緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2018年6月17日1面

■太宰治没後70年―太宰ゆかりの場所おすすめルート

 太宰治は昭和14(1939)年から23(1948)年まで、疎開期間を除く約7年半を三鷹で暮らし、『走れメロス』や『斜陽』『人間失格』など、後世まで読み継がれる代表作を執筆しました。
 市では、三鷹市ゆかりの文学者の顕彰事業や文学施設の整備に向けた検討を進めており、太宰治没後70年に当たる今年は、三鷹時代の太宰に焦点を当てた特別展を開催します(左記)。これを機に太宰ゆかりの場所を巡り、その足跡をたどってみてはいかがでしょうか。

[問]芸術文化課TEL内線2912

おすすめルート
所用時間 約2.5時間
<1>三鷹市美術ギャラリー 特別展開催中!
↓(3分)
<2>野川家跡(仕事場)※
↓(1分)
<3>小料理屋 千草跡(仕事場)※
↓(2分)
<4>太宰治文学サロン
↓(8分)
<5>太宰治旧宅跡
<6>みたか井心亭
↓(8分)
<7>連雀湯跡
 (太宰一家が通った銭湯)
  (15分)
<8>禅林寺・太宰治の墓
↓(20分)
<9>陸橋(三鷹電車庫跨線橋)
↓(8分)
<10>中鉢家跡(仕事場)※
↓(2分)
<11>うなぎ若松屋跡
 (なじみの屋台)
  (2分)
<12>田辺肉店離れ跡(仕事場)※
<13>太宰横丁
 (太宰が通った飲食店街)
※は太宰治「ゆかりの案内板」あり。

※地図はPDFをご覧ください。

みたか観光案内所
 市の観光案内所。太宰治の関連グッズや太宰人形焼(写真)など、各種おみやげも販売しています。
開館時間
 午前9時〜午後6時
休館日
 火曜日、年末年始

<9> 陸橋(三鷹電車庫跨線橋)
 昭和4(1929)年竣工。太宰のお気に入りの場所で、橋を渡る写真が残っています。

<4> 太宰治文学サロン
 太宰が通った酒店「伊勢元」跡地に立つビルの1階にあり、太宰関連の貴重な資料を展示しています。ガイドボランティア(午前10時30分〜午後4時30分)が常駐し、土・日曜日・休日は、ご要望に応じて三鷹駅周辺の太宰ゆかりの場所へ案内します。
開館時間 午前10時〜午後5時30分(入館無料)
休館日 月曜日、年末年始

<8> 禅林寺・太宰治の墓
 小説『花吹雪』の中で禅林寺にある森鴎外の墓に触れている太宰。没後は鴎外の墓の近くに葬られ、生誕の日でもある6月19日の「桜桃忌」には、墓所に毎年多くのファンが訪れます。

<6> みたか井心亭(純和風文化施設)
 太宰治旧宅にあった百日紅が庭に移植されています。
開館時間 午前9時〜午後9時30分
休館日 月曜日、年末年始
※6月28日(木)〜10月31日(水)は休館します(11面参照)が、百日紅は道路からご覧いただけます。

※写真はPDFをご覧ください。


■平成30年度特別展「太宰治 三鷹とともに―太宰治没後70年」

6月16日〜7月16日
 太宰が描いた彩り鮮やかな油絵『久富君像』や門外不出のマント「二重廻し」、珠玉の作品を生み出した愛用の万年筆など、貴重な資料を展示するほか、太宰の仕事部屋の趣を感じられる即席ミニ書斎もご覧いただけます。

[主]市、(公財)三鷹市スポーツと文化財団
[日]6月16日〜7月16日(祝)午前10時〜午後8時
(入館は7時30分まで) ※月曜日休館(7月16日は開館)。
[所]三鷹市美術ギャラリー
[¥]500円 ※_中学生以下、障害者手帳をお持ちの方などは無料。
[申]期間中会場へ
[問]山本有三記念館TEL42-6233

※写真はPDFをご覧ください。

三鷹市にゆかりの深い文学者の顕彰に関するクラウドファンディングを実施しています(2面参照)


■市長コラム「今も人びとを惹きつける太宰治の三鷹時代」

三鷹市長 清原慶子

 6月は、太宰治が生まれ、そして亡くなった月でもあります。ただ今、JR三鷹駅南口の三鷹コラル5階にある「三鷹市美術ギャラリー」において、『太宰治 三鷹とともに―太宰治没後70年』と題した特別展を開催中です(上記)。

 特別展では、執筆の際に愛用したランプのほか、太宰治が三鷹で家族とともに過ごした時代の大変貴重な資料が展示されています。

 三鷹市は(株)筑摩書房との共催で、「太宰治没後50年」を記念して20年前に「太宰治賞」を復活しました。新人文学賞として文学界における評価も高く、これまで芥川賞などを受賞する素晴らしい作家を生み出しています。太宰治賞の第1回は受賞者がいなかったことから、実質1人目の受賞者となったのは三鷹市在住の吉村昭でした。第34回の今年は、6月12日に贈呈式を行いました(写真)。

 また、10年前には「太宰治没後60年・生誕100年」を記念して、三鷹駅前の太宰治が通った酒屋の跡地に、「太宰治文学サロン」を開設しています。小さなサロンですが、ガイドボランティアの皆様の解説がとても好評です。貴重な資料による企画展示とともに、折々に朗読会なども催されています。(公財)三鷹市スポーツと文化財団でも太宰治作品の朗読会を催すなど、「太宰が生きたまち三鷹」の取り組みは多岐にわたります。

 5月には、「三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業検討会議」が発足して、山本有三、津村節子、神沢利子をはじめとする三鷹市ゆかりの文学者の顕彰の在り方、「太宰治記念文学館(仮称)」や「吉村昭書斎(仮称)」の適切な整備に向けての検討を始めていただいています。

 そして三鷹市では、太宰治や山本有三をはじめとする三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業にご寄付をお願いしています。市ホームページからは、クラウドファンディングという方式でお手軽にご寄付をしていただけます。

 この6月、太宰治をしのび、その文学といま一度出会い直してください。三鷹市ゆかりの文学者との出会いが皆様の心を豊かにすることを願っています。

※写真はPDFをご覧ください。

市長のひとことコーナー
ケーブルテレビの広報番組「みる・みる・三鷹」では「市長のひとことコーナー」を放送しています(放送時間は12面参照)。


※詳細はPDFをご覧ください。


市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり

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