広報みたか2020年12月6日1面
■高齢者を狙う「アポ電」にご注意を
怪しい電話にチョット待った！
特殊詐欺グループが、親族や行政・金融機関などを装い、資産状況や家族構成といった情報を聞き出そうとするアポイントメント電話（アポ電）が市内でも増えています。特殊詐欺被害者のほとんどは70歳以上で、女性の被害が多い傾向です。過去には、都内でアポ電を受けた後で強盗に襲われ、命を落とす事件も発生しています。もしもアポ電がかかってきたら、対応せずに電話を切る、警察や親族に相談するなどの対策を取ってください。
［問］安全安心課TEL内線4521
三鷹市内の特殊詐欺被害状況（令和2年11月末現在）
被害件数 30件
被害額 66,143,090円
■こんな電話はアポ電です
資産状況を聞き出す
市役所の者ですが、還付金があるので振込先の銀行名をおしらせください。口座残高が50万円以上あれば、手数料はかかりません。
家族構成を聞き出す
警察署の者ですが、最近、高齢世帯を狙った盗難が多発しているのでご注意ください。お宅は現在一人暮らしでしょうか。
在宅時間を聞き出す
俺だけど、おいしいお菓子をもらったからそっちに送ったよ。明日届くけど、何時頃なら家にいるかな。
■アポ電音声公開中
これが犯人の声！
警視庁犯罪抑止対策本部では、犯行の予兆となるアポ電の音声をホームページ［HP］https://action.digipolice.jp/（下記二次元コード）で公開しています。
犯人のだましの手口を知って、被害を防ぎましょう。
■新たな手口が増えています
新型コロナウイルスを悪用した例も
厚生労働省職員を装い「費用を肩代わりするので検査を受けるように」と言われたり、「個人情報を聞き出そうとされた」という相談が増えています。
市内でも急増中！キャッシュカード詐欺盗
「カードが不正に使われている」などと電話がかかってきた後、警察官や金融機関職員を装って訪れた人物が、カードをすり替えて盗み取る手口が被害件数・被害額ともに急増しています。
「みたか安全安心メール」をご活用ください
市内でアポ電がかかってきた事例が確認された場合、すぐに注意喚起のメールを配信します。登録は携帯電話やスマートフォンから［メール］maam@req.jp宛てに件名・本文を空欄のまま送信してください。
■特殊詐欺に遭わないための5カ条
＜1＞在宅時でも留守番電話に設定し、相手と内容を確認してから電話に出る
＜2＞キャッシュカード・クレジットカードは渡さない。暗証番号・カード番号は教えない
＜3＞見知らぬ電話番号や連絡には応じない
＜4＞自動通話録音機を利用する
＜5＞家族や周りの人に相談する
少しでも「おかしい」と思ったら
三鷹警察署生活安全課
TEL0422-49-0110へ
■市長コラム「まちに芽吹く明るい兆し―年末のご挨拶」
三鷹市長 河村 孝
新型コロナウイルス感染症の猛威は、瞬く間に全国に広がりました。三鷹市では、4月の第1波の際に、「医療機関が崩壊寸前です」と多摩府中保健所などからSOSが届きました。これを受けて、市や医師会では6月にPCRセンターを立ち上げました。また、市議会の皆さんのご協力を得ながら、緊急対応方針を第1弾から第4弾まで矢継ぎ早に取りまとめることもできました。ブレーキを踏みながら、アクセルも踏むような際どい運転の連続でした。そして現在、「コロナ疲れ」という言葉が示しているように、社会全体に疲労が蓄積してきています。
しかし先日、明るい兆しも見つけました。地域活動をITでサポートするための講座が開催されているのです。市民協働センターで、オンライン会議アプリを活用して地域の皆さんが会議を開催できるよう、（株）まちづくり三鷹の社員の方が講師として技術指導していました。そして地域で活躍されている皆さんや、公募の皆さんが真剣に研修を受けていました。
さすが三鷹市民です。「ピンチをチャンスに！」のミタカ・スピリットそのものです。大げさに言えば、そこに若い世代と高齢者が連携する新しい時代の胎動を感じたほどです。厳しい冬の時代の後には、必ず暖かい春が訪れます。そして来年が、皆さんにとって素晴らしい一年となることを信じています。
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【￥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり
