緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2016年3月20日1面

■誰もが笑顔で暮らせるまちが、いいね!

 「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」が、4月1日から施行されます。この法律は、障がいのある方への差別をなくすことで障がいの有無にかかわらず、お互いに尊重し合いながら共生できる社会をつくることを目的としています。
 障がいのある方が暮らしやすいまちは、障がいのない方にとっても暮らしやすいまち。一人ひとりのちょっとした心配りが、笑顔あふれるまちをつくります。
[問]障がい者支援課TEL内線2651

ここがポイント
 障害者差別解消法の施行により、行政機関等(国、地方公共団体など)や事業者(個人事業者、NPO法人など)は、障がいのある方に対する「不当な差別的取り扱いの禁止」と「合理的配慮の提供」が求められるようになります。

不当な差別的取り扱い(※1)の禁止
※1正当な理由もなく、障がいがあるということでサービスなどの提供を拒否したり、制限したりすること。
たとえば…
・不動産業者に「障害者手帳をお持ちの方は入居できません」と言われた。
・聴覚に障がいのある方が、病院で診察結果を知りたいと思い筆談を依頼したが断られた。

※画像はPDFをご覧ください。
※盲導犬・聴導犬・介助犬は法律により、公共施設をはじめ、飲食店やスーパー、ホテルなど、さまざまな場所に同伴できると定められています。

合理的配慮(※2)の提供
※2障がいのある方から何らかの配慮を求められた場合に、負担になり過ぎない範囲で行うこと。
たとえば…
・手話や筆談、読み上げなど、障がいの特性に合わせた手段で対応する。
・車いすを利用している方が乗り物に乗るときに手助けする。
・ヘルプカード(右記)を持っている方へ、記載された内容を確認して適切な支援を行う。

※画像はPDFをご覧ください。

2面関連記事も併せてご覧ください


■市の4月からの新たな取り組み

案内窓口に手話通訳者を配置します
 市役所や教育センターでの手続きの際に、相談や案内などの通訳をするため、手話通訳者を毎週金曜日に配置します。

窓口に筆談ボードを設置します
 筆記などによる円滑なコミュニケーションを行うため、全ての窓口に筆談ボードを設置します。

講演会・講座などに手話通訳者などを派遣します
 市で開催する市民会議などの傍聴や、市主催の講座やイベントなどへ、必要に応じて手話通訳者・要約筆記者を派遣します。

職員向けに研修を行っています
 2月に制定した「三鷹市職員の障がいを理由とする差別解消推進対応要綱」に基づき、法の理念・趣旨を正しく理解し、適切かつ積極的な対応が行えるよう、職員研修を実施します。
※職場を監督する管理職の職員全員には、2月に先行して実施しています。

知っていますか? ヘルプカード
 「ヘルプカード」とは、障がいのある方が普段から身に着けておくことで、周囲に手助けを求めやすくするためのものです。
ヘルプカードの配布
 障がい者支援課(市役所1階15番窓口)で配布または郵送しています。

※画像はPDFをご覧ください。
裏面に手助けしてほしい内容を記載できるようになっています。


■市長コラム「図書館へ行こう!―津村節子さん特別展示を開催中」

三鷹市長 清原慶子

 昨年11月3日の三鷹市の市制施行日に、市制施行65周年を記念して、市内在住の作家、津村節子さんを名誉市民として表彰をさせていただきました。『玩具』という作品で芥川賞を受賞されている津村さんは、夫で、太宰治賞の初めての受賞者である作家の故・吉村昭さんと、長年にわたり三鷹市内にお住まいになり、多くの作品を産み出されてきました。

 ただいま4月3日までの間、三鷹市立図書館(本館)では、「特別展示「作家 津村節子の世界〜夫 吉村昭とともに」を開催」の特別展示を開催しています。津村さんのご厚意によりまして、推敲(すいこう)の様子が分かる貴重な自筆原稿をはじめ、愛用の万年筆や取材で愛用されていたバッグなども展示しています。また、平成15年、恩賜賞・日本芸術院賞を受賞され日本芸術院会員になられた際に、天皇、皇后両陛下に作品についてご説明をされている際の写真や、ご夫婦で井の頭公園を散策されているときの写真など、貴重な資料を展示しています。

 さて、人類の「発明」を振り返ると、火の発明は食物の煮炊きや暖をとることを可能にし、産業を振興させるだけでなく、「のろし」のような遠隔への伝達手段をもたらしました。文字や紙、活版印刷の発明は、新聞や書籍というマスメディアを誕生させ、地理的制約を超えた情報共有を実現するとともに、時間的制約も超えて、出来事、知恵や知識、技術や思想などの蓄積と伝達を可能にし、情報と文化の共有をもたらし、新しい科学、文化、技術の創造を促してきました。

 今や情報通信分野の技術革新は、パソコンやスマートフォン等を普及させ、インターネットを通じて高速の情報処理と広範囲の情報伝達を可能にしていますが、こうした時代でも「図書館」は書籍や絵本などを通じて市民の皆様を科学や文学の世界に誘う身近な拠点として、有意義であり続けると私は思います。

 どうぞ、津村節子さんの特別展示を開催中の市立図書館(本館)をはじめ、多様な企画でお迎えしている各分館をぜひご利用ください。

※写真はPDFをご覧ください。

市長からのひとことコーナー
ケーブルテレビの広報番組「みる・みる・三鷹」では「市長のひとことコーナー」を放送しています(放送時間は8面参照)。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり

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