緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2014年8月17日12面

■太宰治賞受賞者 井鯉こまさん寄稿文

「コンとアンジ」で第30回太宰治賞を受賞した井鯉(いこい)こまさん(写真)が、6月28日に行われた太宰治朗読会に合わせて三鷹を訪れた時のエピソードを寄稿してくださいました。

 その日は、三鷹市の方が市内を案内してくれるというので、なるべく心を軽くして、そのツアーを楽しみたい、午後には人前で太宰治賞受賞者の紹介があるというので、ただでさえ緊張するに違いないのです。三鷹のエピソードといえば、中学の夏休みに、三鷹市内に住んでいる従姉(いとこ)が「美青年の店員がいる」という、つけ麺屋に二人で足しげく通った話があったため、私はこの寄稿文を半ば書いた気でおりました。ところが出掛けに地図で三鷹市を眺めますと、市の南端にあるはずの京王線つつじヶ丘駅は、ぎりぎり三鷹市ではない。駅前にあったはずのつけ麺屋はというと、三鷹市内にあるか定かでない。定かでないものを三鷹のエピソードとして書くわけにはいかない、ああ困った、つけ麺屋での恋のエピソードが書けなくなったと、浮かぬ気持ちで中央線に乗りました。中央線高尾行きといえば学生の頃よく利用したものです。しかし私は三鷹駅で降りたことがありません。吉祥寺駅で下車し、井の頭公園にはよく行きました。でも、吉祥寺駅は三鷹市ではない、それは知っています。同じ間違いはしません。

 新宿から吉祥寺まで、景色は雑居ビルが並び、ビル群はこちらに迫ってくるように線路沿いに建っていますが、三鷹の領域に入った(かどうかは厳密にはわかりませんが)とたんに景色は住宅地に変わり、視界がぱっとひらけます。駅に着くと、最近再開発されたのでしょうか、とてもきれいです。三鷹市の方と南口を出て、太宰治文学サロンへ向かいました。このサロンは『伊勢元酒店』の跡地に開設されたそうです。それを私はどう聞き違ったのか、「焼き鳥屋のですね?(よく呑みに行きました。井の頭公園の前にもありますよね、でもあそこはぎりぎり三鷹市ではない、大丈夫です、そこはちゃんと心得ております、しかし井の頭公園自体は三鷹市にありますし、太宰の小説にも井の頭公園はよく出てきます、もしかしたらその焼き鳥屋か、それに似た呑み屋へ通ったかもしれないですね、このつながりはまさにロマン、太宰が生きたまち・三鷹を歩くロマンですね云々)」と話をつづけたく、はりきって聞いたのですが、「あ、それは違います」とのこと。太宰がウイスキーを買いに訪れていた酒屋さんだそうです。

 太宰が入水したという、いまではその面影のない穏やかな玉川上水沿いの道を、そろいのキャップ帽をかぶった子どもたちの列が歩いていきます。所々レンガ色の、ランプの飾りがある道です。三鷹の森ジブリ美術館へ子どもたちが多く歩くため、道を整えたそうです。私は無理にロマンを探す歩き方をやめ、いまいるひとのために手入れされている街を、ゆっくり歩こうと思いました。

 とはいえ、エピソード探しを捨てきれない私は、その後、筑摩書房の方が古本屋さんへ行くというので、ついて行きました。三鷹駅は、三鷹市の最北にあります。そのあたらしく素敵な古本屋さんが三鷹市内にあるかというと、三鷹駅北口を出て少し歩いたところにあります、とだけ書いておくのが良いようです。

※詳細はPDFをご覧ください。


■竹久夢二が遺したもの 生誕130年、没後80年を迎えて

竹久夢二展 記念講演会

 「広報みたか」8月3日発行号で紹介した三鷹市美術ギャラリー特別展「大正ロマンの恋と文(ふみ)」の関連イベントとして、講演会を開催します。今年、生誕130年を迎えた竹久夢二の生涯と功績を、夢二と親交が深かった故・高相利郎さんから生前に市が寄贈を受けた「高相コレクション」を交えて紹介します。

[日]9月21日(日)午後2時〜3時30分(午後1時30分開場)
[人]60人
[所]三鷹ネットワーク大学
[講]竹久夢二研究家で町田市民文学館学芸員の谷口朋子さん
[物]同展の観覧券(半券も可)
※当日会場でも購入できます。
[申]9月7日(日)(必着)までに往復はがきで必要事項(11面参照)を「〒181-0013下連雀2-12-27山本有三記念館」へ(応募は1枚につき1人。複数枚の申し込みはできません。申込多数の場合は抽選)
[問]同館TEL42-6233

※詳細はPDFをご覧ください。


■第47回三鷹阿波おどり

8月30日(土)31日(日)
 三鷹の夏の風物詩「三鷹阿波おどり」が今年も開催されます。
 市内外、約30のグループ(連)が華麗な踊りを披露します。ぜひ、ご来場ください。

[主]三鷹阿波踊り振興会
[所]三鷹南口駅前商店街(中央通り)
[問]同振興会事務局TEL49-3111(三鷹商工会内)

写真コンクールにご応募ください
 当日撮影したスナップ写真をお寄せください。くわしくは同振興会事務局へ。

8月30日(土)
開会式 午後5時30分
踊り開始 午後6時
終了 午後9時

8月31日(日)
踊り開始 午後6時
表彰式 午後8時40分
終了 午後9時

※詳細はPDFをご覧ください。


■三鷹市立図書館 開館50周年記念写真原画展

「写真絵本・ノンフィクション作家 大塚敦子の仕事
本をとおして伝えたいこと-ともに生き、ともに支える」

 人と動物の絆や死に向かい合う人々の姿を記録してきた大塚敦子さんの絵本の写真原画などを展示します。

[日]8月19日(火)〜9月21日(日) [所]三鷹図書館(本館)
[申]期間中会場へ [問]同館TEL43-9151

◇大塚敦子(おおつか・あつこ)さん(写真)プロフィル
 昭和35(1960)年、和歌山県生まれ。三鷹市在住。著書に「平和の種をまく ボスニアの少女エミナ」(岩崎書店)「いつか帰りたい ぼくのふるさと 福島第一原発20キロ圏内から来たねこ」(小学館)など。写真絵本「さよなら エルマおばあさん」(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞。

※詳細はPDFをご覧ください。


■夏休みの終盤は児童館で盛り上がろう!東児童館の子ども夏まつり

※自家用車での来館はご遠慮ください。

 子ども実行委員による射的やピンボールゲーム、スーパーボールすくいのお店のほか、かき氷や焼きそば、カレーうどんなどの模擬店が登場します。キッズダンスや中高生バンドのステージでは、子どもたちが日ごろの成果を発表。閉会式では景品が当たる抽選会や花火も行います。ご家族やお友達と、ぜひお越しください。

[日]8月23日(土)午後3時45分〜7時15分(子ども実行委員のお店は6時30分まで)
[¥]模擬店など一部有料
[物]水筒、箸、リュックサックなど両手の空くかばん
[申]当日会場へ
[問]同館TEL44-2150

臨時休館のお知らせ
 準備・片付けのため、8月22日(金)午後、24日(日)終日、25日(月)午前は休館します。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保育】保育あり

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