広報みたか2016年7月3日1面
■「使える」サービスいろいろ!夏も快適・便利な図書館活用のススメ
市の図書館は、幅広いジャンルの本・雑誌やCDなどがそろうみなさんの書斎です。資料の貸し出しはもちろん、ほかにもさまざまなサービスを用意して、みなさんをお待ちしています。今まで図書館をあまり利用する機会がなかった方も、この夏、涼しくて快適な図書館へ気軽にお立ち寄りください。
[問]各館(下記)・[HP]https://www.library.mitaka.tokyo.jp/
12面「夏の図書館の催し」も併せてご覧ください。
新着図書は毎週500冊以上。
最新の図書情報もチェックできます!
図書館の新着図書は、全館で毎週500冊以上にのぼります。人気作家の本や話題の本、雑誌の最新号(一定期間は閲覧のみ)などもそろえており、さまざまなジャンルの最新資料を提供しています。図書館ホームページでは新着図書を確認できるほか、貸し出し・予約ランキングなどもチェックできます。
気軽にインターネットで予約して
お近くの館で受け取り、返却できます
利用者IDとパスワードを登録すれば、図書館ホームページや携帯サイトでも資料を予約できます。検索・予約画面で全館の蔵書から読みたい本などを探し、受け取りは、自宅近くのお好きな館を指定することもできます。本館と三鷹駅前図書館は、平日午後8時まで開館しているので、お勤め帰りの受け取りにも便利です。
絶版本やバックナンバー
懐かしの名曲なども所蔵しています
古い本などがあることも、図書館の魅力の一つです。図書館が所蔵する資料の中には、市場にはもう出回っていない絶版本や雑誌のバックナンバー、懐かしの歌謡曲や落語のCDなども含まれています。思い出の一冊を探すために図書館へ…というのも、楽しい使い方としてお勧めです。
市の蔵書にない資料はほかの図書館からお取り寄せ
読みたい本が図書館に所蔵されていない場合は、気軽に各館の職員にお声掛けください。近隣自治体や都立図書館の蔵書をお調べします。貸し出し可能なものが見つかれば、市内在住・在勤・在学の方は、取り寄せもできます。
図書館職員がみなさんの調べものをお手伝いします
図書館では、調べものや資料・情報探しのお手伝いをする「レファレンスサービス」を行っています。各館の職員へ気軽にお尋ねください。また、電話や図書館ホームページでも同サービスを受け付けています。利用者のみなさんの知的好奇心を図書館の職員がサポートします。
〈こんな質問にもお答えしています〉
◇昔読んだ本の題名を思い出したい。
◇好みを聞いて、お薦めの本を紹介してほしい。
◇市にゆかりのある作家の本が読みたい。
公衆無線LANを提供。インターネットが使えます
図書館では、公衆無線LANを提供しており、お手持ちのスマートフォンやノートパソコンなどを使ってインターネットに接続することができます(下連雀図書館を除く。電源の提供は南部図書館のみ)。公衆無線LANは利用カードがない方でも、運転免許証や保険証、学生証など住所の確認できる書類があれば利用可能です。夏でも涼しく快適な図書館なら、調べ学習や情報収集もはかどります。
市立図書館
三鷹図書館(本館)(上連雀8-3-3/TEL43-9151)
下連雀図書館(下連雀6-13-13/TEL43-9159)
東部図書館(牟礼5-8-16/TEL49-3851)
西部図書館(大沢2-6-47/TEL33-1311)
三鷹駅前図書館(下連雀3-13-10/TEL71-0035)
南部図書館みんなみ(新川5-14-16/TEL76-5571)
■市長コラム「今こそ、子どもたちに本を 大人にも本を」
三鷹市長 清原慶子
JR三鷹駅南口から玉川上水沿いの「風の散歩道」をしばらく行くと、右側にあるのが「三鷹市山本有三記念館」です。これは大正時代に建てられた洋館で、昭和11年から21年までここに住んだ山本有三は、『真実一路』『路傍の石』をはじめ多くの作品を残しています。同記念館は平成8年11月3日に開館し、今年でちょうど20周年を迎えています。
また、三鷹市は「太宰が生きたまち・三鷹」として、6月には筑摩書房と共催している『第32回太宰治賞』の贈呈式を行い、ご遺族の津島家から寄託された太宰治が描いた貴重な絵画を含む『太宰治資料展 II 』も開かせていただきました。
このように、三鷹市はこれまでも、そして今も多くの文学者が住まい、作品を創作してくださっている「文学のまち」なのです。武者小路実篤と山本有三は名誉市民であり、昨年11月には夫である故・吉村昭さんとともに三鷹に住み多くの作品を生み出してくださっている作家の津村節子さんに名誉市民になっていただきました。
さて、山本有三は、この地で「ミタカ少国民文庫」を開設するなど、「子どもたちに本を」という思いを実践していました。建物は戦後、一時接収されますが、昭和31年に有三が東京都に寄贈し、翌年「有三青少年文庫」が開設されました。その後、昭和60年に三鷹市に移管された後も「有三青少年文庫」は継承され、子どもの読書を支えていました。平成8年に記念館となり文庫の役割を終えましたが、ただ今、『有三文庫の思い出〜子どもたちに本を』という企画展を9月4日まで開催しています。
現代社会では、パソコンやスマートフォンが普及し、インターネットを介して多くの情報があふれています。だからこそ、真実を見極めるためにも、子どもたちが本に出会い読書に親しむことができる環境を作ることの大切さを痛感しています。今こそ、「子どもたちに本を、大人にも本を」ということの大切さを、この企画展を通して、皆様にも改めて実感していただければ幸いです。
市長のひとことコーナー
ケーブルテレビの広報番組「みる・みる・三鷹」では「市長のひとことコーナー」を放送しています(放送時間は12面参照)。
市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり