広報みたか2019年12月1日1面
■年末年始は火災にご用心!
新しい年を気持ちよく迎えましょう
空気が乾燥し、暖房器具などの使用が増える12月〜3月は、1年で最も火災の発生が多い時期です。市内では今年、46件の火災が発生し、2人の高齢の方が亡くなっています。忙しい年末年始は火の元に十分注意し、各家庭での防火対策をお願いします。
[問]防災課TEL内線4521
三鷹消防署 過去3年間の火災原因ワースト3
※表はPDFをご覧ください。
3年連続火災原因第1位
STOP!電気火災
コンセントや電気プラグなどに起因する火災は、発生に気付きにくいため大変危険です。ほこりがたまらないように、特に隠れているところは乾いた布などで定期的に掃除しましょう。また、たこ足配線などで定格以上の電力を使うのはやめましょう。
STOP!ガス火災
ガスによる火災で最も多いのは「こんろ」が原因の火災です。調理中に「放置する・忘れる」ケースが多く見られます。また、こんろの火が服の袖口や裾に燃え移るケースでは、素早い消火ができずにやけどが重症化することが多く注意が必要です。
STOP!たばこ火災
たばこによる火災は、初めは炎が出ず、布団や畳などを焦がしながら徐々に燃え広がるため、気付いたときには室内に有毒ガスが充満し、避難できずに命を落とす危険があります。吸い殻は確実に火を消し、ためないことが重要です。
■住宅用火災警報器は10年を目安に交換を
住宅用火災警報器を設置していると、火災による死者の発生率が4割減少するといわれています。東京都では、平成22(2010)年からすべての住宅に設置が義務付けられていますが、設置から10年の耐用年数を経過した警報器は、交換を検討する必要があります。すべての居室への取り付けと、定期的な作動確認・清掃など、適切な維持管理をお願いします。
■ご利用ください 住まいの防火防災診断
[問]三鷹消防署TEL47-0119
消防職員が、高齢者や障がいのある方など災害時に支援が必要な方のご自宅を拝見して、火災や地震、家庭内事故の安全性を診断し、改善方法などをアドバイスします。所要時間は約30分で、料金は無料です。
主な診断ポイント
・住まいに潜む火災危険の有無
・住宅用火災警報器の点検方法
・地震に備える家具の固定方法
・転倒の原因になる段差の有無
など
ご希望の方は同署へご相談ください
事前連絡のうえ、消防職員がご自宅を訪問します。詳しくは同署へお問い合わせください。
12月22日(日)〜31日(火)は歳末消防特別警戒 「もう一度 確認 安心 火の用心」
期間中、三鷹市消防団が午後7時〜10時に夜間巡回広報と警戒を行います。
■市長コラム「『ふるさと納税』が過熱しています」
三鷹市長 河村 孝
みなさんは「地方交付税」をご存じですか? これは簡単に言うと、通常の税と違って財政的に苦しい自治体に、国が交付する「税」のことです。三鷹市はおかげさまで地方交付税をもらっていませんが、だからといって三鷹市が「裕福」だという意味ではありません。都市経営で努力を積み重ねて、ギリギリ何とかお世話にならずに済んでいるということでしかありません。
ところで最近、「ふるさと納税」が注目を浴びています。自治体によってはお歳暮のカタログのような冊子を出しているところもあります。この制度が導入された当初は、国民が納税する自治体を選択できることから、第2の「地方交付税」になるのではという期待もありました。しかし、今では「返礼品」競争が生じています。
税金は、市民生活の向上のためになくてはならないものです。家の前の道路の修復、近くの樹林の保全、子どもたちのための保育園や学校教育の充実、高齢者への支援等々、挙げればキリがありません。まさに税金は市民の生活の根幹です。
私たちは、いただいた税金を豪華な「返礼品」ではなく、日々の仕事で返していくしかありません。ですが断言できることは、それによって「ふるさと三鷹」がつくられていくということです。
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり