広報みたか2019年6月16日1面
■令和元年度補正予算案
一般会計予算総額 721億8,331万8千円
補正予算額 32億751万6千円
4月の市長選挙で選出された河村新市長の方針に基づいて、令和元年度の補正予算案が、6月6日から始まった市議会定例会で審議されています。
補正予算編成にあたっての市政運営の基本的な考え方と補正予算案に計上した主な事業をお知らせします。
■市政運営の基本的な考え方(概要)
活きいきとした三鷹の未来
「明日のまち・三鷹」の実現を皆様とともに
三鷹市長 河村 孝
私は4月の市長選挙で市民の皆様からご信任をいただき、4月30日に第7代三鷹市長に就任いたしました。「平成」最後の日から市長としての公務をスタートし、「令和」という新たな時代の幕開けの瞬間を市長として迎え、身の引き締まる思いを抱くと同時に、時代を超えて三鷹の魅力が輝きを放ち続けることができるよう、まちづくりに取り組んでいく決意を新たにしています。
私は4年前、病に倒れましたが、多くの皆様の支えもあり全快し、福祉や健康の大切さを改めて実感しています。一方で、市政を俯瞰(ふかん)的に見たとき、施策の優先順位に疑問を感じずにはいられませんでした。そのため、活きいきとした三鷹の未来、「明日のまち・三鷹」の実現に向け、三鷹市政に今一度取り組む決意をいたしました。
これからの施策の方向性については、本年度、『第4次三鷹市基本計画』の第2次改定を進める中で明らかにしていきます。しかし、次の5点については、市民の皆様、市議会の皆様、そして職員の皆さんのご理解とご協力をいただきながら、段階的に取り掛かりたいと考えています。
■段階的に取り掛かる施策
1 防災都市づくりに向けた検討と市庁舎等建替えの再調整
高い防災機能を有する強(きょうじん)なまちの構築に向けて、市庁舎、学校などの公共施設に求められる機能の水準を明確にします。市庁舎等の建替えについては一旦立ち止まり、劣化診断などの調査を実施して、一部改修や資産を活用した事業手法の検討を進めるなど、事業の枠組み全体を再調整します。
2 三鷹駅南口中央通り東地区再開発の推進
三鷹センターは市庁舎よりも古く、バリアフリーの観点からも課題があることから、三鷹駅前が活性化の拠点、まちのシンボルとなるように、子どもの総合施設となる「子どもの森(仮称)」の整備を基軸とした取り組みを最優先に進めます。
3 地域で福祉を支えていくための人財づくり
市民の中の潜在的な人財に活躍していただく環境を整備し、学びと活動の循環の仕組みを構築するため、令和2年3月末に廃止となる特別養護老人ホームどんぐり山の施設を拠点とした、人財育成の仕組みを検討します。
4 待機児童の早期解消に向けた緊急対応
令和2年度の定員拡充に向けて、私立認可保育園の開設支援を行う一方で、0〜2歳の待機児童の解消に向けて、公共施設の効率的な利用や空き家などの地域資源を活用した手法の調査・研究に取り組みます。
5 三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検
多様な団体や多世代が利用する複合施設の利点を生かして、市民参加を図りながら、使い勝手の総点検を進め、利用者満足度の向上と施設の活性化につなげていきます。
■補正予算案に計上した主な事業
◇ 市制施行70周年記念事業に向けた準備 1,198万6千円
◇ 防災都市づくりに向けた市庁舎・議場棟等整備の再調整 2,845万1千円
◇ 保育園の待機児童解消に向けた調査 300万円
◇ 幼児教育・保育の無償化の円滑な実施 3億2,830万7千円
◇ 私立認可保育園の開設支援 8億4,304万3千円
◇ ベビーセンサー等導入支援による保育施設の安全対策の強化 2,172万円
◇ 三小学童保育所分室設置による待機児童解消に向けた取り組み 1,665万5千円
◇ 風しん抗体検査および予防接種事業の拡充 6,976万8千円
◇ プレミアム付商品券の発行 1億5,332万5千円
◇ 三鷹台駅前周辺地区のまちづくりの推進 1億8,075万円
◇ 都市計画道路3・4・13号(牟礼)整備の促進 2,117万6千円
◇ 学校体育館への空調設備の整備に向けた設計 1,040万円
◇ 市債の繰上償還の実施 4億5,000万円
市政運営の基本的な考え方の全文は市ホームページでご覧いただけます
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり