広報みたか2016年11月13日1面
■地域のつながりによるあたたかい支え合いの輪が広がっています
核家族化や少子長寿化、単身世帯の増加が進む現在、誰もが安心して心豊かに暮らしていくためには、身近な地域での支え合いが必要です。市では新たな共助の仕組みとして「地域ケアネットワーク（ケアネット）」事業を推進しています。
また、こうした地域の支え合いを維持していくためには、地域の担い手となって活躍してくださる人財の育成や、支援が必要な方を支える取り組みも欠かせません。
参加者として、あるいは支援者として、お住まいの地域に広がっているあたたかい支え合いの輪に、あなたも加わってみませんか。
［問］地域福祉課TEL内線2661
■地域ケアネットワーク
子どもから高齢者まで誰もが住み慣れた地域で安心して暮らしていくための
地域ケアネットワーク
地域ケアネットワーク（以下、ケアネット）とは、7つのコミュニティ住区を基盤エリアとして、地域の住民団体や関係団体が連携する支え合いの仕組みです。ケアネットでは、地域の課題・問題の解決に向けた協議を行うとともに、地域サロンやちょっとした生活のお手伝いなど、各地域に合った取り組みを、その地域が持つ「福祉力」を生かして企画・実施しています。
◆主な構成団体・機関など
住民協議会／町会・自治会・商店会・商工会・老人クラブ／NPO法人や給食・傾聴などのボランティア団体／医師会・歯科医師会・薬剤師会／シルバー人材センター・福祉事業所など／地域包括支援センター・障がい者支援施設・子育て支援施設など／社会福祉協議会・ほのぼのネット／地域福祉ファシリテーター／民生・児童委員協議会／学校・保育園・児童館など／行政機関（市・警察・消防・保健所など）
※地域で活動している個人・団体で、ケアネットに興味がある方は、地域福祉課（上記）へお問い合わせください。
◆各ケアネット
※地図はPDFをご覧ください。
ケアネットの主な取り組み
多世代交流
子どもと大人が一緒に楽しめる「遊びを通したさまざまな催し」
竹とんぼづくりや昔遊び、絵本、紙芝居など、子ども・親・高齢者世代がみんなで遊びながら交流できる催しを企画・実施しています。普段の生活では触れ合う機会の少ない、世代の異なる住民同士が知り合い、顔の見える関係をつくることは、地域の安全・安心にもつながります。
見守り支え合い
顔見知りの関係で広がる「地域の見守りの輪」
積極的にあいさつをする運動や声かけ、見守りの方法を学ぶ学習会、ちょっとした生活の困りごとを近所の住民がお手伝いするサービスなど、各ケアネットごとに工夫を凝らし、高齢者などを地域でゆるやかに見守る仕組みづくりを進めています。
地域向け講座
防災・防犯・認知症・子育て・健康づくりなど「さまざまなテーマの講座」
地域住民を対象に、無料で参加できる講座を開催しています。これまでも「災害想像力ゲーム（DIG）」「認知症を正しく知る」「赤ちゃんの応急救護」など、多彩なテーマで開催しています。講座は知識を学ぶとともに、参加者同士が交流を持つ場にもなっています。
居場所サロン
地域の居場所として「気軽に参加できるサロン」
主にコミュニティセンターを会場として開催しているサロンは、地域のみなさんがお茶やお菓子、おしゃべりを楽しみながら情報交換ができる出会いや憩いの場です。また、相談や何気ない見守りにつながる場でもあります。体操やゲーム、季節の行事などが行われることもあり、赤ちゃんから高齢者までさまざまな方が参加しています。
■市長コラム「地域ケアネットワークのさらなる充実と発展に向けて」
三鷹市長 清原慶子
「地域ケアネットワーク（以下、ケアネット）」は、三鷹市の最重点プロジェクトの一つ「コミュニティ創生」の中核的事業です。
平成27年2月までに市内の7つのコミュニティ住区すべてで設立され、ケアネットのさらなる充実と発展に向けて、担い手のメンバーの皆様には、改めて地域の実情を活かした個性豊かな活動に熱心に取り組んでいただいています。
最近では、赤ちゃんとお母さんを対象としたサロンや赤ちゃんの応急救護講習会など、子育て世代を対象とした事業が数多く開催されています。
構成メンバーの団体との共催で、認知症サポーター養成講座や健康づくり事業を行うケアネットもあり、共催することにより、事業の広がりや活性化につながっているようです。
顔と名前の一致するつながりづくりは、参加者の皆様はもちろんですが、担い手のメンバーの間でも重要です。ケアネットの運営会議の中で、各構成団体が把握しているニーズや課題を共有し、人財やアイデアを紹介する取り組みが見られます。会議の情報交換の場では、お一人おひとりが発言することで満足度が増すようにと、各ケアネットでさまざまな工夫が凝らされています。
どうぞ、この特集号をご覧になり、ケアネットの参加者として、あるいは担い手として、相互の信頼に基づく地域のつながりと支え合いの輪を広げていただきたいと思います。
これからも、赤ちゃんから高齢者までの多世代が、住み慣れた地域で安心して生き生きと暮らせるように、地域の団体や関係機関の皆様の連携によって、共助の絆づくりや健康長寿と子ども子育て支援のまちづくりを進めていただけるように願っています。
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【￥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり
