緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2016年4月24日14面

■第4次基本計画(第1次改定)の経緯

 同計画改定の取り組みは平成25年度から始まりました。多様な市民参加の機会を設けて市民のみなさんのご意見を反映してきた経過を含め、計画確定に至るまでの取り組みついてご紹介します。

平成25年度の取り組み
平成26年2月〜27年3月 三鷹まちづくり総合研究所「持続可能な都市経営と基本計画改定等の将来課題に関する研究会」での検討
  三鷹ネットワーク大学の「三鷹まちづくり総合研究所」に、「持続可能な都市経営と基本計画改定等の将来課題に関する研究会」を設置し、検討内容を報告書にまとめました。

平成26年度の取り組み
10月 「三鷹を考える論点データ集2014」の発行
近隣市との比較データなどを掲載し、市の課題や取り組み状況を視覚的に分かりやすくまとめた冊子を発行しました(1部1,000円で販売)。
10月 「三鷹を考える基礎用語事典(web版)の発行
市政の課題や取り組みの内容を事典スタイルで編集し、項目別に示しています。
平成27年2月 「第4次基本計画第1次改定等に向けた市民満足度・意向調査」の実施
改定に向けた基礎調査の一環として、現行計画の施策に対する市民の意向などを十分把握するため、市民満足度・意向調査を実施しました。
平成27年3月 「計量経済モデルによる三鷹市経済の長期予想(平成27年3月修正)」の実施
「平成23年版計量経済モデル」を利用して、市の将来像を描くための基礎資料として作成しました。3つの経済見通しのモデルケースを設定し、2025年までの人口推計を中心に長期予測結果を示しています。
各市民会議・審議会などによる計画の達成状況の検証と計画改定に向けた提案

平成27年度の取り組み
第1ステップ 施策論点集による市民参加
「第4次基本計画第1次改定に関する基本方針・施策論点集」の作成
改定に向けた考え方や基本方針をまとめ、個別計画を含めた検討資料として公表しました(平成27年6月三鷹市議会報告)。
6〜9月 各市民会議・審議会などに対する意見聴取
7月 広報みたか(7月5日発行号)でのお知らせ
「基本方針・施策論点集」の概要などについて、掲載しました。

第2ステップ 骨格案による市民参加
「第4次基本計画第1次改定(骨格案)」
施策論点集についての意見募集などで寄せられたご意見などを踏まえ、施策の体系、重点事業の選択、各章の基本的考え方、主要事業を示した同計画の骨格案を公表しました(平成27年9月三鷹市議会報告)。
7〜11月 まちづくりひろばの実施…14面<1>
市の政策について、イベント会場にてシール投票を実施しました。
9月 広報みたか(9月20日発行号)でのお知らせ
市民参加の取り組みの概要を掲載しました。
9・10月 さんポキの実施…14面<2>
スマートフォンアプリ「さんポキ」を使って、市の魅力を募集しました。
10月 広報みたか特集号(10月11日発行号)の発行およびアンケート調査の実施…14面<3>
骨格案に関する特集号を発行するとともに、アンケートを実施しました。
10・11月 まちづくり懇談会の実施…14面<4>
各コミュニティセンターにて、市の今後8年間の方向性を視野に入れた議論を行いました。
10・11月 みたかまちづくりディスカッションの実施…14面<5>
無作為抽出の市民による市民討議会形式の「みたかまちづくりディスカッション」を実施しました。
11月 みたかネットワーク大学による関連講座の実施
専門家と受講者との情報共有を図るため、まちづくりに関する講座を実施しました。

第3ステップ 素案による市民参加
「第4次基本計画第1次改定(素案)」

骨格案への意見を踏まえた全文が掲載された素案を公表しました(平成27年12月三鷹市議会報告)。
12月 広報みたか(1月17日発行号)でのお知らせ
骨格案に寄せらせた主な意見を掲載しました。
平成28年1・2月 パブリックコメントの実施
平成28年1月12日から2月1日まで、パブリックコメントを実施しました。
3月 みたかまちづくりディスカッション報告書の提出

平成28年3月 「第4次基本計画(第1次改定)」確定

※詳細はPDFをご覧ください。


■骨格案に係る市民参加の取り組み

 市民のみなさんのご意見などをいただく機会として、広報みたか特集号骨格案アンケート、まちづくり懇談会、まちづくりひろば、さんポキ、みたかまちづくりディスカッション、個別の市民会議・審議会などに対する意見聴取を実施し、延べ7,666人から1,670件の意見をいただきました。市はこれらの取り組みで出された意見や提案を基本計画や個別計画の素案などへ反映するよう努めました。
 ※15面第2ステップ<1>〜<5>と併せてご覧ください。

<1>まちづくりひろば
日程:平成27年7月18日(土)〜11月15日(日)
会場:各イベント会場
参加者:4,009人
 市内のイベント会場で基本計画に関するパネル展示と市職員による概要の説明を行い、計画に掲載予定の施策や地域課題について共感したり重要だと思うテーマに、来場者によるシール投票を行いました。

<2>さんポキ
日程:平成27年9月26日(土)〜10月25日(日)
会場:市内ほか
参加者:527人
投稿数:18,822件
 無料のスマートフォンアプリ「さんポキ(写真)」では、三鷹の魅力的だと思う場所やモノの写真やコメントを投稿してもらい、利用者間で共有しました。また、投稿された写真については、「みたかまちづくりディスカッション」の参加者への基礎資料として掲示しました。

<3>広報みたか特集号骨格案アンケート
実施期間:平成27年10月9日(金)〜11月2日(月)
提出者:2,925人
意見数:1,211件
 「広報みたか第4次基本計画第1次改定骨格案特集号」を発行(平成27年10月11日)し、同計画および各個別計画の骨格案の概要を掲載しました。併せて、アンケートはがきを配布しました。

<4>まちづくり懇談会
日程:平成27年10月3日(土)〜11月14日(土)
会場:7つのコミュニティセンター
参加者:122人
意見数:262件
 懇談会では、基本計画の概要や、都市空間整備の方向性について、説明を行いました。また、少人数のグループに分かれ、地域のみなさん同士で「話そう 地域の未来」をテーマにワークショップ形式による話し合いを行い、最後に各グループで出た意見を発表するなど、まちづくりに関する議論を行いました。

<5>みたかまちづくりディスカッション
日程:平成27年10月31日(土)・平成27年11月1日(日)
会場:三鷹市公会堂さんさん館
参加者:83人
意見数:197件
 無作為抽出の市民による討議会「みたかまちづくりディスカッション」は、平成18年に全国の自治体で初めて三鷹市で開催して以来、7回目の開催となりました。今回は、住民基本台帳から1,800人を無作為抽出し、103人の方から参加の承諾をいただきました。
 当日は、3テーマ(「新川防災公園・多機能複合施設(仮称)を拠点とした地域の元気を創造するまちづくり」「活力と魅力のあるまちづくり」「これからの地域福祉と、人と人が支えあうまちづくり」)で15グループに分かれ、2日間で4回の熱心な話し合いが行われました。


■パブリックコメント 第4次基本計画第1次改定(素案)に対するパブリックコメントの結果をお知らせします

 1月12日から2月1日にかけて実施した素案に対するパブリックコメントでは、10人の方々から46件のご意見をいただきました。主なご意見とそれに対する市の考え方は以下のとおりです。
●は、主なご意見 →は、市の考え方

子育て世代に対する予算配分を大きくしてほしい。
→重点プロジェクトの1つとして「子ども・子育て支援」プロジェクトを位置付けています。施策の重点化を図りつつ、みなさんからお預かりした貴重な限られた財源を有効に活用し、将来にわたって効果的な取り組みとなるよう、市民ニーズに合った事業の優先順位を定め、魅力ある施策を進めていきます。
地球温暖化対策の強化を最重点プロジェクトに追加してほしい。
→重点プロジェクトの1つである「サステナブル都市」プロジェクトでは、「環境保全」「緑・農地の保全」「経済発展」「社会・文化」「交通・エネルギー」の5つの視点を統合的に包含し活力ある地域となるような施策展開を目指しています。地球温暖化対策に向けた省エネルギー対策や再生可能エネルギーの利用拡大など、環境面にも配慮した施策を進めていきます。
新川防災公園・多機能複合施設は、整備に税金をたくさん使い、ランニングコストもかかるため中止してほしい。
→三鷹中央防災公園・元気創造プラザの整備については、耐震性に課題のある老朽化した施設の安全性を確保するため、都市再生プロジェクトの中核的事業として取り組んでいます。事業の推進に当たっては、開館時間の拡大や質の高いサービスの提供により、時間・面積当たりのコスト削減を図るなど、効率的な運営に努めていきます。
災害への対策と国際化について、震災経験都市を参考に、現行の施策や事業の体系を再評価してほしい。
→「第1部-第1 国際化の推進」および「第3部-第4 災害に強いまちづくりの推進」の施策や事業の体系については、「計画改定の背景と施策の方向」に記載の「東日本大震災以降の危機管理意識の高まりと広がり」など7つの背景を踏まえ、三鷹市地域防災計画などと連携を図り定めています。
三鷹の農業の安全性向上を図るため、慣行農業から有機農業、自然農への転換を図ってほしい。
→「第2部-第2 都市型農業の育成」の体系である「魅力ある都市農業の育成」の中で、環境保全型農業の推進として、有機肥料や低農薬農業の支援を記載しています。
三鷹駅前南口中央通り東地区再開発の事業化に向けて、回遊性やにぎわい創出していくための多世代向けのイベント広場として活用するために、市民意見を聞く場を設けてほしい。整備に当たっては、商業発展や緑と水の公園都市の視点を入れて整備してほしい。
→三鷹駅南口中央通り東地区では、第一種市街地再開発事業に向けて、市も地権者として協議会に参加し、合意形成および施設計画の検討を進めています。今後、権利関係者の合意形成などが進み、都市計画等を定める際に、市ホームページなどでお知らせするとともに広くご意見を伺っていきます。
井口特設グラウンドは、野球・サッカーなどができる場であり災害時の一時避難所でもあるので売却しないでほしい。
→井口特設グラウンドは、総合スポーツセンター(仮称)の建設用地として確保し、事業開始までの間、暫定的にグラウンドとして利用していただきました。三鷹中央防災公園・元気創造プラザ事業を推進していることや、市所有資産の売却を進めるべきとの声もあることから売却する方針としています。売却に当たっては、周辺環境との調和などを十分考慮し、利用者、近隣のみなさんのさまざまな意見も伺いながら進めていきます。なお、大沢野川グラウンドとして活用している野川大沢調節池が、東京都の貯留量増強工事によりおおむね5年にわたり利用ができなくなることから、市内のスポーツ施設の状況を考慮し、井口特設グラウンドの売却時期を計画後期に変更します。
東京外かく環状道路は環境破壊につながるので中止し、福祉に税金を使ってほしい。
→外環道路は交通渋滞の緩和および大気汚染など環境改善を図るための広域的な交通ネットワークを形成する道路として必要な環状道路です。今後も事業の各段階において、地元住民の方々の意見を聞きながら進めることや、適切な環境整備や環境対策が図られるよう国などに求めていきます。
高齢者がより安心、安全に活動できるように商店街や歩道、神田川沿いにちょっとしたベンチを設置してほしい。
→「ベンチのあるみちづくりの推進」の中で、ひと休みできる場として、歩道や沿道にベンチ(愛称名:ほっとベンチ)を設置しています。本事業は、事業の趣旨に賛同してくれる方の温かい寄付により実施していますので、今後も事業のPRに努めていきます。
地域での活動の場や高齢者・障がい者の住まい、オリンピック・パラリンピックを見据えた民泊への対応など、地域課題を解決するための総合的な空き家の対策・対応を進めてほしい。
→「空き家対策の推進」の中で、適切に管理されていない空き家については、周辺の住環境に影響を及ぼす防犯、防災、衛生面に対し、市内外の関係機関との連携や所有者などによる自主的な対応を促す取り組みを進めます。また、空き家を活用した手法については、事業実施の課題などを整理し研究していきます。
コミュニティバスの路線を見直してほしい。
→「都市再生と連携したみたかバスネットの推進」の中で、「コミュニティバス事業基本方針」に基づき、路線バスと補完交通としてのコミュニティバスの役割分担を踏まえ、交通不便地域の改善などの地域特性に合わせたコミュニティバスの運行に向けて、バスルートの見直しなどを進めます。
温暖化対策や省エネ創エネ啓発活動に取り組む市民活動との連携や活動支援をしてほしい。
→「第4部-第1 環境保全の推進」の「推進体制の整備」の中で、「市民・事業者・NPO等との連携の強化」を記載していますので、引き続き推進していきます。
資源循環型ごみ処理の推進として余熱を利用したエネルギー回収を推進してほしい。
→「第4部-第2 資源循環型ごみ処理の推進」の主要事業として、クリーンプラザふじみの安定的な運営における、ごみ焼却の際に発生する熱を利用したエネルギー回収の推進を記載しています。今後、三鷹中央防災公園・元気創造プラザにおいて、ごみ焼却の際に発生する熱を利用した電気と温水の利用をしていきます。
介護認定に関係なく年齢だけでも入所できる介護施設を作ってほしい。
→介護施設は要介護認定のある方を対象としており、制度上、年齢だけでの入居は困難ですが、高齢者が地域で安心して暮らし続けられるよう、多様な住まいの誘導・促進について取り組んでいきます。
認可保育園と認証保育園の利用差額を認証保育園に子どもを通わせる家庭へ助成してほしい。
→在宅子育て支援や幼稚園、民間保育園利用者などへの公平性を保つことを優先して検討していくこととします。
学校給食に用いる食材は市内産であるかどうかではなく、農薬の不使用、放射能の非検出など、安心ではなく安全を基準に選定してほしい。
→「学校給食の充実と効率的な運営」の中で、安全でおいしい学校給食の充実を図っています。学校給食に用いる食材については、食材の登録制など安全で良質な食材の使用を推進しており、また、全校定期的に放射性物質検査を実施し、結果については、市のホームページや広報みたかによる公表を行っております。今後も引き続き、安全でおいしい学校給食の充実を図ります。
乳幼児向け図書館サービスが平日に集中しているため、共働き家庭のために週末開催も実施してほしい。
→「乳幼児向けサービスの充実」の中で、週末イベントの開催も含めた、各種サービスの充実を図ります。
体育館のトレーニング設備の充実や仕事帰りなどでも利用できる時間帯に事業を実施してほしい。
→「『スポーツ推進計画2022』の推進」として定めている、同個別計画内の「スポーツ施設の整備と充実」の中で、体育館などのスポーツ施設について、利用ニーズに合わせた施設開放、運用方法の改善を図ります。

 第4次基本計画第1次改定素案に対していただいた全てのご意見とそれに対する市の考え方などは、相談・情報センター(市役所2階)、市政窓口、市民協働センター、図書館で閲覧できるほか、市ホームページ「パブリックコメント」で閲覧できます。

パブリックコメント 市の重要な政策を策定する際に、原案を公表して広く市民のみなさんから意見を求め、いただいた意見を考慮しながら政策を決定すること。


※詳細はPDFをご覧ください。


市外局番「0422」は省略。 【主】主催者 【日】日時・期間 【人】対象・定員 【所】場所・会場 【講】講師 【¥】費用 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり 【手話】手話・要約筆記あり

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