岸本悠史さんの発見 日常のすぐ近くにある新たな発見
 僕は昨年の自由研究で北野の庚申(こうしん)塔を調べました。初めは「普段見かけるこれは何だろう」程度でテーマにしましたが、調べていくうちに庚申塔から昔の人の生活を色々知ることができ、面白いと感じるようになりました。今後も街の中にあるたくさんの物を調べて、昔の人の生活や過去の歴史をどんどん知っていきたいです。
岸本悠史さん(六中1年)プロフィル
 小学6年時の夏休みの自由研究が、市の『文化財年報・研究紀要4』に掲載。京都芸術大学教授の石神裕之さんから、優れた内容と構成を評価され「優」を進呈される。

戦国時代の三鷹に思いをはせる 戦国時代の山城(天神山青少年広場〈新川2-5-38〉)
 天神山城は、仙川に囲まれた険しい台地地形を最大限活用して造った山城です。当時の築城技術による土塁や堀などの遺構を今も見ることができます。ジオラマ(立体模型)を、「みたかえる」(左記)で展示しています。

※写真はPDFをご覧ください。


■市長コラム「歴史を感じながら、まちを歩く」

三鷹市長 河村 孝

 近所を散歩していると、バス停や交差点の表示に古い地名や不思議な地名が書かれているのを見つけることがあります。例えば、下連雀には「狐久保(きつねくぼ)」という交差点がありますが、あの辺りの窪地に、昔はキツネが潜んでいたらしいのです。つい笑ってしまいそうですね。三鷹の古地図を眺めていて、「狢沢(むじなさわ)」という地名を見つけたこともありましたが、こちらはタヌキがよく見られたのかもしれません。

 さて、まち全体を「まるごと博物館」にするという三鷹市の構想は、見慣れた街並みに残された昔の人々の生活の痕跡やエピソードを一つひとつ大事にし、未来につなげるということでもあります。大沢の里の水車や古民家の復元、また、三鷹駅前の太宰治関連の案内板の設置なども、そうした趣旨から行われました。

 先日、文化財保護審議会の皆さんから、市に提言がありました。条例の制定や中核施設の設置を通して、この構想をさらに維持・発展させてほしいというものです。デジタル技術の活用などのアイデアも加えて、家にいても、学校からでも、写真や映像などで地域遺産を鑑賞することができる、三鷹ならではの「博物館」をいずれ設置したいですね。

YouTubeで配信中
「河村市長に聞いてみた!」

※二次元コード・写真はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり

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