広報みたか2019年11月17日1面
■多発する市内の自転車関連事故
交通ルールを守ることは、大切な人を守ること
自転車事故の大半は交差点での事故
昨年、市内で自転車に関連する事故は197件発生し、発生件数は多摩地区で2年連続ワースト4位でした。
1件の重大事故の裏には、事故に直結しかねない多くの交通ルール違反があります。「急いでいるから…」「自分は運転がうまいから…」など、交通ルールを守らない理由を挙げるのは簡単ですが、事故を起こしてしまったら何の言い訳にもなりません。
自転車は手軽で便利ですが、危険な事故を起こし得る「車両」です。あなたや大切な人の暮らしを守るために、運転する際は「車両を運転している」自覚をもって、安全な走行を心掛けてください。
[問]道路交通課TEL内線2883
■自転車安全走行Q&A
Q 車道を走るの?歩道を走るの?
A 車道の左側を走るのが原則、右側通行は法律違反です。ただし、下記の標識がある場合や、13歳未満または70歳以上の方、体が不自由な方は、歩道の車道寄りを徐行して通行できます。その際も歩行者が優先です。歩行者は右側を歩きましょう。
Q どの信号に従うの?
A 車道を走る時は、車両用の信号に従って走行します。ただし、「歩行者・自転車専用」と表記された歩行者用信号機がある場合は、こちらに従います。
Q 子どもと一緒に走る場合は?
A 子どもを先に走らせます。子どもが後ろの場合、急いで親を追ってしまい危険です。また、乗車用ヘルメットを着用させましょう。
Q 知っておかなければならない標識は?
A 道路標識は安全な走行のために設置されているものです。次の標識は覚えておきましょう。
一時停止/停止線、または交差点の手前で一時停止する
車両進入禁止/この標識がある場所から車両は進入できない
歩行者専用道路/車両通行不可。通行する場合は自転車から下りる
徐行/減速し、すぐに止まれる速度で走らなければならない
自転車通行止め/自転車が通行できない道路を示す
自転車横断帯/交差点などで自転車が横断できる
Q 抱っこひもで自転車には乗れるの?
A 6歳未満の幼児1人を、抱っこひもなどでおんぶして走行することは可能です。抱っこの状態での運転は危険なため、認められていません。
Q 市内ではどんな違反が多いの?
A 市内で多いのは以下の違反です。罰金や科料の対象となるだけでなく、違法な運転を繰り返したり、事故を起こして逃げたりすると、警察官に逮捕されることもあります。
右側通行!
交差点での信号無視!
一時停止の標識のある場所、交差点での一時不停止
■三鷹市自転車安全講習会
正しいルールとマナーを身に付けましょう
講話や交通安全ビデオ、安全運転○×(マルバツ)テスト、日常的にできる自転車の整備方法を紹介する講習会を年6回開催しています。受講者には「自転車安全運転証」の交付と、市立駐輪場の空き待ち時抽選の優先権が付与されるほか、TSマーク付帯保険(右記参照)の助成券(1,500円分)を配布しています。
[問]市ホームページ、道路交通課TEL内線2883へ
■事故に備えて
過去には約9,500万円の賠償請求も!
TSマークは、自転車安全整備店で点検整備(有料)を受け、加入金(1,500円程度)を支払うと貼付される印です。このマークのある自転車には、有効期限内(貼付から1年間)の事故に対して、賠償責任補償(最大1億円)と傷害補償が付きます。
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり