広報みたか2020年8月2日1面
■戦後75年「星を見上げて平和を想う」
今年の平和強調月間はご自宅でプラネタリウムをご覧ください
戦時中に海軍機搭乗員や女学生だった方々からの貴重な証言をもとに制作されたプラネタリウム番組（右記）がインターネットで配信されます。同番組の脚本・演出を担当した（一社）星つむぎの村の跡部浩一さんと高橋真理子さんによる、三鷹のみなさんに向けた特別なプラネタリウムとミニ講演会も合わせて配信しますので、ぜひご覧ください。
［問］企画経営課TEL内線2115
◆配信期間 8月1日正午〜15日（土）
◆視聴方法 市ホームページ（右記二次元コード）へ（ホームページから感想をお寄せください）
※「戦没者追悼式並びに平和祈念式典」「平和アニメ上映会」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止します。
8面関連記事も併せてご覧ください
『戦場に輝くベガ─約束の星を見上げて』
太平洋戦争末期、大学生の和夫は海軍入隊前夜に幼なじみの女学生・久子と、寂しいときには夜空のベガを見上げようと約束します。やがて和夫は、星の高さで飛行機の位置を特定する天文航法を用いて爆撃機を導く偵察員に、久子は天文航法のもととなる星の高度計算を行うことになり…。（著作・制作：山梨県立科学館）
■戦争の記憶を次世代に継承していくために
伝え残してほしい、戦争を知る世代の生きた証し
三鷹市遺族会会長 中山和政さん
今年は戦後75年目の節目に当たりますが、残念ながら、「戦没者追悼式並びに平和祈念式典」が中止となりました。しかし、戦争という悲劇を二度と繰り返さぬよう、その悲惨さと、恒久平和の尊さを次の世代に語り継ぐことの大切さはまったく変わることはありません。三鷹市遺族会としては、戦没者に対して哀悼の意をささげるとともに、ここ三鷹の地にも確かに戦争があったという事実をこれからも伝え続けていきたいと考えています。
戦後75年に平和を思う
三鷹市長 河村 孝
「戦争がない状態を平和とは呼ばない。貧困や差別も重要な平和の問題だ」。これは30年前、三鷹市に平和学者のガルトゥング教授（ノルウェー）が訪れた際の言葉です。戦後75年の間、日本が戦争をせずにいたということは、世界全体を見れば、まるで「奇跡」ともいえることです。しかし、貧困や差別の問題はどうでしょうか。人ごととは思えない状況になりつつあります。この8月の平和強調月間に、もう一度平和について深く考えてみましょう。
■戦争の体験談や資料をお寄せください
市では戦争体験をお話しいただける方や、戦争にまつわる資料（遺品、写真など）をお貸しいただける方を探しています。資料は「みたかデジタル平和資料館」や「みたか平和資料コーナー」（下記）で紹介するほか、平和展（右記）などで展示します。詳しくは同課TEL内線2115へお問い合わせください。
市ホームページ特設サイト「みたかデジタル平和資料館」
［HP］https://www.city.mitaka.lg.jp/heiwa/
8月14日（金）から新たな戦争体験のインタビュー動画を公開します。また、平和展では8月4日（火）からタッチパネルによる展示をご覧いただけます。
「みたか平和資料コーナー」を拡充しました
同コーナー（市役所3階議場棟前）では、市民のみなさんから寄贈いただいた戦争関連資料を常設展示しています。
■平和展「沖縄戦写真パネル展」「三鷹市戦争関連写真パネル展」
◆主な展示物
・太平洋戦争での沖縄の惨状や、三鷹市の空襲被害などの写真
・戦没者を追悼し、平和を祈念するコーナー
・『戦場に輝くベガ』の関連展示（天文航法に使われていた「気泡六分儀」「高度方位暦」のレプリカなど）
［日］8月3日（月）〜31日（月）の平日午前8時30分〜午後5時
［所］市役所1階市民ホール ［申］期間中会場へ
■仙川公園の新名称が決まりました
「仙川平和公園（せんかわへいわこうえん）」
平和の像（写真）や広島被爆樹木2世のアオギリなど、平和関連のモニュメントが数多く集まる仙川公園の名称を、戦後75年を機に「仙川平和公園」へと改称しました。
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【￥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり
